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September 2015

【うずまきシネマ】「ミッドナイト・イン・パリ」

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前知識なしに『ミッドナイト・イン・パリ』(2011年・アメリカ)を観ました。ウディ・アレン監督作品というのも最初は知らなかった。
 このキービジュアルというか、ポスター、チラシ、DVDのパッケージに使われているの、作品世界を正確に表しているかというと、ちょっと違う気もするのだけどナ。ま、いいか。

 ロマンチック・コメディということで、ウディ・アレンというと名作『カイロの紫のバラ』が思い出されるけど、あの映画はほんとに切なくて素敵な映画だった。さて、この『ミッドナイト・イン・パリ』は…。

 主人公のハリウッドの売れっ子シナリオライターで、小説を書きたくてパリに恋人の両親の旅にくっついてやってきた男。引っ込み思案で、臆病で、冒険をしない。でも野心の炎は持ってる。けどくすぶってるだけ。これ、感情移入しやすいですね(笑)

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 恋人となんだか全然歯車が合ってない。なんで一緒にいるのかと観ている方も思ってしまう。恋人はとても美人で明るくて奔放で魅力的なんだけどね。モネの庭でのキスシーンとかいいな。

 『カイロの紫のバラ』は映画のフィルムの中のキャラクターが現実世界に出て来てしまうというファンタジーだったけど、『ミッドナイト・イン・パリ』は夜中の12時を超えた夜のパリが1920年代にタイムスリップしてしまうのだ。これがそのパリに芸術家のサロンがあったころのパリで、もうヘミングウェイやピカソや信じられない有名人に出会ってしまうという奇蹟を体験してしまう。

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 主人公があこがれるその1920年代のパリで、最初はピカソの愛人として登場する女性に、彼は恋をする。彼女とは心を通わせる。彼は1920年代のパリで暮らしてもいいと思い始める。でも、ある一点のズレが生じる。この辺りの持って行きようが絶妙です、監督!
 やがて、現代に戻り、恋人とも別れてしまう。そして…。

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 アンティークショップの女店員、派手さはないけれど、地味に可愛い。それよりも何よりも、主人公と価値観も気持ちも合う。これがやっぱりいいのです。

 この映画、出ている俳優さんは誰一人として知らない人ばかりだったけど、それも良かった。歴史的な有名人が出てくるけど、単なるそのモノマネ仮装大会映画にはなってないところが良かったです。その人物たちに無理なセリフを言わせたり、あり得ないシーンを作ったりもしてないし。

 ウディ・アレンの映画、昔好きだったのだけど、ちょっと最近ご無沙汰だったので、これを機会にいろいろ観てみようかな、と。

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【うずまきシネマ】「北のカナリアたち」

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2012年、東映創立60周年記念作品『北のカナリアたち』を観ました。これ、ちょうど『宇宙刑事ギャバン The Movie』を観に行った時に予告編をやってて、すごく気になった映画でした。普段あまり邦画は気にしてないし、吉永小百合っていっても、僕ら世代ではもう夢千代ぐらいのイメージしかないんでそんなに崇め奉るような感覚ではないのですが、この映画はなぜか気になりました。

 タイトルからして、これは派手なアクションがあるような娯楽作品ではないだろうと思えるし、やくざ映画でもない。しかも感動ものでお涙頂戴式とも思えない。けど、謎がありサスペンスが少し含まれ、そして心の傷が一つや二つではなさそうな感じで。柴田恭兵が出てるし、仲村トオルも。『あぶない刑事』コンビというか『勝手にしやがれヘイ!ブラザー』コンビですね。そしてこの2人の関係がややこしそう。

 この映画、とても丁寧に撮られています。さすが東映60周年。ただ商売を考えたらこんな映画は撮れなかったでしょう。
 吉永小百合の夫役に柴田恭兵というのはキャスティングとしてちょっと無理があるかな?と思ったけど、映画の中では全く違和感はありませんでした。出番も、あれ?もう終わり???と思ったけど、後からあとからあったし(笑)

