ハーフカメラ

カメラや写真について考えるシリーズ(1)
「オリンパスペン」

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カメラや写真について考えるシリーズというのを時々書いてみましょうか。きっかけは2012年に書いた短文が見つかったのを自分で読んだから(笑) これFacebookに投稿したものです。当時は「ペンスケッチ展」というハーフ判限定の写真グループ展に参加していました。それに絡めて書いたものですね。

僕の場合、路上写真だから、ペンスケに出す作品でもなんでも(笑)、歩き回らないと写真は撮れないんです。でもね〜、撮影だっ!って出かけることはほとんどないんです。撮影目的よりも散歩メインの方がいい。

 できるだけ何でもない、生活臭がいっぱいする街をとにかく歩き回る。そこには必ず何かが見つかる。これがね、見つかるんですよ。知らない街を歩くとほんと。見つけようと思って歩いているわけでもないんですけどね。

 そういうときってあんまり大げさなカメラは似合わないので僕はPenでもオリジナルとかSとかS3.5とかWとかを持って歩いてることが多いです。

 薄暗くなってこりゃストロボ要るなと思うような時でもSとかS3.5とかWだったら1/8があるのでたいがい撮れますね。手ブレ? Penって小さくてもさすが金属カメラ。意外と重さがあるんで手ブレは用心したらなんとかなります。

 撮影メインで出かけることがすくないのでFVの出番がなかなかないんですよね。ペンスケに出展している人はPen F系を使っている人が多いですけどね。僕の場合、緻密な写真じゃないし、作り込んでいくって写真でもないんで、一眼レフである必要はないんですね。ただFVもって出たら最強ではあるんですけどね。その日の荷物にもよりますね。

 …って別に何のためにってこともないことを書いてますね(笑)
(2012年5月27日)

先日、ある人に「うずらまんさんは、Pen Wのイメージですね」と言われました。なるほど世間の皆さんが見たイメージはそんな感じなのかな。1台だけしか持っていけない究極の選択ならやっぱりPen Wかもしれない。でもそんなこと言うと、他のカメラたちがスネますね(笑)
 

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「かわうそと愉快な仲間たち展」
〜未来に残したいもの〜 閉幕!

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5/17ー22まで、東京 四谷のRoonee 247 Photographyで開催されました「かわうそと愉快な仲間たち展 ~未来に残したいもの~」にたくさんのご来場ありがとうございました。今回は会場へ行けなかったのが残念ですが、グループ展参加の楽しさはまた格別です。

 さて、今回出品した作品は、これ。昔はどこの街にもあった煙草屋さんです。パン屋さんの一角とか食堂の一角がこうなっていて、中におばあちゃんがちょんと座っているとか、たまには可愛いはつらつとしたおねえちゃんが店番しているとか、そんな感じの。このお店はもう自動販売機がメインで、窓口は使っていないようにも思いますが形だけは残っていました。コンビニも便利でいいけれど、こういうお店の味わいも未来に残したいなぁと思って、特にコレと言って写真的には面白味のないものでしたが出しました。


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・タイトル 街角のたばこ屋
・氏名 うずらまん
・説明等
 絶滅危惧種の木造対面販売窓口付煙草店。でも窓口嬢の姿なし。
・機材等
 OLYMPUS Pen(初代)D.Zuiko 28mm F3.5
 Kodak SuperGold400
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出展します!「かわうそと愉快な仲間たち展」
〜未来に残したいもの〜

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ワタクシ、またまた写真のグループ展に参加します。ご用とお急ぎでない方はぜひぜひ遊びに来てください。すみません、東京です。東京だから、僕は会場には行けないと思いますが、実になんと言うこともない、ただただ平凡でほんの少しだけ懐かしい近所の街角の写真を出品しています。

「未来に残したい」がテーマのグループ展。僕が残したいその風景は美しい大自然でもなければ、人の偉業を成し遂げた荘厳な建築物でもなんでもない。ただのその辺の風景です。でもこの風景、ひょっとしたらもうなくなっているかもしれません。

そう、誰も保護とか保存とか言い出すわけもなく、ただ取り壊しやリフォームで消えてしまうようなそんな風景。でも僕はこれを未来に残したい。そう写真で残せれば、最低限その存在証明にはなるわけで。

というわけで、何気ないし、取り立ててどうということもない写真です。わざわざ見に行くほどのことはないかもしれない。けど見ていただいたら、何かをきっと感じてもらえる…というかせっかく足を運んだんだから何かを感じとってやる!と、こうなってもらえたらうれしいなと思います。

僕以外の参加者の作品は力作揃いです。お楽しみに!

