トイカメラ

Nikon J1と神戸と写真展と

blogの更新を放置していた。理由はないけど。ワンテン展以降にもいろいろと面白いことはあったのだけどナ。twitterやFacebookで書いてしまうと、もういいかという気になる。でもそれらは流れて行ってしまって後で見るときには探しにくいのだけど。

 ほんとは記事としては二つに分けて書いた方がいいのかも知れないけど、今回は混ぜて書く。というか書いてしまったから、いいやということで(笑)

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Nikon J1を買った。「今年はカメラ買わない宣言」をしたのじゃないの? そういう声も聞こえそうだけど(笑)、これは去年の購入計画に入っていたもので、時期がずれただけだからOKなのだ。

 もうJシリーズはすでにJ3が出ているのだけど、僕が欲しい機能はJ1で充分だったので。中古ではなく新品で手に入れた。色はどうしても白がこのカメラには合うと思ったので、白で標準ズーム付きで手頃な値段のが出るのを待っていた。

 ボディだけならEVF付でもかなり安かったのだけど、後でEVF必要になるかもしれないけどあえてなしのJ1にした。それはカメラの見た目のスッキリさを優先させたのだ。一応、J1では動画を撮りたいと思っている。そうでなければ写真だけのためにもうカメラを増やす必要は当面ない。でもまだ動画は撮ってない。

昨日は朝方5時半ごろだったか、地震があって、淡路島震源だということだった。だけど、神戸で吹雪大樹さんという人の写真展があって、トークショーの参加申し込みをしていたので、神戸に行かねばならなかった。京阪電車もダイヤは乱れ、JR環状線も東京の山手線なみの混雑。案の定大阪駅まで行くと、JR神戸線は運転を見合わせていた。あきらめて帰るかと思ったけど、神戸方面は平行して阪急も阪神も走ってる。阪急で行くことにした。車内は混んでいたが、特急で、しかも座れたので楽ちんだった。

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 KOBE 819 Galleryは、花隈駅で降りて歩いてすぐだった。

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 時間も余裕で間に合ったけど、こういう事情を配慮してトークショーの開始は30分遅らせるとの知らせが入り口に貼ってあった。

 で、少し時間があるので、J1を片手にその周辺を散歩した。その時の写真を含めて、今後Nikon J1で撮った写真をUPするアルバムは→ コチラ

吹雪大樹さんの写真展とトークショーはとても面白かった。なんの前知識もなく見に行った。東京のギャラリー、ルーニーの杉守加奈子さんがオススメだったので興味を持った。このシリーズは去年ルーニーでもやったらしい。
 
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 今回の神戸でも展示の際に杉守さんが来たとのこと。展示作品を選んだのは杉守さんらしい。吹雪さんの写真は、トイカメラの代表格の一つ、HOLGAで撮られている。トークショーの中で「昔、8ミリ映画をやってて、トイカメラってその映像に近い写真が撮れる」という話が出てきて納得した。そうだだから僕が好きな画なのだ。

 話の中で印象に残ったのは、最近は仕事場と自宅の往復でしか写真を撮る時間がなかなかとれないが、そこで撮ることにしたと。日常“を”撮るのではなく、日常“で”撮るのだと。なるほど、僕もそうかもしれない。半径300メートル以内で撮ってるけど、日常生活を単純に記録しているのとは少し違っている部分があるからなぁ。ただ、僕と吹雪さんの大きな違いは、写真に込める作家性だろう。僕は「あ、これオモロい。撮らな」ということだけの場合が多いから(笑)

 他にも、僕と共通することや気になるキーワード、話がいっぱい出てきた。最初は8ミリで映画を撮っていたけど映画は集団の作業でなかなか難しいことから写真へと表現媒体が変わったこと。トイカメラというとギャラリーへ写真を持って行ってもバカにされたり、ちゃんとしたカメラを使いなさいと説教されたこと、路上でポストカード売りをしていたときに某ギャラリーのオーナーに声を掛けてもらったこと、病気になって考えに変化ができたこと、フィルムで撮ってデジタルで仕上げていること…などなど。

 あとQAの時に吹雪さんにある人が質問した。写真はいろいろな解釈ができるが、作者の意図とは違って誤読されるときがあると思うがそれはどうかと。吹雪さんは、誤読はOKだと言った。映画だとストーリーは決まっていてそれに則って見て欲しいが写真はそこからイメージを広げてもらっていいのだと。いろいろな解釈ができる、読み取る物語がたくさんある、しかも奇を衒っていない(そうであってもそうは見せない)作品がステキだと思った。

 神戸での写真展は今日が最終日だけど、大阪 南船場の[ギャラリー・アビィ]で、吹雪大樹写真展「いつかへの旅」が4月30日(火)~5月5日(日)の予定で開催される。アビィは吹雪さん自身がオーナーのギャラリーである。この写真展では「日常で」とは違って旅に出て撮った作品が中心とのこと。時間を作ってぜひ行きたい。

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雨上がりの枚方市駅前/iPhone 3GS

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仕事の帰り、今日の雨上がりの京阪・枚方市駅前を撮ってみました。選挙カーが爆音を響かせながら集まってきていました。でも写真にはそんな音は写らないですね。よかった。

■ iPhone 3GS
 App 「一眼トイカメラ」

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丸ポスト/Gakkenflex

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ポストつながりですが(笑)、前にデジカメ写真で載せたことがあると思いますが、うちの近所に唯一残っている、鋳物の丸ポストです。

 被写体としては申し分ないので、何度もモデルさんになってもらっています。厚塗りのペンキの感じが素敵です。風雪に耐えた男の戦いの顔がイカす!

