書籍・雑誌

【今週のお話 003】さよなら松本零士先生

332491788_501834768785661_86392609379655

▼マンガ家の松本零士先生が亡くなった。これは僕ら世代にとってはかなりショッキングなできごとである。先生が亡くなるその前日に僕は先生の描くドクロがイメージとして浮かんでその意匠を真似たドクロを使って工作を1つしている。虫の知らせとはこのことか。

 上の画像はその先生が亡くなったというニュースを聞いて僕が書いた先生への追悼文…というとおこがましいけど、書いたもの。先生のマンガには本当にたくさんのことを教わったと思う。生き様、死に様、勇気、友情、愛と別れ、涙、努力、あきらめ、絶望、そこそこの幸せ。大切なことはかなり松本マンガから吸収した。

 僕が松本零士先生のマンガにどっぷりと浸かったのは遅くて『銀河鉄道999』からだ。アニメになる前から読み始めた。僕はマンガは雑誌では読まないのでコミックスで追いかけた。物語冒頭、カッコイイ銀河超特急がメガロポリス東京に降りてくる。これが999号かと思ったらこれは776号。999号が蒸気機関車型だと知ってビックリした。アニメが始まったのはコミックスが4巻ぐらい出たころだったろうか。
 始まったアニメは鉄郎もメーテルも車掌さんも知ってる声優さんだけどこれ以上にない絶妙なキャスティングに感動した。アニメも原作のマンガもそれから長く長く続いた。999は先生の作品のすべてが詰まっている。四畳半ものも美女もSFも。だからやっぱり999が好きだ。
 しかし基本のストーリーは映画版で先に完結してしまったので僕はそれで満足し、コミックスは最終巻の一歩手前、10巻ぐらいで失速リタイヤしてしまった。あんなに好きだったのに。だから原作がどういう終わり方をしたのか知らずに何十年も過ごした。
 999はリタイヤしたのだけれど、他の作品は他にも読んでいる。『ガンフロンティア』や『セクサロイド』、FM雑誌『FMレコパル』に連載の音楽漫画『不滅のアレグレット』など。しかし、今も手元に残っているのは『トラジマのミーめ』だけ。しかもこの本は読むと絶対泣いてしまうので読めない。

 999の映画版が公開されたのは中学三年生のころかな。実は映画版は劇場では観ていない。一人で映画に行くという習慣もなかったし、僕は映画版は公開後すぐに発売されたフィルムコミックス全4巻で読んだ。フィルムコミックスって999が最初だったんじゃないかな。映画の画面をマンガのコマ割りに構成しなおしたもの。フルカラーだった。4冊揃えると映画に行くよりも高くついたかもしれないが、当時はビデオもなくて、手元で何度も楽しめるフィルムコミックスにしたのだった。メインの声優さんの声は頭に入っているしね。のちにテレビ放映されたときに初めて観た。あと集英社コバルト文庫から出ていた若桜木虔さんが手掛けたノベライズも読んだ。このノベライズ、映画版のストーリーに加え、ハーロックとトチローの物語やエメラルダスのエピソードをそれぞれの作品からチョイスして、大松本ワールドを999のストーリーを軸に絶妙に一つにまとめてある。人物関係がよくわかるしとても良かった。この本は数年前に再度入手して再読したので今も大事にしている。

 『宇宙戦艦ヤマト』もそうだし『宇宙海賊キャプテンハーロック』も『ダンガードA』も、結局は松本零士先生のマンガとしてコミックスでは最後まで描かれてない。おそらく『クイーンエメラルダス』もだと思う。あれだけ人気の作品だったのにどうして最後までコミックスが出ないのかなぁと残念に思っていた。先生がアニメの企画、イベントのプロデュースなどで忙しすぎて執筆の時間がなかったのかもしれない。
 だが後に知ったのだけど999はちゃんと完結しているらしい。というわけで、無性に読みたくなった。ありがたいことに全12巻の文庫版があるというので入手した。すると続編まであるというのだ。これも読みたいなぁ。というわけでこちらも入手した。ついでにkindleの電子本で『宇宙海賊キャプテンハーロック』全5巻と『ハーロック&トチロー』『3000年の春』も入手しておいた。実は他にも気になっている作品があるのだけど、それはいっぺんに買わないでぼちぼちと読んでいくことにしよう。でもやっぱり収納場所の問題があるので電子本で読んでいくことが多くなるだろうな。

| | Comments (0)

