ドキュメンタリー

護衛艦しらね体験乗艦
in 海上自衛隊舞鶴地方隊の展示訓練2014

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▲イージス艦 175 みょうこう の前で実演する哨戒機SH-60K

YANBOさんの企画コーディネートで、7月26日 土曜日「海フェスタ京都」の一環として開かれた、海上自衛隊舞鶴地方隊の展示訓練を見学してきました。珍道中の様子を書くとこれまた膨大な連載になりそうなので、とりあえず写真をアップします。作文はいつになるかわからないし(笑)

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▲これが体験乗艦させてもらった、護衛艦 しらね。ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)だ。対潜水艦用の駆逐艦である。

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▲しらねの前を行くのは、護衛艦 130 まつゆき。その前は、護衛艦 155 はまぎり かな。

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▲哨戒機SH-60Kが囮のデコイを発射。

その他、約200枚の写真をflickrにアップしました。どうぞご覧ください。
 flickrのアルバムはこちら →「JSMDF展示訓練2014」
★写真は全て、LUMIX G2/LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH. MEGA O.I.S.で撮影しました。

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○○は高いとこが好き
明石海峡大橋のてっぺんに登るの巻

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6月15日 日曜日。写真仲間とまあいわゆる大人の遠足に行ってきました。参加メンバーは、企画立案のYANBOさん、明石地元のぽんとさん、八尾からkimiさん、寝屋川からあっきいさんと奥さんと坊やのれれ君。

 メインのイベントは[明石海峡大橋 ブリッジワールド見学]。でもその前に、電車を二駅先の明石へ。僕は今日は足の調子が悪いので早めに家を出ました。

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▲[あかし多幸]の卵焼き、いわゆる明石焼き

 kimiさんがちょい遅れでブリッジワールドからで、あっきいさん一家はも後で合流ということで、YANBOさん、ぽんとさんと3人で、明石駅集合。
 [あかし多幸]で卵焼き(明石焼き)を食べました。おいしかった〜。 このお店は、ぽんとさんのチョイス。明石で卵焼き食べてハズレはないのですが、値段と量のバランスで。多すぎても少なすぎてもいかんのでここに。

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▲明石浦漁港の船。3つめの枠付きは海苔の採集船とか。

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▲ジェノバラインの船が帰ってきました

 そして、明石浦漁港、ジェノバライン乗り場や明石の古い商店街をぶらぶらしてパチパチと写真を。

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▲僕好みの物件がたくさんある商店街

 港町、古商店街はやっぱりいいですね。撮りたくなるところが満載。また時間を作って来たいな。しかし、舞子への集合時間が近づいたのでそこそこにして電車に。舞子駅でkimiさん、そしてあっきいさんと合流。
 なんとYANBOさんはブリッジワールド見学に参加しないのです。どう思います? 今回の企画立案者ですよ。高所恐怖症だからダメだと言い張るんです(笑)

 [橋の科学館]という明石海峡大橋のたもとの博物館に向かいます。申し込みをして、2階のレクチャールームへ。今日の参加者はだいたい50名弱。

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 まず、誓約書にサインします。カメラマンベストを貸してくれます。おそらくCBだと思うけど無線機を一人1台貸してくれます。カメラやケータイはネックストラップを付けてないと見学には持っていけません。そしてレクチャーを。DVDを15分。

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▲展示室には橋のいろいろな模型があります。実際に建設前に風洞実験に使われた模型も。

 ヘルメットを着用し、科学館の展示室で展示品を見ながら、明石海峡大橋の構造的な仕組みの解説を聴きます。無線機を付けているので、説明が聞こえないことがないのがいいですね。そしていよいよ科学館を出て、アンカレイジに向かいます。

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▲これは実際に橋に取り付けられているランプ。この3色の組み合わせで色を作ってライトアップしています

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 森博嗣の小説『そして二人だけになった』の舞台のモデルになったのがこの明石海峡大橋のアンカレイジですね。アンカレイジとは吊り橋の陸側に打ってるクサビみたいなもんです。簡単に言うとここにワイヤーを括り付けてるわけですね。橋がでかいので、それが一つの建物というか構造物になっているわけです。
 舞子側のアンカレイジの中は見学用の施設[舞子海上プロムナード]になっています。エレベーターで上に上がって、プロムナードを歩き、さらに普通は入れない、橋の真下の通路に向かいます。

