« 【保存版】ペンスケッチ展会場
ギャラリー葉月へほとんど濡れずにいく方法
| Main | 【デジタル・レンズはまぬけ!?】ですか »

プラカメ万歳#8/リコー R1s

R0011923

1995年発売のリコーR1s。先代のR1のレンズを改良したもの。フィルムカメラとしては極限まで薄く設計されたボディがすごい。フィルムパトローネの大きさが決まっているので、フィルム室を右手側に持って行き、グリップとしての役目を持たせることで中央から左手部分を薄くした。巻き取り部の薄さは驚異的です。このRシリーズを高級化したのが名機GRシリーズであることはご存じの通り。
 けっこうヒットしたカメラだと思います。あとでゴールドモデルなんかも発売されたりしてるし。

Img_2365

このカメラ、ホントはグリップ部に貼り革はありません。ボディカラーはグレイッシュグリーン、チタニウムブラウン、プラチナシルバーの3色で、これはプラチナシルバー。このプラチナシルバーだけ貼り革がないんです。そこで自分で勝手に貼り付けました。グリーンやブラウンのホンモノの貼り革のデザインはちょっと違います。僕はシンプルに四角くしました。手帳用の抗菌人工皮革を両面テープで貼りました。これ貼っただけで持ちやすさがさらにアップしたし、なんかめっちゃ愛着がわきました。←タンジュン!

R0011911

さて、このカメラ、実は横浜 関内の、クラシックカメラ修理とマウントアダプタのお店[mukカメラサービス]の店長コスゲさんにいただいたものです。ただしジャンクなので動くかどうかはわかりませんよ、と。実際、新しい電池を入れてやると、どこも不具合なく動作しました。

R0011912

しいて言えば、ストロボ部分にクラックが入っています。でもこれで引っかかりがあるとかはなく、表面には何も影響がないので、こんなのはご愛敬です。このカメラ、実際には薄いというのがこれほど便利なものかというのを思い知りました。ジーンズのお尻ポケットに入れるのにちょうどいいんです。手ぶらで散歩に行ける。

R0011913

レンズは、RICOH LENS 1:3.5 30mm。プラカメは普通35mmレンズが多いですがそれよりは広角よりで、28mm好きの僕にとってはちょうどいい感じです。35センチまでオートフォーカスで寄れますし。でも、このカメラのもう一つの魅力があったんです。それはスーパーワイド・パノラマモードの時に24mmになるんです。これスゴイ。普通コンパクトカメラのパノラマモードは、35mmレンズとか28mmレンズのカメラのフレームに上下にマスクを付けて擬似的にパノラマにしている。つまり写真は元のレンズのままで撮影してトリミングしているわけです。しかし、このカメラは違う。補助レンズを出してきてもっとワイドに、24mmにしてから上下にマスクを付ける。つまりワイドさがさらに強調されるわけです。正しくRICOHの職人芸的設計ですね。まやかしのパノラマではないのです。

R0011915

右手側側面は、デート表示窓、その関係のスイッチ、電池室、ストラップ穴になっています。電池はリチウム電池CR2が1個。
R0011916

背面は右手側からフィルム確認窓、メイン電源スイッチ、ファインダー、AFとストロボチャージ表示、パノラマ切り換えスイッチとなっています。デジカメじゃないので背面はシンプルですね。ストロボはオートがデフォルトで、発光禁止にしても電源を切ると忘れちゃうタイプです(笑)

R0011918

天面は右手側からシャッターボタン、フィルムカウンターと各種表示窓、モードスイッチ、セルフタイマースイッチ、ストロボスイッチです。このカメラ、経年変化で液晶表示がダメになっているモノが多いらしいですが、この個体は元気です。

R0011917

さて、パノラマ切り換えスイッチを見てください。3段階になっています。左が通常の撮影、真ん中はレンズが30mmで上下にマスクを出したパノラマ。そして右端がスーパーワイド・パノラマモードで24mmレンズでしかもマスクを上下に出すもの。さてさて…。

 カメラ好きの人ならここで、閃きませんか? そうです。ネットを検索すると閃いた人が多数いたんです(笑) スーパーワイド・パノラマモードの24mmで上下にマスクを出さずに普通のフレームのままで写真を撮ってみたいと。改造の仕方はいろいろあります。不可逆の完全な改造と、後で元に戻せる方法と。僕はパノラマは使わないので戻せなくても良かったんですが、取り敢えずは戻せる方の改造が簡単だったのでそれにしてみました。詰め物を1カ所入れるだけでマスクが降りなくなるんです。

 ただし、スーパーワイド・パノラマモードの時は絞りが1:8に固定されるようで、日中の屋外でしか実用にならないですね。ストロボ使えば別ですが。でも、これでクラッセWに張り合えるかな(笑)

42090028

▲大阪市 渡辺橋 朝日新聞前/RICOH LENS 30mm 1:3.5

42090029

▲大阪市 渡辺橋 朝日新聞前/RICOH LENS super wide 24mm 1:3.5

この2枚は改造後の比較です。ちゃんと広角になってますね。ネットを検索すると、この改造24mmでは周辺部が流れるとか、周辺部の光量落ちが見られると書いてあるのが見つかります。パノラママスクで隠れる部分を無理矢理見ているわけなんですからそれはそれでしょうがないですね。でもこれ、周辺部の光量落ちではなくてハッキリとケラれていると思うんですけど(笑)