『八つ墓村』横溝正史マイブーム①

88175461_2996383550419165_24382370898048

何十年ぶりかで僕に“横溝正史マイブーム”がやってきたのです。前から読み直したいなと思っていたのですが、kindleで金田一耕助が登場する長辺の22冊合本があったのでエイヤッと清水のステージからバンジージャンプする気持ちでそれを買いました。それだけでなく、Amazon Primeビデオで検索すると毎日放送で昔やっていた「横溝正史シリーズ」というドラマの何本かが無料で観ることができるので『八つ墓村』から観始めました。このドラマは中学生のころ、夢中になって観ていました。もちろん原作を角川文庫で読んでいましたし。

 ドラマの主な出演者は、金田一耕助/古谷一行、日和警部/長門勇、寺田辰也/荻島真一、美也子/鰐淵晴子、春代/松尾嘉代、多治見要蔵/中村敦夫、他に、草薙幸二郎さん(里村慎太郎)なんかも出てます。

 映画の石坂浩二さんの金田一耕助も大好きですが、テレビの古谷一行さんの金田一が一番好きかもしれません。石坂さんは『八つ墓村』は演ってないんですよね。
 さて、シリーズ構成として警察側にレギュラーをということで、磯川警部、橘署長とか等々力警部ではなく、横溝正史シリーズではドラマオリジナルで日和警部を登場させています。横溝作品が岡山県と兵庫県の県境の村辺りが舞台になることが多く、岡山弁が話せる長門勇さんがとてもいい感じで演じてらっしゃいます。

 ドラマと同時に原作も再読しました。映像化するにあたっては原作と差異が出てきます。これを批判するむきもあるようですが、僕はそこも大きな楽しみのひとつです。映像化しにくい部分をどう工夫するのか。長い原作を限られた話数でどうまとめるのかなど見所ですよね。
 『八つ墓村』も特に後半が大胆にアレンジされています。また何人かの登場人物が省略されていたり、まとめられていたりします。でもこの横溝正史シリーズに限って言えば、その脚色も実に横溝ワールド的です。作品世界を壊さない十分な配慮がなされています。

 多治見家の親戚で屋敷に同居している、里村慎太郎と里村典子の兄妹は原作ではメインキャラですが、ドラマでは慎太郎は殺されてしまいますし、典子に至っては登場しません。原作ではヒロインの一人でもあるのに。ちょっと残念です。ただ典子のエピソードを含めようとするとあと2話ぐらい足さないとダメだったでしょうね。

 

 春代も原作よりは目立ちません。原作ではもっと出番は多いのになぁ。目立ちませんが松尾嘉代さんが観られるだけで僕は満足ですけどね。

89308696_3001575063233347_44730685559941

 辰也は美也子、春代、典子とモテモテなんです原作では。でもドラマでは美也子、そして春代はラストまで表に感情を出しませんのでわかりません。最後だけちょっと。だからモテモテ感は少なめですね。せっかく荻島真一さんなのに。でもストーリーが盛りだくさんだからしょうがありません。

 

 このお話、戦国時代の因縁から、二十数年前の大量殺人から、すごく人が死にます(笑) でも二十数年前の事件は実際にあった事件をヒントにしているそうです。(津山三十人殺し)
 その犯人で事件後失踪する、多治見要蔵は頭に懐中電灯を鬼の角のようにくくりつけ、猟銃と日本刀を持って村中を襲う有名なやつですね。映画の山崎努さんのイメージが強いですが(figmaの可動フィギュアも山崎さんがモデル)ドラマでは中村敦夫さんが喜々として演じてらっしゃいます。鬼気としてかな(笑) 盆踊りの夜を襲うという大胆なアレンジです。

 

 そして今起こる連続殺人事件は…。有名な物語ですが一応ネタバレになるのでやめておきましょう。ただ一言だけ言っておくと、原作とドラマではかなり違うラストになります。原作のちょっぴりハッピーエンドとは違い、ドラマはドラマのスリラー的要素が膨らませてあって趣深いです。

 

 

| | Comments (0)

いったい何に使うの?
記者でもないのに

会社で古いのと第13版を使っているけど、家用にも入手。つい安かったということと第13版との違いも楽しみたかったので第12版を(笑) 第12版で大きな改訂がなされているので第12版と第13版はそんなに違いはないかもしれないんですけどね。

32917733_1851909601533238_321345331
▲『記者ハンドブック/用字用語集』(第12版)共同通信社刊

 こんな『記者ハンドブック』なんて、新聞記者でもないのに何に使うの?と思うかもしれませんね。ようは日本語をどう書き表したら良いのかという基準を示してある本です。記者じゃなければ全てこれに合わせる必要はないのです。自分なりに独自ルールを決めてしまうのもありです。でも全部自分で判断するのは面倒なのでこういうのがあると便利ですね。物を知らない僕にはとても役に立つというわけです。

