道具・モノ

今年の工作を振り返る/ブッシュクラフト的「バックソー」

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年末の思い出し企画。今年作ったもの。3月ごろでしたか。その日、仕事が終わってから、工作活動をしました。なぜかなんだか無性に工作したくなったんですよね。
 作ったのはバックソーという組み立てノコギリです。キャンプの中でも倒木などその場で手に入る材料を使ってできるだけ現場で道具や居場所を作るブッシュクラフトというものがあります。そのときに使うノコギリです。YouTubeなどで海外のブッシュクラフターがこれを使うのを見てかっこいいなぁと、キャンパーは思うわけですね。あこがれの一品。金属製のものは簡単に手に入るんですが、それでは面白くありません。バラバラにできるので持ち運びがしやすく、組み立てると弓形の支えが付いているノコギリになるのでしっかりした構造でそこそこ太い木も切れます。
 木をH型に組み下側の足にノコギリの刃を渡します。上につきだした2本をひもで縛ってそれを絞めていき刃にテンションを掛けてノコギリとして全体の強度を出すというものです。H型の木は組んであるだけなんでひものテンションをゆるめると分解バラバラにできます。
 きちんと道具として作るなら角材などを使う方が良いのです(実際そういうキットも売っているらしいです)が、このバックソー自体もブッシュクラフトとして作るのもありなので、そっちに近い作り方にしました。
 使った木は、何年か前に四国だったか淡路島だったか、家族でキャンプに行ったときに拾った180センチぐらいの流木です。太さといい曲がり具合といい味があるのでこれを使うことにしました。
 作る時に使った道具は本格的なものは一切ありません。ノコギリと工作用ナイフと学童用の彫刻刀、木工やすり。図面も引かず、サイズもだいたいの適当で(笑) ノコギリの刃は、Bahco 51 – 24(Bow Sawブレード24インチ)、弓ノコ用の刃です。これだけちょっとこだわってこれにしました。学童用彫刻刀はホゾ穴を作るのに使いました。
 なんとかカタチになりました。もっと時間がかかるかと思いましたが半日ぐらいでできました。仕上がりが雑ですけどね。出来たのはいいのですが、まだ使っていません(笑) 作ることで満足してしまったというか、そもそも使う場面がない(爆) いやいや、使う場面を作りましょう、そのうち。

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錆さびのツールボックスを錆さびのままリペア

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日曜日のきまぐれ工作シリーズ(そんなシリーズあったか?)、今日は錆さびのツールボックスを直して使うぞの巻。これはヒヨコ(奥さま)の父、スナズリ父(すでに故人)が使っていたもの。縁の下、つまり屋外に置かれていたので、錆さびになっていました。ロック金具も外れていたのですが、どうも捨てるに忍びなく、僕が残しておきました。それを今日はリペアしようというわけです。

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金具が外れてしまっていたので針金で僕が応急的に引っ掛けるようにしていました。これも直しましょう。

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錆の上から塗れるペンキで塗装してしまうということも考えたのですが、塗装するとどうせウェザリングで錆や傷を入れたくなるので今回は錆還元剤「サビチェンジャー」で黒錆に変えてしまうことに。これを全体に施しました。

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外れていたロック金具が別の所から見つかったのでこれを取り付けられるようにしたいのですが、どういう構造で付いていたのかを観察します。

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軸の棒が入っていたのかと思ったのですがもっと簡単な構造でした。右側、本体部分丈夫のカギ状に飛び出している部分の先端がT字になっていて、そこに引っ掛けていたのですね。左側が摩耗でツメがほとんどなくなっていました。それで外れてしまったのか。

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ツメを新に削り出します。ヤスリの往復する距離が取れないので少しずつ削ります。なんとか引っ掛けられるほどツメが作れました。あとは付ける金具側でかしめてしまいましょう。

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なんとか取り付けられました。ツメが短いのでまた摩耗するかもしれませんが、またその時はその時考えます。