■Gakkenflex
 f=55mm 1/150, F11
 FUJI SP400

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かしげたポスト/Gakkenflex・GRD2

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首をかしげて何かを考えているというか、腰をひねって愛嬌を振りまいているというか。とにかく特徴的なポスト。僕の自宅から一番近いところにあるポストです。『大人の科学』付録の35mm二眼レフプラスチックカメラGakkenflexで撮影。この写真、先日の「小僧フォト展(西)」に展示したものです。

 この小型のポスト、実に頑丈なもので、なんで腰曲がりになったのかが謎なんですね。誰かが蹴飛ばしたぐらいでは曲がらない。しかも高さがあるのでクルマでぶつけるといっても、ぶつけるなら下の支柱の方でしょう。

 さらに、支柱を曲げずに上のポストだけを曲げるという力のかけ方がわからないんですね。だいたい、何かをぶつけるといっても、すぐ横に電柱があるので、それには当てずにポストにだけ当てるというのもかなり難しそうです。どうやって曲げたのだろう? 本当にわからない。

 で、この状態で2年近く放置だったんです。ポストとしての機能は失われていなかったことから、誰も不自由はしていなかったんですね。ただ郵便局の張り紙で、近々修理をしますとは書いてありました。僕はなんとなくこの曲がった状態というのも、ある意味面白くてこのままでもいいんじゃないかと無責任に思っていたんですが…。

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で、こないだの土曜日、そのポストの前を通ると、なんと修理されているではないですか。しかし、まだ面影は残っています(笑)。心憎い修理ですね。ボディのペイントも施され、お色直しという感じです。角度は浅くなったけど、なんとなくまだかしげているところが可愛いポスト君であります。

(1)Gakkenflex
 f=55mm 1/150, F11
(2)RICOH GR Digital II
 f=5.9mm(35mm EQIV.28mm)F2.4

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プラスチックの二眼レフ散歩#3/Gakkenflex

■Gakkenflex f=55mm 1/150, F11
 FUJICOLOR SP400

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ワタクシの地元枚方市では旧街道沿いで「街道菊花祭」というのをやっていて、旧街道とその周辺の古い村の通りで菊の展示が行われています。散歩道が華やかになるこの時期。

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住む人もいなくなった長屋。そこの郵便受けには、誰もいないのにチラシが放り込まれる。しかしチラシは本来の役目を果たせない。なのにここに閉じ込められる。だから脱走しようと郵便受けの壁面を少しずつ削って穴を開けて脱走しようと企てているのだ。

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プラスチックの二眼レフ散歩#2/Gakkenflex

■Gakkenflex f=55mm 1/150, F11
 FUJICOLOR SP400

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赤いパイロンがたくさん。車止めを見ると奧側にあるので、本当は手前の1つだけで駐車を阻む役目はできるはずなのに、なぜか縦隊を作って阻止しようとがんばっているのです。

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小学校前の路地というか道路というか。少し紅葉しているのは桜の木。道に落ちているのもだから桜です。おばちゃんが歩いていたのでその後ろ姿を撮ろうと思ったのですが、二眼レフで構図とピントを…ってやっているうちにおばちゃんはスタスタと歩いて行ってしまいました。

周辺部が流れるということは、マンガの世界で言うところの「集中線」を入れているのと同じ効果があります。つまり、日の丸構図のその中心を強調してしまうのです。だから僕のように日の丸構図の多い写真は、撮影者が何に気を取られているのかがとてもよくわかる写真になるわけですね。

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プラスチックの二眼レフ散歩#1/Gakkenflex

■Gakkenflex f=55mm 1/150, F11
 FUJICOLOR SP400

昼下がり、Gakkenflexを首から下げて散歩に出かけました。結局フィルム2本撮って現像に出しましたが、2本とも大成功! けっこうピントがキてます(^ε^)。フィルムは昨日予想したようにISO 400でぴったりでした。

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まずは住んでいる賃貸マンションのエントランスに咲いている白い花。山茶花でしょうか。

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幼稚園のフェンスにひよこが。他にもいろいろかわいい動物の板があります。

というわけで、思ったよりもよく撮れていました。ピントもちゃんと合いますし。プラスチックレンズで単玉なのにこんなにちゃんと撮れるのはうれしいです。ちゃんと本誌本文で説明のあったように、周辺部の流れと光量落ちはあるのですが、それはトイカメラでは当たり前といえば当たり前なこと。これ、スクエアに改造したら周辺の流れなんかあんまり気にならなくなるかもなぁ。
 これなら、これからも使ってみようと思えます。2500円のトイカメラにしては上出来ではないでしょうか。
 他の写真も今後おいおい載せま〜す(^ε^)。

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【スライドショー】猫の小径


今まで撮りためた猫たちの写真から厳選して、スライドショーのムービーを作ってみました。
 もう今はいなくなってしまった猫たちや、出かけていった先、出張先で見かけた猫たちも多数登場しています。カメラもフィルムはライカ判からハーフ、デジカメもLUMIX LXシリーズやCanon IXY。クレジットでは書いていませんがLUMIXもFX5で撮ったものや、Che-ez! SPYZで撮ったものも入っているかも。ピンポケ、手ブレ、被写体ブレ満載ですが、どうぞお楽しみください。

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