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▲左に見える洋館は「孫文記念館」

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▲もうすでにこんなに高さがあります

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▲いよいよ一般の人が入れないエリアに入っていきます

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▲足下はグレージングで透け透けです

 おそらく強度と軽量化のためでしょう。足下の通路はグレージングになっています。溝の蓋なんかに使います、あれです。だから海が見えます。高さも伝わりすぎるぐらい伝わります。YANBOさんはこれに怖じ気づいた(笑)のでしょう。

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▲こんな感じで歩いて行きます。先頭のサングラスのおじさんがずっとトークをしてくれているので退屈しません

 お堅い施設の見学であっても、そこは関西ですから、時々小ギャグも挟みながら楽しく解説をしてもらえます。レシーバーのイヤホンで聴いていられるのでよそ見しててもちょっと遅れても聞き逃すことはありません。風の影響で聞こえないとかもないし。

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▲あれ? ここに平らな歩きやすそうな通路が!?

 ふと横を見るとグレージングではなく板張りの通路があります。
「先日も、怖いのでここを歩かせてくださいとおっしゃる見学の方があったんですが、これは電力を淡路島に送るための関西電力のケーブルが通っているとこなんですね。だからここを歩くと関電だけに感電する…ということで」
 なるほど(笑) そんな話を聴きながらタワーまで約1キロの道のりを歩きます。

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▲ケーソンの根元、船があんなに小さく見えます

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 ぉっ! クルマが置いてある。つまり我々が歩いてきた通路は作業のための職員を運ぶクルマも通るんですね。たしかに広さは十分にあります。ナンバープレート付いてるから普通のクルマですね。

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▲タワー入り口。ぉお! 秘密っぽくなってきた!

 さて、ようやく地上約300メートル、東京タワーよりも高いタワーの入り口に到着です。当然観光用じゃないんで狭いです。

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▲作業用エレベーターなので、約50名の参加者は一度に上がれません。3班に分かれているのはそのため。

 ワタクシたちはA班なので一番乗りです。エレベーターに乗ります。明石海峡大橋の構造は舞子側と淡路島側にアンカレイジがそれぞれあって、そこにワイヤーが括り付けられています。陸から約1キロ地点にタワーがあってそこでつり上げています。このタワーに上るわけですが、このタワー、2本の支柱がバッテンの筋交いでつなげてあり、一番上は水平になってます。この水平部分に行きます。

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★図はブリッジワールド公式サイトより。

 さて、支柱ですが地面に垂直に立っているのかというとそうではなくて上に行くほど幅が狭くなっています。つまり、エレベーターは微妙に斜めになって上がっているわけです。そのため途中で一度ガクンッと大きなショックがある箇所があります。音もスゴイです。ここで位置をずらして合わせているそうです。聞いてなかったらビックリしてちびってしまうところでした。

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 さあ、エレベーターを降りて、いよいよそのてっぺんへ出ます。階段を上がります。上のハッチがスライドして開いていきます。

 うわ〜〜〜っ! しばしこの絶景をお楽しみください。

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▲舞子側の景色

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▲淡路側の景色

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タンカーだってこんなに小さく見えます。望遠で撮ってても。※YANBOさんから指摘がありました。「バラ積み貨物船です。デッキに配管が無いでしょ。平らに見えるのは、蓋です。小麦とかセメント、砂利など粉物を運ぶ船です」と。ありがとうございます。

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▲覗きOK(笑)

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▲貨物列車が見える

「こんなアングルからは普段撮れませんよ」
 鉄好きのkimiさんは貨物列車をいち早く見付けて撮ってました。僕もちょっと撮ってみた。

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▲こんな感じで展望します

 このてっぺんの展望できるところ、囲いが大人のあごの下ぐらいまでありますから、落ちそうな怖さはありません。安心安心。背の低い人用に踏み台もあります。

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▲大阪方面。条件が良いと阿倍野ハルカスが見えるそうです。

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▲ほんとクルマがおもちゃみたいです

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▲あ! 前方後円墳だっ!