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ちゃんと金具が本体側に辛うじて付いています。

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錆は全体に黒めに落ち着きました。全面に錆があったので全体にサビチェンジャーを塗布しています。取りあえずホンモノの錆のテイストでビンテージ感は増し増しですね(笑) これで触っても錆が手に付きませんので安心して現役復帰させられます。後日ステンシルを入れる予定。誰が喜ぶわけでもないのですが、古いものも大事に使っていきたいのです。まだ工具類がいっぱい錆さびのものがあるので、順次それも手入れしていきます。

 

 

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ネイビーな工具を作ったよ! 今回は戦艦ブルーの十徳ナイフ

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本日はこのようなモノを作ってみました。ペンチ、栓抜き、缶切り、プラスドライバー、マイナスドライバー、ナイフ×2、ノコギリ、ヤスリ… などのいわゆる十徳ナイフです。これをアメリカ海軍の戦艦ブルー仕上げにしました。

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元はこういうものです。あるところからいただいたお下がりのツール。グリップは全く色気のない黒いプラ丸出しで「RANBO」って何だよ?(笑) 写真で見ると新品ピカピかですが、実物はなんだかくたびれていました。その割に金属部分はきれいで、でも一部錆が来ています。

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プラのグリップを外し、ペーパーを掛けました。

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キャンディタワーさんの万能プライマーを塗ります。そして大人は待っていられないのでヒートガンを使って即乾燥させます(笑)

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戦艦ブルーをスポンジとんとん塗装。戦車塗装と同じやり方ですね。

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戦艦ブルーなのでステンシルはダークグレーで入れていきます。また意味なしステンシル。

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ぎゃ〜! ステンシルがはみ出してしまいました。横着するからこうなる(笑)

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まあ、慌てることはありません。ステンシルの逆をすればいいのです。テープでマスク作って戦艦ブルーで修正します。

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次に錆塗装です。いつものように筆に錆塗料を取りかすかすにまでしてからこすりつけていきます。

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グリップが完成。取り付けてみましょう。

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じゃ〜ん! できました。戦艦ブルーの十徳ナイフ。金属部分にも錆塗装を施しビンテージ感を醸し出してみました。……ん? しかし、これ握ってみてわかったんですが、ペンチはいいんです。でもナイフとか使うときペンチがぱかぱかして使いにくい。変に指とか挟んだりして困る。よく観察するとグリップにねじ穴以外に穴が開いてることに気付きました。そうか。ここに何かか付いていたのでは? おそらくそれが欠落しているのだ。

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こういう部品が付いていてこれでペンチの足を引っかけていたのだと思います。ペンチの方にひっかかる溝もあり。これは試作ですが、サイズを調整してもう一つ作って取り付けてみました。

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こういう風に引っかけるわけですね。

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というわけで、これで修理まで完成です(笑) 超自己満足案件の工作魂。この誰得?シリーズ、まだつづくでしょう(爆)

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米軍戦艦色のツールボックスを作ったぞ!

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米軍艦艇色ツール箱です。戰車塗装ばかりでは能がないので(笑) これもおなじみ藤原兄弟のアメリカ雑貨屋さん[キャンディタワー]さんの戦艦色に塗れちゃうペンキミリタリーペイント(戦艦ブルー)を使って塗装しました。 

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元はこれです。もう三十年以上前に買ったアイリスオーヤマの工具箱。プラスチック製。ほんとは鉄の工具箱が好きなはずなのになんでこんなのを買ったのかは覚えていないんです。でもずっと後悔していました(笑) 見るからにプラだし、プラのいい面が出てなくてプラの嫌な面ばかりが見える気がする(気のせい?) というわけで、それならば愛せる道具箱にしてしまいましょうというわけで。

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バックル部分はどうせ塗っても剥げるとは思うのですが塗ります。以外とそんなに剥げないんで。ステンシルはいつものプレートを使い回しています。でも今回は戦車色じゃないので、黒をトントンしてから白をトントンするという二重にめんどくさいことに挑戦してみました。