■RICOH R1s(1995年)
 発売当時価格:41,000円
 レンズ:RICOH 30mm 1:3.5
     24mm 1:8(super wide panorama mode)
 電源:リチウム電池CR2×1
 サイズ:117×61×25mm、145g

★「PLA-CAME Gallery」にR1sで撮った写真を2枚掲載しました。
 ・「雨の枚方市駅」

 ・「花のかご」

★この突然企画「ディスカバー・プラカメ」は、あっきいさんの「いじりゃー」kimiさんの「kimi-penの気ままに行こう」BBSと同時開催です。合わせてお楽しみください。

★プラカメのWeb写真展「PLA-CAME Gallery」ではWeb写真展の参加者を募集中です。お気軽にご参加ください。もちろん参加費は無料です。

|

« 【保存版】ペンスケッチ展会場
ギャラリー葉月へほとんど濡れずにいく方法
| Main | 【デジタル・レンズはまぬけ!?】ですか »

Comments

はじめまして。カメラ機材には特に初心者です。
リコーR1S探していてこちらにたどり着きました。 こういうカメラだったのですね・・詳細な写真が沢山あって参考になりました! 

Posted by: kawauso /YB | July 06, 2011 at 02:33 PM

▼kawauso /YBさん

 お役に立てましたか。よかったよかった(^ε^)。
 GRシリーズより安価で入手でき(時にはジャンクかごからもみつかるしぃ〜)基本的な性能はGR10と同じですし。
 ポケットに入れてもかさばらないところもGRと同じ。
 気楽な分、普段使いにちょうどよく。
 入手されたら感想を教えてくださいね!

Posted by: うずらまん | July 06, 2011 at 06:32 PM

私の小さなカメラはデコボコしていてちょっと気を遣うので、次はこれを狙ってみようかとな思います・・。
ところでペンスケッチ展に出展されていたのですね?!  渋谷見に行きました。うずらまんさんの写真はどれだったのかなあと想像しています。

Posted by: kawauso/YB | July 07, 2011 at 07:45 PM

▼kawauso /YBさん

 ぉお! ペンスケ7にお越しいただいたんですか(^ε^) ありがとうございます。僕の写真は、あの中で唯一お笑い系の写真でした。
 「魔道士」「血塗られたドライクリーニング」「コンクリートのだるま落とし」とかって言うとわかりますか?(^ε^;)

 ところでデコボコしている小っちゃいカメラってなんですか? Rollei35かな?

Posted by: うずらまん | July 07, 2011 at 09:29 PM

ペンスケ・・印象に残った’あの写真’ですか?! インパクト大! + あの写真がルデコに展示される迄の種々様々な準備や作業、撮影風景、仕上がり、笑い、など勝手に想像が広がって写真の前で一人ニヤついてしまった事を思い出しました。拍手です! 
デコボコは大当たり !で Rollei35です。
でも小さくてデコボコ・・で当たるとは・・。

プラカメも見せて頂いています。
今後もブログ楽しみにしています。

Posted by: kawauso/YB | July 09, 2011 at 01:27 PM

▼kawauso /YBさん

 ぉお! やはりRollei35でしたか。ぼくは中でもマニアには人気のないTEを持っています(^ε^) 機械式なんで電池がなくなっても撮れるのがやっぱり安心ですね。大好きなカメラです。

 プラカメ、よかったら気軽に投稿してくださいね(^ε^)

Posted by: うずらまん | July 09, 2011 at 11:58 PM

 「 R1s を毎日持ち歩く会 」と称し、この時代から、コンパクトカメラを必ず バッグに持って歩くようになりました。
 現在、 R1s は、オリジナルの箱に入っていて、同時に購入した専用リモコン(開封すらしてない) と 温存ですが、そろそろどこかに 処分と思っています。状態が良いのでもったいないのですが、いつまでもものを持っていられる時代ではなくなったようで。

Posted by: 小沢 純 | May 19, 2015 at 01:12 AM

▼小沢さん
 処分ですか。それはもったいないですねぇ。処分と言ってもプラカメですからねぇ。元箱入り未開封でもそんなに高い値段では取ってくれないです。フィルム写真で遊べるのもあと少しかもしれませんので、いっそのことお使いになった方が良いのではないでしょうか。
 僕はこの頃フィルムで写真を撮ることがめっきり少なくなりましたが、もう持ち出すならRICOH R1sかCARDIA mini TIARAが楽なんで鞄にどっちか入れてます(^ε^)v

Posted by: うずらまん | May 20, 2015 at 08:38 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32361/51913413

Listed below are links to weblogs that reference プラカメ万歳#8/リコー R1s:

« 【保存版】ペンスケッチ展会場
ギャラリー葉月へほとんど濡れずにいく方法
| Main | 【デジタル・レンズはまぬけ!?】ですか »