 今日は天気はそこそこ良くて、ガスってるかなと思ったけど景色もまずまずでした。湿気はなくて優しい風がずっと吹いてたので、暑くもなく爽やかな気分。いつまでもここに居たいけど、そういうわけにもいきません。名残は惜しいのですがまた下に降ります。

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▲作業用通路に戻りました
 
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▲パノラマで撮ってみました

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▲この装置が重要。明石海峡大橋の生命維持装置と言っても過言ではない

 タワーの下に機械があります。この機械、乾燥空気をワイヤーの中に送り込むための装置。ワイヤーは金属なので潮風に当たると塗装や外装があってもやがて錆びます。錆びると劣化強度が落ちてしまいます。なので錆びないようにワイヤーの中に乾燥空気を送っているのです。これは明石海峡大橋で初めて実用化された技術だそうです。

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▲足下、ケーソンが見える

 ケーソンとはタワーの地面に刺さって支えている基礎ですね。枠を工場で作って運んできて、この波の荒い海へ降ろしたそうですが、設置誤差数センチだったとか。驚異の技術力ですね。
 さて、帰りは真ん中の広い通路から外れてもうちょっと狭い、外側の通路も通らせてもらいました。

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▲プロムナードからお出迎えの左から一人置いてiPhone構えるYANBOさん、れれ君とあっきいさんの奥さま。

 アンカレイジまで帰ってきました。プロムナードからYANBOさんとれれ君とあっきいさんの奥さんがお出迎えしてくれましたが、まだ終わりではありません(笑)

 アンカレイジで休憩。おみやげ店の割引券をくれましたので、ソフトクリームを食べます(笑)
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▲ソフトクリームを片手に、歩いてきた橋を見上げてるワタクシ。kimiさん撮影。

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 ソフトクリームを急いで購入して食べながら、橋の科学館の2階レクチャールームへ戻ります。一人ひとりにおしぼりが配られます。使い捨てタイプですが、レストランにあるようなものではなくもう一回り大きくてシートもしっかりしたものでした。顔をごしごしやっても面積十分、強度も十分。これはありがたい。

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 さっぱりしたところで席のテーブルの上を見ると、ぉお! 認定証とさっきタワーの上で撮った写真がもう置いてありました。さらに、おみやげとして、最初のレクチャーのときに見た明石海峡大橋の歴史と解説のDVDか実際に使っているワイヤーの1本を10センチ前後にカットしたもののどちらかをもらえます。僕はDVDにしました。

 アンケートに大満足したことを記入して職員のみなさんにありがとうございましたと言いながらレクチャールームを後にしました。1階のロビーでYANBOさんとあっきいさんの奥さんとれれ君が待っていてくれました。しばし、そこで休憩。おみやげ品のコーナーで、すでに「せとうちわたる君」ストラップは来てすぐに買っておいたのですが、そのほかを見ると、ワイヤーのカット見本がありました。記念に1つ購入。さっきもらうのをDVDにしたのでちょうどよかった。

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 今回のYANBOさん企画の「明石海峡大橋ブリッジワールドぼらぼら」は大満足の一日でした。打ち上げは、れれ君もいるのでロッテリアで。しばし歓談後解散となりました。といってもぽんとさんだけが逆方向であとのみんなは尼崎までいっしょでしたが。普通に乗りましたが東西線に入って京橋まで乗り換えなしで行けたのでらくらく。京橋でYANBOさん、kimiさんと別れて帰りました。今日は右膝とそれをかばうので左太股付け根が痛んでいたんですけど、痛み止めで半減してたし、楽しかったので痛さもほとんど忘れてました。その後も悪化もしなかったのでよかった。そして帰宅してホカ弁の晩ご飯を食べて、心地よい疲労感で泥のように眠りに落ちてきました。

★自分で撮った写真は全て、
 LUMIX DMC-LF1
 DC VARIO-SUMMICRON f=6.0-42.8mm
 (35mm EQIV.28-200mm)F2.0-5.9

