写真集

さらば広角機動隊S.A.C.!
多数のご来場感謝です!!

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昨日11月29日(日)を持ちまして、心斎橋 Acruギャラリーで開催の「撮れって囁くのよ、私のゴーストが/広角機動隊S.A.C.」は閉幕しました。たくさんのご来場ありがとうございました。ならびに、遠隔地から応援いただいた皆様、ありがとうございました。

 Acruの大谷さん、三谷さんを始め、スタッフの皆様大変お世話になりありがとうございました。
 Roonee 247 Photographyの杉守さん、マット加工・額装額レンタル、お世話になりありがとうございました。

 1週間、心斎橋の一等地で、自分たちの夢の空間が作れたことは本当にシアワセでした。皆さんに感謝です。

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▲図録は通販で販売継続中です! グループ展を見逃した人はぜひ図録でご鑑賞ください。展示以外のお楽しみも満載です。

【TOLOTのアプリを使った通販での購入方法】
TOLOTのサービスで図録を作りましたので、TOLOTのシステムを使って通販が可能になりました。通販には専用iOSもしくはAndroidのアプリのダウンロードと、TOLOTへの登録が必要になります。ご了承ください。(パソコンからの購入はできません)
 iOS、Androidのスマートフォン、タブレットを使ってTOLOTから購入できます。

①TOLOTのアプリをダウンロード
 (各スマホのアプリのダウンロードのところで「TOLOT」で検索してください)
②TOLOTにユーザ登録
アプリを起動しログインしてから、Webブラウザで以下のURLにアクセスしてください

https://mc.tolot.com/minchu/mt7fqod08y?minchu_iOS=sms

【パスワード】9639 (※注文期限は2016年2月20日まで)

 ※アプリなどを使わずに通販をご希望の方は銀行振り込みと郵送での通販もできます。こちらは振込手数料が振り込み者のご負担です。ご了承ください。こちらをご希望の場合は、うずらまん までご連絡ください。

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図録発売開始!
撮れって囁くのよ、私のゴーストが。 広角機動隊S.A.C.〜ヌケプロ写真展3

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ヌケプロ企画 グループ写真展 第3弾!「撮れって囁くのよ、私のゴーストが。広角機動隊S.A.C.」の図録が出来ました。フルカラー62ページ/文庫サイズ。TOLOTで作成しましたから、営利目的では販売できませんので、販売価格はTOLOTで作って出しの、500円です(TOLOTアプリでの通販の場合は、税・送料込み)。

 展示作品と関連作品の収録の他、広角機動隊S.A.Cが現場で採取した様々な写真が収録されています。+αとして、読み物企画も満載です。レンズかんたんガイドエッセイ「広角レンズとは」と誌上レンズ展示「今回使用した広角レンズ」、ヌケプロ図録名物開催地散歩案内「大阪のココスキ」、そして今回の広角レンズ縛りの企画ベースとなった「広角機動隊S.A.C イメージビジュアル・コレクション」…これだけ詰め込んで、500円です! ぜひご家庭に1冊、常備ください(笑)

 会場のAcruで販売しますが、通販での購入方法はこの記事の一番下をご覧ください。

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【TOLOTのアプリを使った通販での購入方法】
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写真グループ展「面白半分」図録
作品と+α未公開写真と読み物記事

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1/31より、神戸元町[フォトカフェ]で開催の「写真グループ展『面白半分』」の図録ができました! 先行予約を開始(笑)します。

 「フォトブック・フォトアルバム 500円 TOLOT」を利用しています。欲しい方mailまたはこの記事へのコメントでご一報ください。500円で日本全国どこでもお届けします。送料込みです。

 [フォトカフェ]にご来場いただけない場合は、ぜひこの図録でお楽しみください。会場展示に負けないようにがんばって作りました。メンバー16名の展示作品に加え、未公開作品満載。ハーフ判解説や使用カメラの紹介、メンバーのとっておき神戸撮影スポット紹介などお楽しみ記事もいっぱいです。

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『かわいいカメラに首ったけ!』
こんな本が読みたかった!!

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『120%オートハーフを楽しむ本』の著者で、カメラマンのRyu Itsukiさんの新刊、『かわいいカメラに首ったけ!』が書店に並んでいます!