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ステンシルプレートは黒をやってから白なんで、黒を洗い落とさないと白が汚くなるかなと思ったんですが、数字の「02」とかは紙で自分で作ったやつなんで洗うというのは難しいなと思っていたら、乾いたらそのまま黒の後に白をやっても大丈夫でした。プレートの汚れはトントンする筆には付いてきませんでした。

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錆は気長にかさかさ筆で入れていきました。この辺は後日もうちょっと手を加えてもいいかな。

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てなわけで、最近は工作活動は、それ自体に夢中になって制作過程を写真に撮ることをすっかり忘れています。今回もペーパー掛けをし始めてから「あ、元の赤いままのを撮っとかないと」と気付いたから写真がありましたけど。うっかりそのまま塗っちゃって元と比べられないからちっとも面白くない(どうせもともと自己満足な記事ですが)ということになりかねない危険性をはらんでいるのでした(笑)

 

 

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【男の七つ道具】肥後守という官職名を持つナイフ

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肥後守というのはファンも多いですが、最近ではちょっと高級品化しちゃってますよね。元々は戦前の子どもたちからの工作の友・肥後守。竹とんぼを作ったりするイメージでしょうか。僕らが子どものころ(万博世代)にはもう廃れていて、カッターナイフが工作の道具としては主流でした。あとは切り出しナイフかな。

 肥後守は刃が分厚いので乱暴に扱っても耐えてくれますしね。石っころとか金槌で峰を叩いて木を割ったりとか。ちゃんと焼き入れしてあるのかどうかも怪しい製品もありますけれど。実は父からカリパチが1本と中学生のころ住んでいたアパートの隣の家のひさしに何故かのっかっていた錆さびのを棒にヒモをくくりつけ磁石を先に付けて救出したのが1本あったはずなんですけど、いつの間にか消失。それらを失したのがすごく寂しく思えて後年入手した4本です。探せば他にも出てくるかも(笑) シースナイフ代わりに使いましょうか、アウトドアがマイブームだし。

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紐付きを自由にしました。Bluetoothレシーバー

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これ、いいです。黒い四角いの。別にステマではなく。FiiO μBTR ブラック SBC AAC aptX対応 Bluetoothレシーバー。普段は通勤とかではAirPods Proに非常によく似たイヤフォンとか、SONY ノイズキャンセリングBluetoothヘッドホンMDR-ZX770BNを愛用しています。iPod touch5と組み合わせて快適に。

 で、家で、パソコンiMac 21inで音を聴くのは、SONYの有線のヘッドホンMDR-ZX110NCを使っています。有線でも何不自由ないヮと思っていたのですが、部屋の中でものを取ったりちょっとした移動で有線の限界でバシコンッ!とヘッドホンを奪われたりするわけです。奪われるというか自分が有線ヘッドホンの勢力圏を離脱するのが悪いんですけど。けどふいにくる攻撃って感じで不愉快。

 でもiPodと組み合わせているZX770BNとかをいちいちBluetoothの接続を切って繋いでって面倒なんですよね。設定で簡単にできるとかあるのかな? 僕は詳しくないんで。

 そうこうしているうちに見つけたのが「Bluetoothレシーバー」という製品。これって有線のイヤホン、ヘッドホンを繋ぐと無線ヘッドホンになっちゃうというスグレモノ(popeye風)。過渡期のいわゆる“アイデア商品”みたいな感じもしますが、手頃な値段なんで買ってみました。すると、どうでしょう? いいわ〜。あれほど急にバシコンッと奪われたり行動制限をされ家族を苦しめてきたヘッドホンが自由になってまるでスナフキンのよう(なんかどっかで聴いたような言い回しに結局アニメに例えるのかよ的な)

 レシーバー自体は軽く小さいのでヘッドホンにクリップすることもできます。上手くケーブルをまとめることができればほんとに無線ヘッドホンになっちゃうんですね、当たり前だけど。笑っちゃうぐらい快適です。今あるヘッドホンを活用できるし、言うことなし。