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シリーズ「かい人の影」001
守口市駅とその周辺/LUMIX LX3

▼昭和の未解決事件「グリコ・森永事件」。実は、僕の行動範囲の意外と近いところが現場になっている。前から興味を持っていたので、一橋文哉著『闇に消えた怪人 グリコ・森永事件の真相』などを読んだり、ネットで調べたりしていたのだけど、意識して現場近くを歩いたことはなかった。それは時効が成立したとはいえ、まだ生々しかったからだ。で、もうそろそろいいかなと思えてきたので、機会があればその現場を歩き、写真レポートをしていきたいと思う。シリーズとして続けたいが、続くかどうかは保証の限りにあらず。

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京阪電車 守口市駅、南側2階入口。右、デパート。立体通路でほぼ南側ロータリーを一周できる。この駅は「グリコ・森永事件」の昭和59年9月18日、森永製菓恐喝で一億円の受け渡しの舞台になったところ。

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立体通路から駅ホームと高架下を見る。駅の自転車置き場に水色の衣装ケースがあり、その中に金を入れてすぐ立ち去れという指示だったが、結局「かい人21面相」は受け渡しの指定の日には現場には現れず。

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2枚目の写真のちょうど下ぐらいの、高架下のスクランブル交差点。実は事件のあと、守口市駅周辺は再開発で事件当時とはすっかり様子が変わってしまっていて、かい人21面相が指定した自転車置き場がどこなのかはわからない。

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北側は今でも申し訳程度の空間しかないし、南側は大きなビルが建っているし、自転車置き場は線路沿いか高架下(当時高架化されていたかどうか覚えてないけど)にあったに違いない。

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高架下の一角。今でも裏に回るとけっこう掃きだめっぽい場所はある。こういうところにキツネ目の男“F”が隠れて、そっとコチラの様子をうかがっているような気がしてくる。守口市駅周辺は後日もう少し調べてみよう。今日は仕事帰りだったし、このぐらいにしておこう。

Panasonic LUMIX DMC-LX3
f=5.1-12.8mm(35mm EQIV.24-60mm)F2.0-2.8
sandblast monochrome
Moriguchi City, Osaka, JAPAN
09. August 2011

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取材とサギと煙もくもく

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今日は、出張で愛知県春日井市まで行ってきました。といっても新幹線に乗っている時間は枚方から大阪に出る時間とさほど変わらず。
 某会社の入社案内の制作のための取材。クライアントの担当の女性と現地で待ち合わせで、営業さんも同行しませんのでワタクシ一人。一人で知らないところへ行くのはちと不安でしたがなんとか無事到着。
 写真は、WILLCOM 03で撮った中央本線・多治見行きの普通列車です。

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一人でインタビュアーとカメラマンを両方やってきました。
 イラストでは、なんかいっぺんに写真撮ってインタビューしているみたいですが(笑)、実際には、会議室でインタビューした後に、取材対象者の職場に移動して、そこでその人が仕事をしている様子などを撮影。そしてその会社の建物の前での屋外での撮影でした。
 持って行ったカメラは会社のLUMIX DMC-FZ50ではなく、自分のNikon D40です。使い慣れているのでこっちの方がいいかと。特殊な撮影はなんもないのでレンズは標準ズームのAF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6 G IIです。
 もう充分元を取っただろうと思われるぐらいの活躍ですな、D40。いやはや、ご苦労ごくろう。

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帰りは、切符は指定席を取っていましたが、ちょっと早く上がったので、自由席で何本か早いのぞみに乗りました。カモノハシ700系でした。新大阪までの切符でしたが、途中でだるくなったので、京都で降りて、京阪七条まで歩くといういつものパターンににしました。

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今日はプライベート用にPEN S 3.5を持ってきました。荷物の関係で、そのPEN S 3.5一つでも重かったのですが…。七条大橋で川にサギがいたので、今度はLUMIX DMC-LX1でパチパチと呑気に撮っていますと、
「火事、火事や!」
 という声が聞こえました。