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写真グループ展「面白半分」図録
作品と+α未公開写真と読み物記事

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1/31より、神戸元町[フォトカフェ]で開催の「写真グループ展『面白半分』」の図録ができました! 先行予約を開始(笑)します。

 「フォトブック・フォトアルバム 500円 TOLOT」を利用しています。欲しい方mailまたはこの記事へのコメントでご一報ください。500円で日本全国どこでもお届けします。送料込みです。

 [フォトカフェ]にご来場いただけない場合は、ぜひこの図録でお楽しみください。会場展示に負けないようにがんばって作りました。メンバー16名の展示作品に加え、未公開作品満載。ハーフ判解説や使用カメラの紹介、メンバーのとっておき神戸撮影スポット紹介などお楽しみ記事もいっぱいです。

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神戸[フォトカフェ]企画展
「オリンパス・ズイコー写真展」に行ってきた

 フォトカフェ企画展「オリンパス・ズイコー写真展」
 2013年6月7日(金)〜6月18日(火) ※6/12-13は定休日
 11〜18時(定休日:水・木)

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今日はヒヨコと神戸・元町へ。午前中は[元町映画館]で『出草之歌 台湾原住民の吶喊 背山一戦』というドキュメンタリー映画を観て、そして[フォトカフェ]へ。いつも写真好きがいっぱい集まっていて入れないときもあるんですが、今日は空いててのんびりとさせてもらいました。3時間ぐらい居座ってしまいました(笑)

 だってね、見ていて飽きない写真に囲まれて、珈琲がおいしかったら、居心地がいいのはしょうがない。マスターのお話しとレンズ比べの定点観測写真なども見せていただき、またお客さんの持って来たたくさんの船の写真も見て、いや〜楽しかったです。そうそう、僕の文庫サイズ写真集『面白半分』を謹呈したら、店に置いてお客さんにも見てもらうということで置いてもらえることに。[フォトカフェ]にお立ち寄りの際は、黄色い表紙の僕の写真集もぜひ見てくださいネ。

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マスターが丁寧に焼くトーストがまたカリッとおいしい。シンプルなのにとても。珈琲ももう一杯飲みました。

 そうそう、今回なぜ「オリンパス・ズイコー写真展」なのかということをマスターにおうかがいしました。
「キヤノン、ニコンのユーザは多すぎて収集がつかなくなるし、オリンパスユーザというのはちょうどいいんです」
 と。なるほど、少なすぎず多すぎずちょうどいいんですね(笑)
「ズイコーはよく写りますし、けっこう面白い写真を撮る人、多いですしね」
 それで声を掛けていただいたのはとても光栄です。
「それに今年はペンスケッチ展が神戸で開催されないのがちょっとさびしいし」
 と。いろいろお気遣いありがとうございます。

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我々がお店にいる間にお客さんがお二人。二人目の方はご夫婦でも写真を撮ってるとのことで、フィルム写真オンリーだそうです。愛用はミノルタのXEとか。多少露出がずれてきたけど、使い慣れているのでそれはカバーできるそうです。おそらくリタイヤされていると思いますが、広告代理店にお勤めだったとかで僕の「スルナ」の方を大変面白がってくださいました。
 その方がお帰りになって、次に入ってきたのはどこかで見た顔(笑) YANBOさんでした。ありがとうございます。YANBOさんもお店の中のアルバムをパラパラと見ていて、とても貴重な写真を発見してはりました。昭和30〜40年台かな?古い海上自衛隊の艦船の写真で、一般には撮れないような写真のアルバム。おそらく雑誌の仕事でもしていた人が撮ったのではないかと。マスターのお話ではこのアルバムは持って来た方はもう亡くなってしまい、撮ったのは別の人で、おそらくその人も亡くなっているでしょうと。これは[フォトカフェ]に行ったらぜひ皆さんも見てくください。こちらは常設。マスターにたずねるとすぐどのアルバムか教えてもらえます! 店内にはいっぱいあるので自力でみつけるのは難しいかも(笑)

 というわけで、お店を出て、YANBOさんとは商店街で別れて、我々は南京町へ。YANBOさんは港の方へと向かって行くマドロスさんでした(笑)

 フォトカフェ企画展「オリンパス・ズイコー写真展」
 2013年6月7日(金)〜6月18日(火) ※6/12-13は定休日
 11〜18時(定休日:水・木)