普通は個人ではなかなか使わないこのようなハンドブック。僕はたまたま仕事でこの共同通信の『記者ハンドブック』を使い出しました。でも実は高校生のころこういうものの存在は既に知っていました。毎日新聞だったか…が同じようなハンドブックを出していて、それを入手して持っていました。新聞各社が出している場合もあります。各社は、日本新聞協会新聞用語懇談会で基準を決め、それを各社が自社用に多少アレンジを加えています。自社版を出していないところは、この共同通信版を使っているところが多いようです。
 仕事では『NHK新用字用語事典』も補助で使っています。NHKは紙媒体ではなくテレビ放送の画面での表示の基準を示していますので多少共同通信版とは内容が違っていたり、また収録語が違っていたり、独自ルールを設けているところもあります。

15016446_1242405649150306_802109756
▲会社で使っている第13版(左)と第8版。第8版はかなり年季が入っている。第8版はおそらく写植での組み版。第13版はDTP、つまりパソコンで組み版していると思われる。

さてさて、共同通信版。副題に「新聞用字用語集」とあります。この「用字用語」とは何か。簡単に言うと、まず一番多いのが、漢字とかなの表記の基準を見るというのに使います。例えば、同じ言葉でも書き方が違う場合があります。

・「受」「受付」「受付」

 どれも読み方は「うけつけ」です。どういうときにどう書くのか。送り仮名はどこまで表記するのか。判断できますか? できないときにこのハンドブックを見ます。

 「書類を受ました」「玄関を入ると右に受付係がいます」

 新聞の用字用語基準ではこういう表記になります。この判断のベースは国が決めた表記のルールがあります。これを「本則」と呼びます。国が定めたこの本則をベースにいくつかの慣用句などの例外事項を含めルール化してこのハンドブックに収録してあるというわけです。

 どこまで漢字で書くのかということも。常用漢字に人名やその他の例外を含めてこれも収録してあります。

 基本は、わかりやすさ、伝わりやすさを優先するということです。また1つの媒体や記事の中で表記がばらばらだと変にそこが目立ってしまい文章の中身にすっと入っていけないというようなことを避けるという目的もあります。パソコンで文章を書くと変換でどんどん漢字が出て来ますから難しい漢字も漢字で書けますが、あんまり漢字が多すぎても読めない漢字が多いとせっかくの文章の意味がわからなくなります。だから適度な漢字の使用量というのもあるわけですね。

 他には、

・「分かる」「解る」「判る」

 同音同義語の場合の使い分けはどうするか。意味が同じですから、もう個人の好みになってしまうような気もします。このように書き分けの判断がしにくいものの基準も示してあります。この場合はハンドブックでは「分かる」に統一しています。
 小説や芸術作品であれば、作者の表現が優先されますが、記事のような個人の嗜好よりも内容を伝えることが優先される場合はハンドブックが判断基準になるというわけです。

 さらっと簡単なところだけをご紹介しました。他にも読み物としても面白いところや興味深い情報なども載っていますが、それを語り出すと終わりませんので、いつか機会があったらお話しすることにしましょう。ちょっと興味を持っちゃったという人は、大きな本屋さんには置いてあると思いますので一度ご自分の目で見てください。

22218610_1584840524906815_544189911
▲ハンドブック以外にもいろいろと参考になる本はありますョ

 

| | Comments (0) | TrackBack (0)

伊丹十三著『ヨーロッパ退屈日記』

20934059_1537987559592112_529519221

伊丹十三著『ヨーロッパ退屈日記』この本、今までに何度読んだだろう。そして何度買ったろう? 文春文庫のは1988年の重版のもので骨董的価値はないのだが、最初に読んだのはこれ。内容は同じだが新潮文庫に移って出たのでまた買ってしまった。新潮文庫の方のカバーの手ざわりが良かったからである。それと中面の活字が変わった。文春は優しい明朝体。新潮は張りのあるキリッとした明朝体。コンテンツが興味深くてモノとしても自分好みというのは本の評価として僕の場合重要である。

 同じ新潮文庫のがもう1冊ある。これは普段気軽に持ち歩き用。今日読みたい本がなかなか決められない時、この本を持って行けば間違いない。日常でもふと開いて2、3行読むということも頻繁だ。
 写真には写ってないが、この前に実は新潮文庫版を1冊、そしてのちにもう1冊買った。合計5冊か(笑) 今自宅にあるのは写真の3冊だけ。他のは1冊は東京に住んでる上の娘タマゴが帰阪してまた東京に戻るとき「何か面白い本ない? 新幹線の中で読みたい」と言うのでこれを持たせた。残りは会社の引き出しに1冊入ってる。