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なんと、京阪七条の交差点、七条通を東に30メートルぐらいのところ、通りに面した2階建てぐらいの建物からもくもくと黒煙が。風に乗り交差点を黒煙が包み込み、一時は交差点の視界が効かなくなり…。

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写真のバスのすぐ左側に火炎が見えるでしょうか。建物から炎がボーボーと出ておりとても怖い状態です。でも路線バスのバス停が現場にあるんですが、写真で言うと向こう向きに走っていくバスはその火事の現場の真ん前を平気で通過していきます。視界が効かないぐらいになっているのに。走っている場合とちゃうやろ、と思いますが。

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消防自動車や救急車、パトカーが到着したので、火は消し止められることでしょう。安堵して地下の駅に降りましたが、駅の中まで煙が入っており、ものが燃えた臭いが充満。帰宅してからネットを検索するも、火事の詳細はわからず仕舞いでした。怪我人が出ていなければいいのですが…。
「V_510445_3.mp3」をダウンロード
インタビューに使ったICレコーダを持っていたので現場の音を録ってみました。緊迫した雰囲気が伝わると思います。

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空き缶うずたかく

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資源ゴミ回収の日の朝になると、街に空き缶を山と積んだ自転車を器用に操るおっちゃんがいます。いくらアルミ缶だからといって、重量的にはかなりなものになると思うのですが、バランスをうまくとって走っているのがすごいです。今日見かけたのはおっちゃんじゃなくおばちゃんでした。

 ゴミとして出された物を持って行ってしまうわけですから、法律的にいうといけないことなのかも知れませんが、必要な物だけを持って行った後の始末が悪くなければ、僕はそれはそれでいいのではないかと思います。一定のマナーさえ守ってくれたら、暗黙の了解で、それぐらいの余裕はあってもいいと思う。でも、あれだけ集めて一体いくらになるのでしょう? 楽な仕事ではないはずです。とても気になるのですが、聞いてみたことはありません。

 それよりも粗大ゴミの収集日に、朝早くから軽トラで回ってきて、勝手に持って行く、どう見ても業者だとわかる人たちには、なんだかどうなんだろう?と思ってしまいます。仕入れはほとんどタダでそれで商売しようとする行為。

 確かに捨てるのがもったいないような物が出されている場合もあります。なんとか使い用はなかったのかなぁ、とか見かけるだけで心を痛めてしまうようなものが捨てられていることもあります。
 でもそれをかっさらっていく。カラスのようなイメージです。なんかこざかしいと思ってしまう僕の方がどこかゆがんでいるのでしょうか。

■Che-ez! SPYZ/F2.8 f=6.2mmで撮影
 Fireworksでモノクロ化

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半端な怪談よりもよっぽど怖い
『教室の悪魔』

Kyosituno
僕は本を読むのが極端に遅いんです。一所懸命黙読しても、普通の人が音読しているぐらいのスピードがせいぜいです。なので、新聞なんかもなかなか全部を読むということができません。いつも写真と見出しをチェックして興味がある記事のヘッドラインを読み、時間があれば本文記事を。でもたいがいは時間切れで読めない毎日です。でも、うちのヨメと時々面白そうなコラムや記事を切り抜いてトイレに貼っておいてくれます。何日か遅れても面白い情報がこれで拾い上げることができるので重宝してます。さて…。

 この本『教室の悪魔』も、そんな切り抜きで紹介されていたものです。書店員が書いたコラムだったんですが、書店員をしていると、何年かに一度、これは売らなければならないと自分で感じる本があると。そういう本としてこの本が紹介されていました。

 著者は児童相談所のカウンセラーです。この本を読めばどうして子どもが「いじめ」で自殺するかわかります。そして読むと、
「『いじめ』ぐらいで」
「いじめられる方にも何か理由がある」
 などというような呑気な言葉は出せなくなります。いじめは加害者も、被害者もどちらも大人に知られたくないという方向が同じなので、大人の目につかないようになっています。被害者は大人に知られるとより一層いじめが酷くなることを知っているし、いじめる側は心理的にどうやったらダメージが大きいかを、常にあの手この手で仕掛けてくるので逃げられないんです。狡猾で巧妙です。