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神戸[フォトカフェ]企画展
「オリンパス・ズイコー写真展」に参加します

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 フォトカフェ企画展「オリンパス・ズイコー写真展」
 2013年6月7日(金)〜6月18日(火) ※6/12-13は定休日
 11〜18時(定休日:水・木)

ワタクシ、うずらまん が神戸に帰って参ります(笑) 某グループ展を卒業してしまったので、もう神戸で写真展に参加することもないだろうと思っていたのですが、神戸[フォトカフェ]の清水さんにお誘いをいただいたので、参加させていただくことになりました。本日、作品は発送しました。

 フォトカフェの企画展として、オリンパス ズイコーで撮影された写真を集めた展覧会になるとのことです。僕に課せられた条件は「Pen Fで撮ってください」でした。Pen Sで出す人はもうすでにいるのでと。得意カメラをいきなり封じられてしまいました(笑) で、FVで撮りました。レンズは標準と100mm望遠と望遠ズーム100-200mm F5しかないので、もう標準でいいやと。

 僕も他の参加の方の作品については全く知らないので、開催を楽しみにしています。関西の方はぜひフォトカフェに足をお運びください。見るのは無料ですが、カフェなんで、珈琲の1杯ぐらいは注文してくださいね。

 今回はカフェでの写真展なので、かっちょいい写真にしようと思ったのですが、それでは「うずらまん」っぽくないとヒヨコに言われて、よくよく考えて選んだ2枚です。いつものようにキャプションは付けていませんが、1枚はクスッときてもらえる写真です(笑)


 [フォトカフェ]
 神戸市中央区元町通4丁目5-15
 phone 078-201-9720
 営業時間 11〜18時(定休日:水・木)

 では最後に、今回出品してない写真を。


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▲出品しなかった写真その(1)「置き去りに」

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▲出品しなかった写真その(2)「やあ!」

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ハーフ写真集『面白半分 omosiro half』
うずらまんの作品集ができました!

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HAZZマガ文庫ができました。その第1弾として、ワタクシ、うずらまんの写真集を作っちゃいました。僕はハーフカメラが大好きです。子どものころの我が家カメラがリコーのオートハーフSEだったので、そこからハーフカメラとのつきあいが始まっています。
 そのオートハーフ、故障してしまっていたのを写真家のRyu Itsukiさんに修理していただいて、今でも使えます。ハーフカメラって、普通のフィルム(35mm判)の1コマのサイズを半分に割って使うカメラです。簡単に言うとフィルムを倍に使えるわけですね。1970年前後を頂点に、まだカメラが男性の道楽趣味だったのを家庭の女性や子どもでも気軽に写真を撮れるようにということで、気軽に使えるカメラとしてハーフカメラが登場したのでした。

 ハーフカメラは様々な工夫が凝らされたカメラが多く、デザインもかっこいいものからかわいいものまであって楽しいのです。小さいカメラもいろいろあって、小さいキカイ好きの僕にはたまらない存在です。だから散歩や旅行にはいつもフィルムはハーフカメラ1台。そしてデジタルはコンパクトデジカメ1台というのが僕の基本のスタイルとなっています。

 そんなハーフ好きの僕なんですが、今回の写真集はオートハーフではなくオリンパスペンのシリーズから、S、S3.5、W、FV、EE3などを使って撮ったもので、「ペンスケッチ展」に出品した作品から集めました。作品のジャンルは「レンズはまぬけ!?」系です(笑) お気楽に笑える写真を満載!!

 1冊500円で送料込みで頒布しています。(製作費に500円かかるので、この価格設定です)

★くわしくは、こちら→ハーフ写真集『面白半分 omosiro half』発刊!

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「ペンスケッチ展8」まずは来週、渋谷から!