 いろいろカメラや写真の本がこの世の中には出回っています。特に数年前のクラシックカメラの変なブームの時(笑)はたくさん出ました。ライカ関係が多かったかな。でもそれは「ライカ伝説」に陶酔しすぎていたり、レンズがどうのボケ味がどうのと、スペックに現れない幻のようなことを語られてもそんな高いレンズは買えない僕にとってはあまり意味のないものでした。
 また写真論に偏っている本は、理屈か感性かどっちかに極端に寄った本が多くてそれもちょっと…。

 最近は「女子カメラ」ブームというか、そういう感じの雑誌もいろいろ出ています。従来の新製品ばかり追いかけるカメラ雑誌よりは興味深い内容が多く扱われているとはいうものの、数冊読めば同じことの繰り返しのようにも思え。だから何か足りない、僕が欲しいのはこういう本じゃないのになぁ、と思い続けていました。

 カメラというのは、触って楽しくて、写真を撮って楽しいもの。紹介されているカメラも貴重なものもありますが、基本的には大衆カメラ。今でも手の届く範囲のもの。
 休日にカメラ好きの近所のお兄さんお宅に、お邪魔して話を聞いているようなそんな本なんです。その人はメカのことも知ってるし、写真の撮り方もそして楽しみ方も知っている。そんなRyuさん人柄が本からにじみ出ています。
 冷静な観察眼も持ちながら、それに愛情をプラスし語る記事。そこにカメラの開発者の方の談話があったり、ミニ対談があったり良い意味での雑誌的作り方の本です。

 掲載されている写真は、とりあえず撮った作例的な写真ではなく、データとキャプションがあり、美しい町、かわいいカメラがいるいろいろなシーン、いきいきとした人たち…。何度見ても飽きない興味深い写真がたくさん載っていて、どこから読んでも面白い写真とカメラの本。そうです、僕が、もし仮に自分が本や雑誌を企画するならこんな本が作りたいと思っていた本、それがまさにこの『かわいいカメラに首ったけ!』ような本だったんです。読むだけで、すぐにでもカメラを持って出かけたくなるような、そんな楽しい本です。

えい出版
価格(税込) 1,575円
サイズ A5版型 176ページ
ISBNコード 978-4-7779-1212-4

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『大阪+』森山大道写真集

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久しぶりに写真集を買った。森山大道の『大阪+』。
 この写真集は1997年に出た『Hysteric No.8』をベースに増補し、文庫サイズでまとめたものらしい。厚さ38.6mmもある。先日図書館で借りた写真集『写真よさようなら』はあまりにもガッカリさせられる内容だったのだけど、こっちはすごい。写真がいきいきとしている。もちろん森山さんの撮り方は、こそこそしていたり、後ろ向きだったりするわけだけど、それよりもそこに写ったドラマが味わい深いのだ。森山さんは僕の住んでいる枚方の川向こうの茨木出身。だから大阪には何かしらの思い入れがあるのだろう。
 この写真集、まったく文章がない。唯一、腰巻きに著者の言葉が書いてあるだけだ。しかし、写真が言葉より雄弁なできになっている。この写真集は何度見ても飽きないと思う。それほどに見るところが多い写真なのだ。

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ジェームズ・ディーンと50年代ジャズメン

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今週の火曜日、仕事の帰りに、偶然やっているのに気づいて、マグナム・フォト創設六〇周年記念「デニス・ストック写真展」を見ました。
 五〇年経っても伝説が色あせないジェームズ・ディーン。デニス・ストックは彼を彼の育った町で撮っています。ディーンはカメラの前では常に演じていたと書いていますが、でも従弟の少年と一緒にプラモデルを作ったり、読書をしたりする飾らないディーンの姿も捉えられています。
 またこってりとした息づかいも感じられるようなジャズメンたちの写真。ジャズに詳しくない僕でも知っている名前がずらずらと登場しています。モノクロの写真のなんと饒舌なことでしょう。
 図録はありませんでしたが、モノクロ写真雑誌『Natural Glow』の特集がこの写真展の多くの写真を掲載していましたので購入しました。
 この写真展は、入場料・大人500円。京阪・守口市駅前[京阪百貨店 守口店]で4/17(火)まで開かれています。

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掌に街角を

フォトモの街角仕事の帰りに、昨日買ってきた本です。
 前々から注目しているんですが、フォトモって楽しいですね。立体物をできるだけ六面に近く写真を撮り、それを貼り合わせて立体物にする。正確な立体でなくても、それなりに雰囲気が出てしまうところがいいです。著者は銀塩カメラでこれを作っているそうですが、デジカメだともうちょっと楽に作れそうですね。僕も夏休みの自由研究としてやってみたいと思っています。

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アンリ・カルティエ・ブレッソン展に行く
サントリー・ミュージアム[天保山]