 そして恐ろしいのは、ターゲットは一瞬にして切り替わるということ。いじめに加担することを拒否したものはその瞬間からいじめられる側になるということ。だから誰ひとりとして被害者の味方をするものがいないということ。今までいじめられていた子どもが、すぐにもいじめる側に回るということ。でないと自分のみが守れないからです。

 いじめられる理由はいじめられる側にはありません。なくても、いじめる側が作り上げていくんです。本当におそろしいです。
 会社の帰りに見つけて買ったんですが、読むのが遅い僕が一気に読んでしまいました。お子さんのおられる方はぜひ一読されることをおすすめします。

『教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するために』
 山脇由貴子/著
 出版社名 ポプラ社
 出版年月 2006年12月
 ISBNコード 978-4-591-09594-2
 税込価格 924円
 頁数・縦サイズ 138P 19cm
 分類 教育/教育問題/いじめ・登校拒否

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箱買い/伊丹十三DVDコレクション#1

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ただ今ワタクシは伊丹十三ブームがまたやってきて、本を読んだりしていたのですが(読んでいるのは『マルサの女日記』と『ヨーロッパ退屈日記』。この『ヨーロッパ〜』は実に19年ぶりの再読です。初めて買った伊丹さんの本だったと思う)、このたび『伊丹十三DVDコレクション たたかうオンナBOX』を買ってしまったのであります。発売されてずいぶん経っているので今ごろblogに書いたとてなんの新鮮みもないのですが、まあ、マイブームを記録するという意味で書いておきます。
 実は前に『ガンバルみんなBOX』の方は入手済みでした。こっちはどっちかというと伊丹作品の中でもマイナー系だったので、おそらくすぐに入手こんなんになるだろうと考えて先に箱買いしたわけです。ガンバルに収録の映画は『お葬式』『タンポポ』『あげまん』『大病人』『静かな生活』『伊丹十三の「タンポポ」撮影日記』『[あげまん]可愛い女の演出術』『大病人の大現場』の8本。この中で見たことないのは『静かな生活』だけ。買ってからまだ残してあります。楽しみに。
 そして、今回入手したのは『マルサの女』『マルサの女2』『ミンボーの女』『スーパーの女』『マルタイの女』『マルサの女をマルサする』『マルサの女2をマルサする』『ミンボーなんて怖くない』の8本。こちらも見てないのが1本あります。『マルタイの女』です。これはなんとなく伊丹監督が亡くなったのがショックで見る機会をうしなってしまっていたものです。『ミンボーなんて怖くない』も見ていなかったのですが、これは本日見ました。やはりおもしろいですね。伊丹映画の場合、メイキングがオマケという感じではなくて見応えがあるのです。僕の場合、拾い見も含めると本編よりも伊丹映画のメイキングの方が見ている回数が多くなると思います。
 さて、このボックスですが、ボックスの中に映画のフィルム缶の積み上げたようなケースが入っていてこれにDVDのディスクが納められています。プラスチック製で、全部つながっているので、このケースが実に使いにくい(^ε^;)。まあ使いにくいんですが、面白い企画ではあると思います。ヒッチコック監督がこういう缶を並べて写真を撮っていたような記憶があります。
 このボックスには40ページフルカラーのブックレットも付いていてお得です。宮本信子インタビューやロケ地訪問なんかもあって読み応え充分です。
 こっちの作品はバラで買い集めようと思っていたんですが、最近こっちの方が入手しにくくなっていることがわかって、特にメイキングの『ミンボーなんて怖くない』が品薄のようなので、思い切って箱買いしてしまったんです。安く入手できたし。これで伊丹映画は全作品いつでも見ることができるようになりました。うれしいなぁ。
 伊丹映画は、情報量が非常に多いので、映画のストーリーを楽しむほかにもいろいろな見方ができますから、何度でも楽しめますね。

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「さようなら香里団地」補足#2
ツギラマで見る(その2)

