ペット

【ステレオ散歩】家と家の隙間に/LX3

090221neko
妙に湿気ててなにものかが沈殿したような、なんとなく腐海にもにた、家と家の隙間。独特の臭いがありますね。

 ゴミも集まってくるし、だいたいこういうところは人も注目しません。子どものころは秘密の近道とか言って通ったりしていましたが。まぁ大人は見て見ないふり。いや見てない。意識に入っていない場所です。

 狭くて、ヒト一人も通りにくいところは、そうです、目をこらしてみてください。立体視するとよくわかります。猫が潜んでいるでしょ。こういうところは猫たちのメインストリートになります。安全に通行できる道。人間用の歩道なんかよりもずっと安心。

Panasonic LUMIX DMC-LX3
f=11.1mm(35mm EQIV.52mm)F2.7
1/100 ISO400
PENTAX STEREO ADAPTER(平行法)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

犬のおまわりさんならぬ、
犬の探偵さん

081213kudo_1
某ホームセンターに行ったときのこと、ペットコーナーを見に行ったわけですが、そこでペットの服とかいろいろ見ていたんですね。

 そうすると、犬の頭に被せる帽子とかも売っているわけです。冬だったらサンタクロースの衣装とかもある。トナカイの角とか、節分ようの鬼の衣装とかも。

 そんな中で発見したのが、これなんです。中折れ帽にまん丸サングラス、もじゃもじゃ頭…って、これ、工藤ちゃん? もちろん版権は取ってない商品ですので、どこにも『探偵物語』とか松田優作とかの文字は入っていません。でも、なんで犬を工藤ちゃんに? それもなんで今ごろこんなグッズが商品化されるのか?ということがはなはだ疑問ですよね。

081213kudo_2
犬のマネキンに被せた状態です(笑)。最近流行っているドラマとかだったらわかるんですよ。スタンダードになっているたとえば仮面ライダーとかウルトラマンとか、ミッキーマウスとかキティちゃんとか。そういうのだとわかるんですが、何で工藤ちゃんなわけ?

 まさか『探偵物語』好きの僕一人を狙い撃ちして商品化したわけでもないでしょう? 犬と工藤ちゃんの関連性もわからない。めちゃマーケットが狭いと思うんです。このドラマ、いくら伝説のドラマとして人気が今でもあるといっても、知っている人はだいたい40代以上の人でしょ? しかも犬に被せて面白いわけでもない。かわいいわけでもない。う〜む。

 これね、まあ、商品化した人が『探偵物語』を好きだったんだろうな、という予測は付くんですが、もっと真実に近いのはおそらく、人間用のパーティグッズを見てヒントを得たのでしょう。中折れ帽ともじゃもじゃ頭がセットになった「探偵」になるやつが出ているんです。これも版権は取ってない商品ですが、こっちは僕も欲しいと思ったなぁ。買わなかったけど。というわけで、勢いで犬用も作ってしまったのでしょう。でも売れているようには見えなかったな。

WILLCOM 03で撮影

| | Comments (2) | TrackBack (0)

日本にハミングバード? 正体は…!

041024suzumega_1.jpg

裏庭昆虫記の続編です。これも先日、ヨメの実家で発見したものです。

 花が咲いているところを飛んでいるのは、超小型の鳥のように見えます(円内拡大写真)。これが動物の大小の話題の時に必ず登場するハチドリ(ハミングバード)か?と思いました。しかし、よく考えるとハチドリは日本にはいませんよね。この鳥のようなもの、普通のチョウチョの仲間のようにヒラヒラ飛んでいません。ずっとホバリングして滞空しているのです。いろもスズメに似ている茶色系です。

 そう、これが先日我が家のベランダに現れた「溺死したアオムシ」の正体です。スズメガの成虫なのです。何度見てもおおよそ蛾には見えません。本当に小型の鳥に見えます。しかし、よ〜く観察すると、チョウチョのようにストロー状の口を伸ばして蜜を吸っているのがよくわかります。こんな姿だったのかぁ。初めて見た。確かにスズメガという名前にウソはありませんね。

| | Comments (2) | TrackBack (1)

猫のともだちと闇にうごめくもの

040828tomodachi.jpg
近所のトラジマ猫の「ともだち」に起こった異変とは…!?

 このトラジマ猫「ともだち」のことは僕の日記や写真のページで何度も書いている。主従の関係を作らないようにしているので、あくまでも対等の「ともだち」だから僕は「ともだち」と呼んでいる。もう何年も前からのなじみの野良猫だ。

 「ともだち」はいつもだいたい夕方になると、住宅街の中にポツンとある、ある家庭の専用墓地の石垣の上に座っている。猫好きのおばちゃんが、このあたりの猫にコンビニ袋を下げてキャットフードをやりに来てくれるから待っているのだ。そういう猫は何匹かいるが、他の猫はそのおばちゃんにしか寄ってこないのに対して「ともだち」は猫好きならよく知っていてちゃんと甘えに来たり、声を掛けたら返事をしたりする。

 他の猫が餌目的で人間に近づくだけなのだが、この猫だけは人間と挨拶をしたり、遊んだりするのだ。僕は一度も餌をやったことはないが、僕が声を掛けると寄ってくるし頭をなでてやるととても喜び、そして首をゴシゴシと掻いてやるともっともっととねだる。
 仕事帰り、なんだか今日はつまらない一日であったとか、面白くないことがあった日でも「ともだち」にあって首をゴシゴシ掻いてやって、グルグルとノドを鳴らすのを聞くととても和むのだ。

 さて、先週のある晩。その日も会社の帰り、やはり日が落ちるのが早くなって、もう当たりは暗闇に包まれていた。その闇の中に墓場の隣の家の石垣の途中の石に「ともだち」がいた。まだ餌をもらっていないから、おばさんが来るのを待っているといった感じ。
 僕はいつものように頭をなでてやった。それまで退屈そうにしていたが、僕が来たので伸びをしながら起きあがろうとした。その時である。友だちの回りの石垣に何か黒い固まりが。一つ…と思ったら二つ、三つ、四つ…。最初は岩の染みかと思った。しかし、その染みが動くのだ。ゾワゾワゾワと。ひぃ〜っ、ゴキブリだ。「ともだち」を護衛する艦隊のように、少し離れて待機しているのである。
 僕は首を掻いてやることも即刻中止して、挨拶もそこそこに「ともだち」と別れて家路を急いだ。

 ゴキブリが単純に気持ち悪かっただけではない。僕はそのゴキブリたちを見た途端に、そのゴキブリが「ともだち」を喰い殺すのではないかという恐怖を感じたのだ。それだけではなく、そのゴキブリは一瞬にして僕までも襲ってきて僕も喰い殺されてしまうのではないかと思ってしまったのだ。

 実際にはそんなことはなく、冷静に考えたら、ただ「ともだち」が食べ残したり食べこぼしたキャットフードのおこぼれを狙って待っているだけだと思うのだけど。
 最近ゴキブリが直接道路などを歩行している姿を見ることが多い。家のゴキブリも大半は外からやって来るものが多いという。それなら家の中で殺虫剤やゴキブリ取り器を仕掛けたところでどうにもならない。そんなことを思っていたから、瞬間的に喰い殺される!逃げなくちゃ!と思ってしまったのである。
 すまぬ。「ともだち」を見捨てて自分だけ逃げ出してしまった。友情にひびが入っただろうか。
(写真はのどかな夏の昼下がりに「ともだち」を撮ったもの)

| | Comments (0) | TrackBack (0)