 なぜそんなにこの本が好きなのか。まず何年経っても色褪せない粋な外国文化のコラムであるということ。そしてその内容が、低レベルな下世話な話からハイソサエティな話まで多岐にわたっていること。その語り口調というか硬軟速遅を組み合わせた臨場感ある文体。そして時に細密だったり、ユーモアたっぷりだったり、いろんな技を繰り出して添えられている挿し絵。これが絶妙なのである。これらの原画は愛媛の[伊丹十三記念館]で見たなぁ。

 とにかくそういうことで、いつも手元に置いてちょこちょこと読んでいる。僕の気持ち切り替えスイッチだったり、ヒントのキッカケだったり、和みだったり、万能薬のような本なのだ。

 

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「アンヌ今昔物語 ウルトラセブンよ永遠に…」

20232981_1504071952983673_159815975
小学館から、ひし美ゆり子さんの新刊エッセイ『アンヌ今昔物語 ウルトラセブンよ永遠に…』が発売されました。届きましたので早速読んでます。

 写真は少なめでカラーは最初だけですが、中身は面白いです。この本を書くためにゆり子さんはDVDでもう一度セブンを観直したとのこと。そして昔のことだけではなく最近のイベントでの話しとかも入っていて面白いです。

 ゆり子さん、前から思ってますが、話し上手ですね。ぐいぐい引き込まれます。やっぱり永遠の憧れアンヌ隊員。ずっと大好きです。

 

| | Comments (0) | TrackBack (0)

【男の七つ道具】「記者ハンドブック」

15016446_1242405649150306_802109756
仕事で愛用している共同通信社の「記者ハンドブック 新聞用事用語集」。「じ」「ぢ」「づ」「ず」の書きわけ事例もこれに詳しく載っている。

 ながらく右の(第8版5刷 2000年)を使っていた。カバーもボロボロで補修したりしている。書き込みもけっこうしてある。仕事上のローカルルールをメモっているのだ。日頃、ネットで検索できるので辞書は使うことはなくなってしまったが、表記上のルールなどはこのハンドブックをみなければ判断に迷うことも多い。

 そういう辞書としてルールブックとしても役に立つが、読み物としても興味深いことがいろいろ書いてある。

 もう16年も使ったので、この度最新版の第13版を購入。第8版の時は写植で作っていた版面がやはりDTPになっているなぁ。書き現わすことの基準を知らないとそこから逸脱することもデタラメになってしまうから。古い方は家に持って帰って使おう。気の抜けた僕のblogやツイートなどの文章でも、少しは気をつけて自分なりの表現のルールは持っておきたいと思う。(思うのは自由)(笑)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

LUMIX G2オーナーズブック
モーターマガジン社刊

Img_2507

なるべく、自分の持ってるカメラのガイド本は1冊は入手しとくことにしてます。隅から隅まで読むわけじゃないけど、取説をだいたい読まないので、こういう本でリファレンス的に調べたりするんです。

 というわけで、モーターマガジン社刊「LUMIX G2 オーナーズ BOOK」Amazonの中古本で。新品もあったんだけど、4割ぐらい安かったし。

 マウントアダプタでいろんなレンズをのコーナーは、ひごろお世話になっている[muk エムユーケイカメラサービス]さんのアダプタの特集になってました(^ε^) こりゃ、うれしいな。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ハーフ写真集『面白半分 omosiro half』
うずらまんの作品集ができました!

Img_5320s
HAZZマガ文庫ができました。その第1弾として、ワタクシ、うずらまんの写真集を作っちゃいました。僕はハーフカメラが大好きです。子どものころの我が家カメラがリコーのオートハーフSEだったので、そこからハーフカメラとのつきあいが始まっています。
 そのオートハーフ、故障してしまっていたのを写真家のRyu Itsukiさんに修理していただいて、今でも使えます。ハーフカメラって、普通のフィルム(35mm判)の1コマのサイズを半分に割って使うカメラです。簡単に言うとフィルムを倍に使えるわけですね。1970年前後を頂点に、まだカメラが男性の道楽趣味だったのを家庭の女性や子どもでも気軽に写真を撮れるようにということで、気軽に使えるカメラとしてハーフカメラが登場したのでした。