この間、南地区の商店街の裏側の写真を撮って、表側を撮るのを忘れてしまったので、昨日再度撮りに出かけました。
 あいにく、バスに乗っている途中で雨が降ってきました。でも折りたたみ傘をさしつつ散歩写真は続行。さて、個別の写真は別にアップするとして「うずら眼」では商店街の写真他をツギラマ写真で載せておきます。
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京阪バスに枚方公園駅前から乗車。新香里というバス停で降ります。ここが香里団地の中心地。北側を向くと商店街があります。[大丸ピーコック]というスーパーとそれから東側に個人商店がのびています。
 この写真で言うと左側の駐車場の奥が[大丸ピーコック]。個人商店は、右から米穀店、時計店、玩具店、カーテン店、書店…と続いています。時計店と玩具店とカーテン店はもう廃業しているのではないかと思われます。玩具店は店としての体裁を成していませんね。通路の上の表示に辛うじて「なかよし」というかつての店名が読み取れます。明るいシャッターアートは少しでも商店街のイメージを明るくする工夫でしょうか。
 土日はここの駐車場はいつも満杯です。道にまで入れないクルマが溢れています。この団地の人がクルマで買いものに来るかどうかと考えると、余所から来ている人が多いのでしょうか。でもそんなに必死に買いに来るほど安いとは思わないのだけど…。

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典型的な5階建ての建物です。すでにオレンジのフェンスで囲われてしまっているので、このように建物全体を撮ろうと思うと引いて撮るとオレンジフェンスばかりが写ってしまいます。オレンジフェンスで囲われている中を道だけが通れる状態になっています。その道に駐車しに来ているクルマがある。ということはどこかからの違法駐車ですよね。住んでいる人とか訪問者ということはあり得ないのだから。
 とにかくオレンジフェンスがじゃまで写真が撮りにくいのです。寄って超広角で撮るしか方法はありません。超広角がない場合はツギラマですね。オレンジのフェンスがなかったら、ここが廃墟だとは気づかないでしょう。

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南北に通るメインストリートの東側に立って西側の3階建てが続くところをワイドに撮ってみました。右が北、左が南側です。右端に4階建てタイプが写っていますね。右端は五常小学校の体育館がちょっとだけ写っています。ここの小学校も団地の人たちが一斉にいなくなって児童数が激減したのではないでしょうか。
 左端は池を中心とした[以楽公園]。前に僕が「イラクからの最新映像」としてこの公園の写真を載せたことがありましたね(笑)。

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4階建てのタイプです。とくに何の変哲もない建物ですが、この並びはなんとなく綺麗な感じです。コレもツギラマ?と思えそうな普通な写真に見えますが、これもフェンスがじゃまして普通には撮れない写真なのです。本当に団地の廃墟写真を綺麗に撮ろうと思うと、オレンジフェンスが張られる直前に来ないといけないですね。とはいえ、ここに住んでいた人でないかぎり、そんなにタイミング良く訪れるのは難しいでしょう。1階は不審者の侵入を防ぐためにベニヤ板で封鎖されていますね。これが風情がないという感じはします。この写真には写っていませんが、自転車置き場に置き去りにされている自転車がけっこうあります。中にはまだまだ使えそうなものもあって、もったいないなぁと思いました。さりとて、勝手にもらって持って行くわけにもいきません。

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一つ前の写真を撮ったのはこの写真の左側の4階建ての建物の前です。この写真には左から、五常小学校、4階建てタイプ、メインストリートの向こうに2階建てタイプ、右に2階建てタイプ。2階建てタイプは一つの建物で2戸。この写真でも2階建てタイプは建物自体は狭くて不便だったのかもしれませんが、家としては庭があってとてもゆったりとしているのがわかりますね。
Nikon D40/AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm f3.5-5.6G II
PanoramaMakerでツギラマ

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CAPA in COLOR
ロバート・キャパ写真展 に行く