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今年の初めから密かに楽しみにしていた、「アンリ・カルティエ・ブレッソン展/大阪芸術大学グループ創立60周年記念」に行ってきました。ブレッソンのオリジナルプリントと言えば、僕はかつて京都で行われたブレッソンの「ランドスケープ」やマグナムの「スマイル&スマイル」で見たことがありましたが、今回のはブレッソンの全作品の中からブレッソン自身が選んだものだということで、これは見に行かねば!と思っていたのです。
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海遊館前広場では、なんかトマトの「ゆるキャラ」がイベントやっていました。これって団子3兄弟の人がデザインかな? 海遊館前はかなりたくさんの人を並ばせる用に柵が迷路状に作ってありましたが、14時少し前だったので人の波は一段落したのか、海遊館に入る人は溢れてはいませんでした。

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そういえばこの[サントリー・ミュージアム]に入るのは初めてかもしれません。いや、入った記憶がないのだから初めてでしょう。ガラス張りの部分が特徴的ですね。科特隊の基地を思い出すデザインです。
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2Fの受付でチケットを購入します。500円です。気軽に見に来られる値段でうれしいです。ギャラリーは5Fとのこと。エレベータで5Fへ。先にトイレを済ませます。そしてモギリのおねえさんにモギッてもらって入ります。空いてたらいいなぁ。しかしまあ日曜ですから、けっこう人は見に来ていました。百貨店でやったキャパの写真展よりは混雑していませんでしたけど。あれはついでのおばちゃんたちも来るからなぁ。
 まだ見に行ってない人のために詳細は書きませんが、断片的に。とにかく展示数が多いです。これはうれしかった。ブレッソンが好きな人はたいがい街角スナップ、つまり「決定的瞬間」の時期のものが好きだという人が多いと思うのですが、もちろんその時期の物もたくさんありました。そしてやっぱりまだ見たことのない写真がけっこうありましたので、お得な気分がさらに増します。展示室も5Fと4Fを使っています。ほんとに数が多いのでゆっくり見ているとつかれるかもしれません。
 写真集『決定的瞬間』のフランス版オリジナルとアメリカ版が展示してありました。ガラス箱の中なので触れませんが…(^ε^;)。有名なマティスの装画がいいですね。
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出口で図録を買いました。総ページ数276(序文/年譜、奥付等含む)で、僕の買ったソフトカバーの方で重さが1キロ、厚みは24.5mmぐらいあります。写真は411点収録。これで値段がいくらだと思いますか? たったの2000円です。最初見本を見たときは厚みに驚き、これはもう5000円ぐらいしてもしょうがない、でもせっかくだから買おうとなかば半泣きで決心していたのですが。これは驚きでした。
 今日は愛用のナイキの斜めたすきがけデイパックを持ってきていました。少し小ぶりのものですが、なんとか入るだろうと。しかしこの厚みなので詰め込むのに苦労しました。手に提げているとブラパチができません。せっかくブレッソンを見て気分が盛り上がっているのに写真が撮れないなんて酷です。無理矢理詰め込みました。
 2Fのショップで本をもう一冊買いました。これは数日前から読みたくなってネットで注文しようかと思ったりもしていたんですが、今日ここに来たらあるかもとふと思ったら案の定あったのです。この本についてはまた別の機会に書きます。
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せっかくの大阪港ですから船の写真なんかも撮ったりして。ぉお! ハリボテ観光船サンタマリアだ! 全体を撮ってもつまらないので、ライカではおしりの方を。デジカメでは頭の方を撮りました。今日はやっぱりブレッソンに敬意を表して(って真似してるだけちゃうん)黒ライカ。(つまり僕の場合はM4-Pです)
 サンタマリアの乗り場を通り過ぎてマーケットプレイスの裏を歩いていきます。
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船に乗って帰ることにしました。行きは京阪から北浜乗り換えで地下鉄中央線で大阪港。帰りは渡し船で舞洲に渡り、USJの外周を歩いてJRに乗って帰ろうという作戦です。こっち回りの方が若干交通費が安くなりますし(^ε^)。渡船乗り場に着きましたが出たところで30分待ち。
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待合室には誰もいません。さびし〜。時刻表を見ると30分に一本なんですね。この時間帯は。
 しばらくするとお母さんと中学娘と小学弟という組み合わせの家族がやって来ました。僕は暇なのでその辺を色々と見物。
 あ、そうそう「渡船場マップ」というのが無料でもらえます。これは待合室のある建物の2Fに上がる階段を上り、ドアのところに新聞屋さんのビニールポケットみたいなのがあってそこに入っています。このアイテムは案外気づかないと思うので注意深く探して必ずゲットしよう!
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これは海上保安庁の巡視艇かな(YANBOさんが詳しいのでコメント希望(^ε^;))。やっぱり港ですね。こういうのは海に接していない枚方市民には実に新鮮な感じがします。かっこいいなぁ〜と単純に見とれてしまうのです。精神レベルが乗り物好きの子ども時代と変わっていないということですね。
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乗るのはこの船、「天保山丸」です。実は待っている間はこの船はすでにこっちの岸に係留されていました。向こう岸に渡して、向こうから運んできて、こっちにとめておくんですね。向こうからこっちは、外人客が乗っていました。白人、黒人いろいろです。おそらくUSJで働いている人たちなんでしょうね。
 出航時間のころにはカップルや家族連れや20人前後のお客さんになりました。
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さっきからウ〜ゥ〜、ウ〜ゥ〜とサイレンがうるさかったんです。よく聞くとどうも消防自動車の音でした。海上に出てみるとわかりました。この通り。けっこう派手に煙が出ています。どこかで火事が起きています。海遊館かな?
 向こう岸に到着。火事騒ぎを見物に近所の子どもや老人が来ていました。ライカでそこを1枚。
 下りたところに、USJへの案内板が設置されていました。これは親切だなぁ。
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終点というか始発というか、JR桜島駅から乗ります。次のユニバーサルシティ駅からだとすごい数の人が乗ってきますが、ここはほとんどUSJで働いている人が通勤に乗るだけなので余裕で座れました。1車輌に3人ぐらい。ちょうど天王寺行きでしたので京橋まで乗り換えないで済むので助かりました。というわけで、天保山へ行った、ブレッソンの写真を見てきた、とってもよかった、ついでに渡し船に乗ってきた…というお話でした。