 あの小学校の分校は、バックに利尻富士の見えるあの海縁のロケーションにこだわって、オープンセットを作ったそうです。ぜったい既存のものを使ったと思った。それぐらい自然だったなぁ。建物は今も保存され公開されているとのこと。いつか見に行きたいなぁ。簡単には行けないだろうけど。

 満島ひかりが出ててうれしかった。松田龍平とかこの辺、朝ドラ関連の顔ぶれとも思えるけど。宮崎あおいとか地味に切ない役で良かったなぁ。鶴瓶の息子も出てた。彼も朝ドラ出たよなぁ。
 そして、お楽しみキャラとして事件を起こして警察に追われるノブのおじいちゃんとして悪役・着られ役の“先生”福本清三が出てるのがうれしい。福本さん、やっぱり東映に出るのがしっくり来ます。あとね定年間近の刑事役・石橋蓮司もいい味出してます。

 やはり本物の寒さをロケで撮ってるのが贅沢な感じがした。だからそんなに無理な演技をしなくても芝居が成立するのですね。感動の押しつけがない演出も良かった。こういうのが良い映画だ、というか、こういう映画を撮れるということがいいですね。でも興行的にもけっこう良い成績だったようだし、賞も取ってるんですね。

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【うずまきシネマ】
「ジュラシック・パーク」&「ロスト・ワールド」

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過去の作品でも、観たモノが面白かったら撮り上げていく「うずまきシネマ」。さて、昨晩寝る前に『ジュラシック・パーク』(93年アメリカ)を観ました。久しぶりに観ましたが、いやはや面白かった。画面に集中したいので吹替版で。

 声優陣は、主人公のアラン博士は、“古代進”富山敬でしたね。マルコムは“ヤザン”大塚芳忠。オーナーの富豪の老人は“磯野波平”永井一郎。監視員の隊長は“サンダース軍曹”田中信夫。弁護士は納谷六朗。豪華キャストでした。すでに鬼籍に入られた方々が何名か。なむ〜!

 みんな余計なことをしなければいいのに、どんどんしていくので一緒に観ているヒヨコがイライラしてました。いや、その余計なことをせず、何も起きなくて平穏無事なら映画にならんわけで(笑)
 『ジュラシック・パーク』やっぱり調理場で子供たちが追い詰められるシーンがいちばん怖かった。しかし考えてみると、映画もアトラクションが舞台で自動操縦の軌道電気自動車でツアーという設定なので、USJのアトラクションにいちばん無理ない内容ですよね。映画の設定がライドものだもの。

 研究施設で「もうすぐ生まれますよ」とか言ってた東洋系の役者さん、どっかで見たことある。たぶんですけど、『Xファイル』でチャイナタウンの話があるんですが、その時に出てきた刑事、この人じゃないかなぁ。調べようがないけど。

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そして今朝も続けて『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』(97年アメリカ)を観ました。マルコム博士“ヤザン”大塚芳忠さん続投。
 ヒロインのサラ、ジュリアン・ムーアって僕より年上か(笑) ちょっとマドンナ似でいいな、この人。

 この作品のハンターのローランドを演じたピート・ポスルスウェイトは2011年病没。誰かに似てると思ったら『新スタートレック』のピカード艦長に似てるのか。同じ麦人さんの声で顔のタイプが似てるヮ。剥げでかっこいいし。
 ローランドは映画の初っぱなは取っつきにくい感じがしますが、責任感が強く、女性にもさりげない気遣いをする「オットコマエ」なハンターだと後でわかります。DVDの特典映像にカットされたシーンが入ってて、ローランドがサイトB行きにスカウトされるエピソードが入っていて、ここを観るとそれがもうちょっとわかる感じになってました。カットされたのはおしいな。

 しかし、結局人間は懲りてないんですねぇ。ハモンド元社長だって、悟ったようなことを言ってるけど、お前じゃ、災難のタネを蒔いたのは!ってことですもんね。まだ腹の底から反省してるとは思えないし(笑)

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