060607capa1今日は休みをとって、神戸・元町の大丸ミュージアムに「CAPA in COLOR ロバート・キャパ写真展」を見に行ってきました。写真展の会場に入る前に南京町で楽しんだ話はまた別のところに書くとして、写真展の話。南京町を抜けたところが即、神戸元町の大丸でした。入り口横のショーウインドウにキャパの撮ったヘミングウェイと息子の写真が大きく出ています。なんと、これは父の日セールのディスプレイ。キャパの写真展と父の日フェアをうまく絡ませたコラボレーションなんですね。

 ミュージアムは9階。早速入ります。入ってすぐに目に飛び込んできたのが「大西洋護送船団」の海の青でした。これがコダクロームの発色なのかぁ〜。だいたい、この写真展、チラシの写真の新鮮さにも驚いていたんですが、プリントはまた本当に昨日撮ってきたという感じにとても生々しい感じがしました。

 今回の写真展のプリントはヒューレットパッカードのインクジェットプリンタでプリントされたモノだそうです。僕レベルだと印画紙との区別なんか無理。知らなかったらまったく気づかずに見ていたことでしょう。

 さて会場内ではマグナムに関するドキュメントの短縮バージョンが上映されていました。これも鑑賞しました。

 今回はカラー写真がメインですが、有名な写真はモノクロも少しだけ最後にまとめて展示がありました。キャパの最期の写真のカラーとモノクロを行ったり来たりしながら、しばらく眺めていました。

060607capa2 最期に図録を購入。なんと3冊も買いました。自分の分と友人に頼まれている分。そして、今回チケットを入手してくれたヨメの父(スナズリ父)へのおみやげのためです。やっぱり3冊は重いな(^ε^;)。この図録、写真以外の展示品も載っていて、満足のいく仕上がりになっています。そして一番気になる写真も大きくて綺麗に載っているし。カラーの図録で2300円は安いなぁ。

 というわけで、とても満足した写真展でした。今度の月曜まで。見てない人はぜひ!

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ロバート・キャパ写真展 『CAPA in COLOR』
大丸ミュージアムKOBE

Capa実は今、僕はキャパブームが来ています。キャパ関係の本をずっと読んでいるのです。そのあたりのことは徐々に書いていこうと思いますが、来月末からキャパの写真展があることがわかったので紹介します。

 キャパの写真と言えばほとんどモノクロしか見たことがありません。唯一僕が見たことがあるのが、『ラストショット」の荒れ地を行く兵士を後ろから撮ったもの。しかしキャパは他にもカラーを撮っていたんですね。というか、キャパ自身のことばでカラーフィルムを持って行ったとかって書かれていたりしたので撮っているのは知っていたんですが、どうしてそれが発表されていなかったのでしょうか。なんとなく『ライフ』とかに載ってそのあとわからなくなってしまったのかなぁと想像していました。

 コダクロームで撮られた写真はとても美しいです。時代を感じさせません。つい昨日撮ったもののように色鮮やかです(チラシで見ただけでもそう思いました)。この写真展は、去年の2月ごろ東京で行われていたものだそうです。(さらにそのあと6月にも六本木ヒルズでも行われたとのこと)
 それが関西では[大丸ミュージアムKOBE]で開催です。

 ロバート・キャパの写真家としての人生は、1932年、デンマークのコペンハーゲンで初めて撮影したレオン・トロツキーの肖像に始まり、1954年、インドシナ(現在のベトナム)でカメラを手にしたまま地雷踏んで亡くなるまでの22年間でした。

 60年間未発表だったカラー写真が大量に発見され、今回公開されるものはその写真です。戦争の写真だけでなく、キャパが「パパ」と呼んで慕っていた文豪ヘミングウェイとその家族写真もあり、全部で約130点が展示されるそうです。こりゃ行かなきゃな〜(^ε^)。

■ ロバート・キャパ写真展 『CAPA in COLOR』/大丸ミュージアムKOBE ■
 会 場
 :大丸ミュージアムKOBE
 期 間 :2006年5月31日(水)〜6月12日(月)
 時 間 :10:00AM〜7:30PM(8:00PM 閉館)
   ※最終日は〜4:30PM(5:00PM 閉館)
 閉館日 :会期中無休
 料 金 :大人800円、大高生600円、中学生以下無料
 問合せ :大丸神戸店 078-331-8121(代表)

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