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December 2022

今年の工作を振り返る/ブッシュクラフト的「バックソー」

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年末の思い出し企画。今年作ったもの。3月ごろでしたか。その日、仕事が終わってから、工作活動をしました。なぜかなんだか無性に工作したくなったんですよね。
 作ったのはバックソーという組み立てノコギリです。キャンプの中でも倒木などその場で手に入る材料を使ってできるだけ現場で道具や居場所を作るブッシュクラフトというものがあります。そのときに使うノコギリです。YouTubeなどで海外のブッシュクラフターがこれを使うのを見てかっこいいなぁと、キャンパーは思うわけですね。あこがれの一品。金属製のものは簡単に手に入るんですが、それでは面白くありません。バラバラにできるので持ち運びがしやすく、組み立てると弓形の支えが付いているノコギリになるのでしっかりした構造でそこそこ太い木も切れます。
 木をH型に組み下側の足にノコギリの刃を渡します。上につきだした2本をひもで縛ってそれを絞めていき刃にテンションを掛けてノコギリとして全体の強度を出すというものです。H型の木は組んであるだけなんでひものテンションをゆるめると分解バラバラにできます。
 きちんと道具として作るなら角材などを使う方が良いのです(実際そういうキットも売っているらしいです)が、このバックソー自体もブッシュクラフトとして作るのもありなので、そっちに近い作り方にしました。
 使った木は、何年か前に四国だったか淡路島だったか、家族でキャンプに行ったときに拾った180センチぐらいの流木です。太さといい曲がり具合といい味があるのでこれを使うことにしました。
 作る時に使った道具は本格的なものは一切ありません。ノコギリと工作用ナイフと学童用の彫刻刀、木工やすり。図面も引かず、サイズもだいたいの適当で(笑) ノコギリの刃は、Bahco 51 – 24(Bow Sawブレード24インチ)、弓ノコ用の刃です。これだけちょっとこだわってこれにしました。学童用彫刻刀はホゾ穴を作るのに使いました。
 なんとかカタチになりました。もっと時間がかかるかと思いましたが半日ぐらいでできました。仕上がりが雑ですけどね。出来たのはいいのですが、まだ使っていません(笑) 作ることで満足してしまったというか、そもそも使う場面がない(爆) いやいや、使う場面を作りましょう、そのうち。

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錆さびのツールボックスを錆さびのままリペア

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日曜日のきまぐれ工作シリーズ(そんなシリーズあったか?)、今日は錆さびのツールボックスを直して使うぞの巻。これはヒヨコ(奥さま)の父、スナズリ父(すでに故人)が使っていたもの。縁の下、つまり屋外に置かれていたので、錆さびになっていました。ロック金具も外れていたのですが、どうも捨てるに忍びなく、僕が残しておきました。それを今日はリペアしようというわけです。

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金具が外れてしまっていたので針金で僕が応急的に引っ掛けるようにしていました。これも直しましょう。

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錆の上から塗れるペンキで塗装してしまうということも考えたのですが、塗装するとどうせウェザリングで錆や傷を入れたくなるので今回は錆還元剤「サビチェンジャー」で黒錆に変えてしまうことに。これを全体に施しました。

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外れていたロック金具が別の所から見つかったのでこれを取り付けられるようにしたいのですが、どういう構造で付いていたのかを観察します。

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軸の棒が入っていたのかと思ったのですがもっと簡単な構造でした。右側、本体部分丈夫のカギ状に飛び出している部分の先端がT字になっていて、そこに引っ掛けていたのですね。左側が摩耗でツメがほとんどなくなっていました。それで外れてしまったのか。

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ツメを新に削り出します。ヤスリの往復する距離が取れないので少しずつ削ります。なんとか引っ掛けられるほどツメが作れました。あとは付ける金具側でかしめてしまいましょう。

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なんとか取り付けられました。ツメが短いのでまた摩耗するかもしれませんが、またその時はその時考えます。

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ちゃんと金具が本体側に辛うじて付いています。

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錆は全体に黒めに落ち着きました。全面に錆があったので全体にサビチェンジャーを塗布しています。取りあえずホンモノの錆のテイストでビンテージ感は増し増しですね(笑) これで触っても錆が手に付きませんので安心して現役復帰させられます。後日ステンシルを入れる予定。誰が喜ぶわけでもないのですが、古いものも大事に使っていきたいのです。まだ工具類がいっぱい錆さびのものがあるので、順次それも手入れしていきます。

 

 

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