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20世紀のディケード〜1940s

1940s
20世紀は歴史を写真や映像で記録し始めた世紀です。この写真集もそんな断片を集めたもの。この『The Hulton Getty Picture Collection 1940s』は、新聞や雑誌に掲載された報道写真やスナップ写真が集められているモノクロの写真集。洋書なんですが、英語・日本語・中国語の三カ国語で本文もキャプションも書かれており、いちいち自分で辞書を引きひき読む必要がないので助かります。
 40年代は戦争の時期でこの写真集におさめられている写真の大半が戦争を記録したもの。戦場も、またその時の街も。そこには人の死もあれば、生きていく力強さも写っています。様々に入り組んだ人の感情も、折り重なる死体の山も。カメラは冷静に記録しています。キャプションの表現も偏ることなく淡々としています。
 そこから何を感じ、何を読み取るのか。それは読者に委ねられています。しかし、無数のモノクロ写真が自然と答えを導き出してくれるでしょう。

 ■言語:英語/日本語/中国語
 ■ペーパーバック: 400 p
 ■出版社: Konemann ; ISBN: 3829005210 ; (1998/09)

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チョートクさんの『ツァイス紀行』

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エイ文庫の写真関係の本は、けっこう読んでいます。そういえばこの出版社の『ライカ通信』の15号は結局2005年中に出なかったですね(^ε^;)。なぜかな? やっぱりライカブームにも陰りが顕著なのかな。
 さて、このチョートクさんの『ツァイス紀行』ですが、チョートクさんがM型ライカに、コシナ製Zeiss IkonのZMマウントのレンズを付けてニューヨークを撮った写真文庫ということになります。
 写真それぞれに魅力はあるんですが、写真にはキャプションはなく、カメラとレンズ名が書かれているのみです。だからレンズのサンプル写真のような印象になってしまっています。だいたい比較検討しているわけでもないので、ワタクシのような者にはZeiss Ikonのレンズと言われても特徴は写真から読み取れないのであります。だいたい、印刷物になった段階でレンズの性能や描写の違いを再現できているかははなはだ疑問なので、カメラ雑誌のそういう比較記事もあまり信用していなかったりするワタクシですが。まあ、本の最後にまとめて写真そのもののキャプションは載っているので、そこまでちゃんと読まないとこの本の面白さはわかりませんよといったところです。
 エッセイが写真の間に挟まっています。いつものチョートク調なので、鵜呑みにしては危険です(^ε^;)。気分と勢いで書いているという感じが濃厚ですので、冷静な説得力は感じられません。でも読んでいて楽しいエッセイですので好きですけどね。
 エッセイも、巻末にまとまった写真のキャプションも全部ちゃんと読むとかなりうずうずとしてくるでしょう。そうです、写真を撮りに行きたくなるんです。そういう意味ではやっぱり刺激になる本ですね。
 ■『ツァイス紀行』エイ文庫
 ・写真と文 田中長徳
 ・ISBN: 4777904857
 ・714円(税込)

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