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電池式ランタンのLED化

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もう二十年近く使っているキャプテンスタッグの電池式のランタン。これ、前に単1電池×4を使うのですが、それは重いので最近はアダプタをかましてどこでも手に入りかさばらない単3形が使えるようにしています。

 そしてこのたび電球をLEDに交換して最新最強に(手に持ってるのが古い豆球)。そんなに高いものではないけど、子どもが小さいころからキャンプで使っていたし、けっこう馴染んでしまっているし。オイルやガス式のはものぐさな僕には手入れがめんどくさいし、電池式が楽で安全で良いのです。
 あ〜これでまだまだ使えるなぁ。楽しくなった!

 

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スグレモノというのはこういうモノ
[CARADONA]ブランドの本革小銭入れ

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こないだ買ってとても良かったのでここに紹介します。お店の回し者でも変な通販の勧誘でもありません。自分で買って使ってみて、ほんとに良いなと思ったので。

※これは、うずらまん個人の感想です。お店の見解とは必ずしも一致しません。でもほんとオススメ(^ε^)

 フェイクレザーはやはり耐久性がないので本革のしかも普段使いしたいので丈夫な小銭入れが欲しかったんです。そこで出会ったのが[BASE GEARショップ]というお店の[CARADONA]ブランドの本革小銭入れです。

 とてもシンプルですが、それでいて便利。欲張りすぎないそぎ落としと機能性がバランスの良い小銭入れです。商品の特長や様々な工夫はぜひ下の画像をご覧ください。これまでも顧客の要望を取り入れて改良をしてきたとのことですが、今回僕の送ったちょっとしたお願いも次期商品に反映していただける予定だそうでとても感激です。

 小銭が取り出しやすいという基本機能がきちんとしていて、デザインはシンプル。作りは丈夫。手触りもよく大きさもちょうど良く申し分ない仕上がりです。

 現在キャンペーン価格での出品ということで信じられないぐらい安価になっていますが、手にした商品は10倍の値段でも相応するぐらいの品質、使い良さです。人にあまり商品をオススメなどしない僕がわざわざ書いているのですからこれホント。黒ばかりでなく他のカラーもありますので、女性にも合いますョ。

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★画像は[BASE GEARショップ]さんのAmazonでの商品説明からお借りしました。

 →[BASE GEARショップ]というお店の[CARADONA]ブランドの本革小銭入れ
 

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【男の七つ道具】「記者ハンドブック」

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仕事で愛用している共同通信社の「記者ハンドブック 新聞用事用語集」。「じ」「ぢ」「づ」「ず」の書きわけ事例もこれに詳しく載っている。

 ながらく右の(第8版5刷 2000年)を使っていた。カバーもボロボロで補修したりしている。書き込みもけっこうしてある。仕事上のローカルルールをメモっているのだ。日頃、ネットで検索できるので辞書は使うことはなくなってしまったが、表記上のルールなどはこのハンドブックをみなければ判断に迷うことも多い。

 そういう辞書としてルールブックとしても役に立つが、読み物としても興味深いことがいろいろ書いてある。

 もう16年も使ったので、この度最新版の第13版を購入。第8版の時は写植で作っていた版面がやはりDTPになっているなぁ。書き現わすことの基準を知らないとそこから逸脱することもデタラメになってしまうから。古い方は家に持って帰って使おう。気の抜けた僕のblogやツイートなどの文章でも、少しは気をつけて自分なりの表現のルールは持っておきたいと思う。(思うのは自由)(笑)

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LEDじゃないけど、ミニマグライトが好き

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長年愛用しているミニマグライト。単三2本のと単四2本の。最近はLEDが主流なのでこんなのは流行らないか。
 でも好きなんだよなァ。サスペンス映画の小道具にもよく使われたし。

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キャンドルモードは結構便利。レンズ部分を外してお尻に回して立てやすくするというアイデアがいいなぁ。
 キャンプのときだけじゃなく、日常でもよく使う。寝る前読書とかね。

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