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はい、今年も「ペンスケッチ展」の季節がやって参りました。今年はなんと渋谷のルデコ会場では、史上最大数の参加者、60名を超えた大きなフォト展となりました。

 ペンスケッチ展はフィルム・アナログフォト至上主義のフォト展ではありません。ハーフカメラという日本で発展し一時代を築いたユニークなカメラを、今楽しむためのフォト展です。フィルムで撮影し、そのまま作品にするのもアリ。デジタル化してさらにデジタル暗室で作品を仕上げるのもアリ。今、このときに使える方法は何を使って作品を作ってもいいんです。ただハーフカメラを使うということだけをお約束として。

 毎回お越しの皆さんも、まだ一度も見たことないという皆さんも、今世紀最大の、ハーフカメラだけで撮ったフォトの展覧会をぜひぜひ会場に足をお運びください。見て損なし。デジタルで写真をやってる人にも絶対に刺激になるはずです。

 関西は今年も神戸・三宮で開催します。渋谷展よりちょっこし規模は圧縮しますが、神戸でしか見られない作品も続々登場。ただ単に東京で評判のものを持ってくるだけではないので、毎年渋谷と三宮、両方を見に来る方もいるんですぞ(笑)

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気分はニセムービーカメラ!?
KYOCERA SAMURAI Z2

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京セラのSAMURAI Z2。これは1989年9月発売だから、僕が結婚した年じゃないか(笑)。実はSAMURAIシリーズは大好きなカメラでかなり注目していたのだけど、結局手に入れることなく現在に至っていた。

 僕が好きになる要素が実にいっぱいあるカメラだった。まず、一眼レフにしては小型であること。そして縦型という斬新なデザイン。ハーフカメラであること。坂本龍一がCMをしてたこと…などである。SAMURAIシリーズは昭和の末期にキラ星のごとく登場し、ハーフの利点を生かした斬新なスタイルで、ヒットしたカメラだった。でも、なぜか縁がなかった。

 当時、伝説のミニコミ誌『HAZZマガジン』を作っていた僕は、取材用のカメラとしてこれが欲しかったのだ。しかし、気になることが一つだけあった。このことはHAZZマガの1行ニュースにも気になったので書いたことを覚えている。
 当時は、なんせお金がない。カメラを入手しても現像やプリントにお金が掛かる。ただそのころはフィルム写真の全盛期だから安いDPEはあった。異業種の店でも代理店をしていた。ミニラボの特急仕上げはまだ出て来てなかったけど、格安で受け付ける店はたくさんあった。上がってくるのに2、3日は掛かったのだけど。
 そんな中で、そう僕はくずはモールのダイエーの薬局を時々利用していた。そこに出すと確かに安かったのだけど、ハーフは必ず絹目の縁なし仕上げになって上がって来た。他の仕様は選べなかった。僕は縁ありのツルツルが好きだったし、ミニコミ用の印刷原稿とするなら絹目は印刷用の網掛けをした場合、モアレを起こしてしまう可能性があった。となると、取材用としては使いにくいことになる。それで急速に興味を失ってしまったのだ。僕の取材カメラはOLYMPUSのXA-4になった。

 さて、このSAMURAI Z2。レンズはKYOCERA AUTO FOCUS 3X ZOOM 25mm/F4-75mm/F5.6だ。広角側25mmは、ライカ判に換算すると35mmだ。これがF4というのは暗いと思うが、プラカメでフルオートでズームのカメラというと暗けりゃストロボをビカビカ光らせればいいのだ的な考え方で作られていたからだ。広角側は25mmということは、オートハーフやペンWと同じである。望遠側は75mmだから、またライカ判で換算すると105mm。普段使いには必要十分である。

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で、ずっと縁がなかったはずのSAMURAIをなんで今回入手するきになったかというと、MazKenさんが僕の耳元で「ハーフだし、プラカメだし」とささやいたのだ(ネットの上の耳元だけど)。

 さてさて、今度の「ペンスケッチ展8」にこのSAMURAI Z2で撮った写真を出せるかな? 出したいな。まだわからないけど、がんばってみよう。なんだか、ペンやオートハーフとは違った面白さがあるハーフカメラだと思うので、使うのがとても楽しみだ。
 まだまだ書きたいことはあるけど、それはおいおいと、写真を撮りつつ書いていきたいと思うのだ。今日やっと電池を買って来た。2CR5は1個980円だった。フィルムはコダックの400の24枚撮りを入れた。準備万端。明日はなんか天気悪いって言ってるけど…。

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今日のミニ工作/PenSのレンズキャップ

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以前、コニカのフィルムケースのキャップ、ハムスターのフィギュア付きのボトルキャップでOLYMPUS PenSのレンズキャップを作りましたが、今日は新作です。

コカコーラから発売のビタミンウォーター。このペットボトルの口は一般的なペットボトルよりも広口になってます。キャップも大きい。Pen Sにはめてみるともう少しで入りません。

内側をカッターナイフで削ってやると何とか距離リングにはまりました。
自分でも作ってみようと思う人は自己責任で。刃物を扱いますからケガにはご注意ください。

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