 ハーフカメラは様々な工夫が凝らされたカメラが多く、デザインもかっこいいものからかわいいものまであって楽しいのです。小さいカメラもいろいろあって、小さいキカイ好きの僕にはたまらない存在です。だから散歩や旅行にはいつもフィルムはハーフカメラ1台。そしてデジタルはコンパクトデジカメ1台というのが僕の基本のスタイルとなっています。

 そんなハーフ好きの僕なんですが、今回の写真集はオートハーフではなくオリンパスペンのシリーズから、S、S3.5、W、FV、EE3などを使って撮ったもので、「ペンスケッチ展」に出品した作品から集めました。作品のジャンルは「レンズはまぬけ!?」系です(笑) お気楽に笑える写真を満載!!

 1冊500円で送料込みで頒布しています。(製作費に500円かかるので、この価格設定です)

★くわしくは、こちら→ハーフ写真集『面白半分 omosiro half』発刊!

| | Comments (2) | TrackBack (0)

プラスチックの二眼レフ/大人の科学 vol.25

Otona744
今日の昼下がり、家の用事でホームセンターに出かけた後、ちょっと東香里のTSUTAYAに寄って、『大人の科学』25号/付録:35mm二眼レフカメラを買ってきました。

 『大人の科学』と言えば過去にもカメラはピンホールカメラ、ピンホールのステレオカメラがありましたが、今回はなんと二眼レフです。二眼レフということはピント合わせができるということです。シャッターは単速なので、撮影の許容範囲は狭いかもしれませんが、ピント合わせができるのはうれしいです。

Otona745
 レンズは1枚のいわゆる単玉。本誌の作例を見ると周辺部がめちゃ流れてますが、ご愛敬ですね。二眼レフはファインダを両目で見ることができるのでこんな付録カメラでも、ちゃんと立体で見えるんですよ。これは感動です。
 組み立てには1時間と見ていましたが1時間半ほどかかりました(^ε^;)。本誌の説明で部品名に一部間違いがありました。(パネのA、Bが逆)

Otona746b
というわけで、RICOHFLEX VIIと並べてみました。小さくてかわいいですね。フィルムは35mmで画面は長方形。3:2ぐらいかな? 一応ファインダフードはたためます。ストラップは付いてないけど、ストラップ取り付けはできるようになっています。あ、そうそう、RICOHFLEX VIIと比べるとこの付録カメラの方がフィルムの巻き戻しができるという優れた点があったのだった。RICOHFLEX VIIはRicohkinで35mmフィルム使っても、巻き戻しはできませんからね〜。

 今日は組み立てで時間切れ。まだ試し撮りができませんでした。僕の場合、ピンホールもピンホールステレオも組み立てて結局写真をちゃんと撮らずに終わってしまいましたが、これはちょっと撮ってみたいなと思います。
 そうそう、このカメラはちゃんと名前が付いていました。「Gakkenflex」というらしいです。
 シャッター速度がどれぐらいなのか、また絞りがどれぐらいなのかの目安がわからないけど、フィルムを100入れるか400入れるか、ちょっと迷ってしまいます。こんなときダイソーフィルムの200があったらな〜(^ε^;)。

| | Comments (7) | TrackBack (0)

『世界一あたたかい人生相談——幸せの人生レシピ』

081208jinseisoudan
『BIG ISSUE』から単行本が出ました。

 ■タイトル:『世界一あたたかい人生相談——幸せの人生レシピ』
 ■本の内容:計50レシピ(人生相談)と6つのコラムが入ります。
 ■本の体裁:A5横版、112ページ、ソフトカバー付き、オールカラー
 ■定価:1,400円(内訳 販売者700円+会社633円+税67円=1,400円)

 これ、『BIG ISSUE』誌で連載している「ホームレス人生相談」+αの内容にさらに元気づける料理レシピが付いたというユニークな本です。

 「ホームレス人生相談」は僕が『BIG ISSUE』の中で一番好きなコーナー。識者が答える人生相談とはひと味もふた味も違う、人生のダイナミックレンジが広い『BIG ISSUE』の販売員のおっちゃんたちが交替で読者の悩みにさりげないアドバイスを送るのがいいなぁと思って、いつも楽しみにしています。それが単行本になる、しかも美味しそうな写真の入った料理のレシピ付きでお腹の中からも暖まるのですから、ぜひ入手したいと、上の娘に頼んで通学の途中に買ってきてもらいました。

 まだもったいなくて全部読んでないのですが、年末の休みはゆっくりとこれを読みながら、この中の料理を作ってみようかな(^ε^)。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