シリーズ「かい人の影」001
守口市駅とその周辺/LUMIX LX3
▼昭和の未解決事件「グリコ・森永事件」。実は、僕の行動範囲の意外と近いところが現場になっている。前から興味を持っていたので、一橋文哉著『闇に消えた怪人 グリコ・森永事件の真相』などを読んだり、ネットで調べたりしていたのだけど、意識して現場近くを歩いたことはなかった。それは時効が成立したとはいえ、まだ生々しかったからだ。で、もうそろそろいいかなと思えてきたので、機会があればその現場を歩き、写真レポートをしていきたいと思う。シリーズとして続けたいが、続くかどうかは保証の限りにあらず。
▲京阪電車 守口市駅、南側2階入口。右、デパート。立体通路でほぼ南側ロータリーを一周できる。この駅は「グリコ・森永事件」の昭和59年9月18日、森永製菓恐喝で一億円の受け渡しの舞台になったところ。
▲立体通路から駅ホームと高架下を見る。駅の自転車置き場に水色の衣装ケースがあり、その中に金を入れてすぐ立ち去れという指示だったが、結局「かい人21面相」は受け渡しの指定の日には現場には現れず。
▲2枚目の写真のちょうど下ぐらいの、高架下のスクランブル交差点。実は事件のあと、守口市駅周辺は再開発で事件当時とはすっかり様子が変わってしまっていて、かい人21面相が指定した自転車置き場がどこなのかはわからない。
▲北側は今でも申し訳程度の空間しかないし、南側は大きなビルが建っているし、自転車置き場は線路沿いか高架下(当時高架化されていたかどうか覚えてないけど)にあったに違いない。
▲高架下の一角。今でも裏に回るとけっこう掃きだめっぽい場所はある。こういうところにキツネ目の男“F”が隠れて、そっとコチラの様子をうかがっているような気がしてくる。守口市駅周辺は後日もう少し調べてみよう。今日は仕事帰りだったし、このぐらいにしておこう。
Panasonic LUMIX DMC-LX3
f=5.1-12.8mm(35mm EQIV.24-60mm)F2.0-2.8
sandblast monochrome
Moriguchi City, Osaka, JAPAN
09. August 2011
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