【準備編】
▼いわゆるトイガン、エアソフトガン(以下エアガン)とかモデルガンとかは撃って楽しく遊ぶものだけど、所詮おもちゃ。このおもちゃを本物っぽく作ったものがあります。もちろんメーカーが作っているものだから合法。ボディは樹脂製だけど、金属を混ぜて練ってある「ヘビーウエイト樹脂」という素材で作られた銃です。
ヘビーウエイトといってもプラスチックですから、強度はオモチャとして使える程度のもの。だから実弾を発射したりはできません。けど見た目や重さは実銃に限りなく近いです。そしてその中でももっと本物っぽく作ってあるのが「バトルダメージ加工」を施したもの。つまりウェザリング。プラモでいう汚し。トイガンなら擦れたり当たったりして地金が見えている「使用感」状態を再現したものです。
どんなものかというと、マック堺さんの動画にあるのでこちらをご覧いただきましょう。
マック堺チャンネル「WA M1911 デルタフォース・カスタム/バトルダメージVer. 米国陸軍最強の特殊部隊デルタフォース仕様のタクティカル.45 マック堺のレビュー動画」より。
マックさんが紹介されているのは、ウエスタンアームズというトイガンメーカーのM1911です。僕の大好きなガバメント系。どうです? かっこいいでしょう? 僕のように映画のプロップ(小道具)とかが好きな人にはたまりません。ですが、ヘビーウエイトで、バトルダメージのエアガンはそうでないエアガンと比べると価格が倍以上になります。それだけ高い素材と加工の手間暇を掛けてあるからですね。そこで、ハタッと閃きました。カメラだって自分で塗ったりしたじゃないか。エアガンでもできないか? というわけで、夏休みの工作シリーズとしてエアガンに「なんちゃってバトルダメージ」加工をしてみることにしたわけです。
▲ベースにするのは東京マルイFOLLAGE WARRIOR
▲さて、ではどの銃で「なんちゃってバトルダメージ」するか。M9A1 M92Fなんかのバトルダメージも有名なんですが、ここは僕の好きなガバメント系の銃にしたいなぁ。Hi-CAPA 5.1は2丁持っているのでこれにするか? でもHi-CAPA 5.1はダブルカラムマガジンでグリップが太く銃身も長いので銃としては大きく僕の手には余る感じがするんですよね。ならばHi-CAPA 4.3は? それなら新たに入手しなければ。新品を塗っちゃうのはちょっともったいないので中古を探しました。あ、Hi-CAPA 4.3はハイキャパなんやから、ダブルカラムマガジンだからグリップが太いやん。シングルカラムマガジンで探さないと。そしたら、ちょっと安目のFOLLAGE WARRIORの出物があったのです。
東京マルイ FOLLAGE WARRIOR OPS-Tactical 45 1911 CUSTOMは、僕が最初に買ったガスブローバックのエアガンです。そして一番好きなエアガン。
※この画像は、東京マルイのサイトから拝借
▲フォリッジグリーンのスライドとフレーム、グリップのACUパターン(デジタル迷彩)が特徴。実銃は存在しません。東京マルイのオリジナルデザイン。新品購入し、惚れ込んでい愛用しているこのFOLLAGE WARRIOR。これをもう1丁、中古で入手して「なんちゃってバトルダメージ」にしてしまうのはなかなかいい感じだっ!ということで、これに決め入手しました。好きな銃だという(笑)他に理由は、
(1)ガバメントの銃口部下の丸い感じが見える(Hi-CAPA 4.3はレール一体型になっていて四角い)
(2)シングルカラムマガジンでグリップ部がやや細く僕には握りやすい
(3)グリップセイフティがビーバーテイルでHi-CAPA 5.1同様に長めになっている(Hi-CAPA 4.3はやや短め)
(4)外せるアンダーレール(Hi-CAPA 4.3はレール一体型になっていて外せない)
▲というわけで、中古のFOLLAGE WARRIORが届きました。使用感のけっこうある個体です。中小の傷、部品の一部欠け(これは使用には影響なし)
試射してみましたが動作に問題はありませんでした。サイトもドンピシャぐらい。ただ付属のマガジンは一部パーツが破損していて使えません。パーツは東京マルイのパーツ通販に申し込んで後日修理しましょう。さて、この付属しているマガジンはガバメントのものでした。M1911Aシリーズなんで同じです。FOLLAGE WARRIORに付属のものは底部にプラスチックの黒いバンパーが付いています。ちょっと雰囲気が変わるのでガバメント用のバンパーなし、これ採用。新品でガバメントのバンパーなしのマガジンを入手しました。
さてと、では塗装です。塗装する面をアルコールで清掃しておきました。
▲スライドを外して、バレルなどを取り外し、スタンドにセットしました。スタンドはブックエンドを利用。重さもあるので安定しますし。スプレーブースはAmazon段ボール(笑)
▲ベースに塗るのは食いつきが良いということなので、トイガン用スプレーのチタニウムシルバーを使います。
▲チタニウムシルバーで銀色に塗ります。
▲スライドとアンダーレールが塗れました。
▲次に表面は黒仕上げにしたいと思います。タミヤカラーのスプレー TS-40メタリックブラックを使います。プラカラーを使うのは食いつきがやや弱いからです。こちらは角の部分などを後で剥がすので。
▲良く乾かしましょう。夏なので天然の焼き付け塗装です(笑)
▲スライドとレールだけ黒に塗り上がりました。
▲ここでタミヤカラーTS-40が切れてしまいました。というわけで今日はスライドとレールのみで、フレームやグリップ部分は後日塗ることにして、組み立ててみることにしました。でもその前についでにメンテです。
▲スライドのレール部分などが汚れているので綿棒で清掃です。
▲レール部分などに、エアガン用のシリコンオイルスプレーを吹いておきます。市販のシリコンスプレーは樹脂を溶かすものもあるのでエアガン用を使った方が良いと思います。
エアガンのメンテナンスに関しては、マック堺さんの動画を参考にさせていただきました。マックさんありがとうございます。(こちらの動画です↓)
★マック堺チャンネル「ガスガン 通常分解 掃除 メンテナンス3つのポイントの紹介【エアガン入門】」
★マック堺チャンネル「ガスガン メンテナンス 東京マルイ ハイキャパをメンテナンスしてみた【エアガン入門】」
▲スライドとアンダーレールのみ黒いFOLLAGE WARRIOR
▲というわけで組み上げてみました。スライドとアンダーレールが黒でフレームやグリップ部分はフォリッジグリーンというツートンカラーです。これはこれで好きだけど(笑) でも、これで完成ではありません。これだとまだ肝心の「なんちゃってバトルダメージ加工」を全然施していませんから。この続きはまた次回以降で。お楽しみに〜! (つづく)
★この記事を見て真似る人はいないと思いますが、塗装をしたりするとメーカー修理を受け付けてもらえなくなるなどというデメリットがありますのでご注意ください。
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