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旅日記『これがハマルール』[終]
#16さらばヨコハマ

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(1)ヨコハマでの最後の移動。桜木町から地下鉄で横浜駅へ。

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(2)妖しい照明の妖しいバス(笑)

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(3)そのバス。トイレ休憩にて。ここはどこ? 真剣に探すと目が覚めてしまうのであまり構わなかった。

歩いて桜木町のブリーズベイホテルに戻る。夜に備えてコンタクトレンズを外して眼鏡に切り換えたり、荷物を受け取って帰り支度をする。まだバスの時間には余裕があるので、桜木町地下街へ。地下街の店は閉店時間を過ぎているようでほとんど閉まっていた。
 自動販売機で囲まれた休憩所があったのでそこに滑り込む。椅子というほど快適ではないが、短時間なら腰掛けられるバーがある。座って飲物を飲みながらちょっと休憩。WILLCOM 03でtwitterやmailを確認する。少し書き込みをした。
 MazKenさんからmail有り。横浜の深夜バス乗り場まで行くと書いてある。わ〜、こりゃこんなとこでぐずぐずしていられない。横浜駅にじわじわと移動しておくことにした。その後も電話やmailでMazKenさんから連絡が入ったようだけど、ジーンズのお尻ポケットに電話を入れていて気づかず。心配してK下さん経由でも連絡が回ってきた。気づいたときには電車中で出られなかったり、タイミングが悪くて申し訳ないことに。

 深夜バスの乗り場は京都駅ほどわかりやすくなくて少し迷う。あるビルの前でガードマンが通りかかったので場所を教えてもらった。
 風も強く寒い。ビルの暖房の排気が出ているのか風が防げて暖かい場所をヒヨコが見つけた。そこでしばし待つ。飲み物を買いにヒヨコが一人地下街へ。僕はそこでぼんやりと待つ。そこへMazKenさんが大きな箱のお土産を持ってきてくださいました。夜にわざわざクルマを飛ばして。なんとこれは横浜でも有名なお店のとびきりおいしいロールケーキであった。感謝かんしゃ。無事に家まで綺麗な形で持って帰らねば。
 MazKenさんもこのバス乗り場の雰囲気は、初めて見るという。往時の寝台特急を待つ若者たちのようだと。しかし、ヒヨコが帰ってこない。どうも地下街の地上への出口が、深夜になってどんどんと閉じられていて、入ったときに通れたところから戻れなくなったというのだ。また、まんの悪いことに、ヒヨコの電話のバッテリーの残りはほとんどなく、だからヒヨコは電源を落としている。こちらからかけることができない。ヒヨコも必要なときのみこちらにかすかに残った電気でかけてくるのだ。だからMazKenさんは開いているところがどこか知っているのだけど誘導してもらうわけにもいかないのだ。
 でもまあなんとか間に合った。MazKenさんとは「ペンスケッチ展6」での再会を約束して、僕とヒヨコはバスの人となった。ほんとうに楽しい時間は早く過ぎていく。

 帰りのバスはなぜか妖しい照明の内装はちょっと高そうなバス。この照明の趣味はすごいな。昭和のアルサロ? 座席は遠足バスと大差ないが、椅子自体は座り心地はかなり良かった。行きのバスと随分違うのは、どうも利用者が多くて臨時便を出したようなのだ。だから運行の仕方も行きとは随分と違った。
 行きは途中のトイレ休憩の際も、案内もないし電気も点けなかったのだけど、帰りのこのバスは休憩のたびに電気を点けるので絶対起こされた。僕は行きは一度も出なかったと思うけど、どうせ起こされたので帰りは3回の休憩とも外に出てみた。それと乗り合わせたのがヤングたちばかりで、ヤングたちは夜中でもずっとしゃべってた。まあ、うれしいんだろうからあんまり文句を言ってやってもかわいそうだしなぁ。僕はそれでも5分もしないうちにすぐに眠りに落ちるのだけど、ヒヨコはそうはいかなかったようだ。

 朝6時、京都駅到着。ぼんやりとした頭のまま、とぼとぼと歩き近鉄に乗って丹波橋まで。京阪に乗り換えて特急で楠葉まで。そこでまた乗り換えてラッシュをさけて普通で。自宅最寄り駅に着いたのは8時前。あまりにも空腹感を覚えたのでマクドに駆け込んでホットドッグと珈琲。そういえば横浜の最初もマクドでホットドッグだったな。帰宅して、ラーメンも食べて、それから爆睡した。僕たちの2010年の春のヨコハマは終わった。(完)

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(4)これが今回の旅日記のタイトルの元になった禁煙ルールの告知横断幕。僕のハマルールはヨコハマを思いッきり楽しむことなのだ。

※長らくお楽しみいただきました『これがハマルール』は今回で最終回です。ご声援ありがとうございました。また、機会がありましたら、続編を(笑)

Panasonic LUMIX DMC-LX3
f=5.1-12.8mm(35mm EQIV.24-60mm)F2.0-2.8

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Comments

横浜に来ていただいてこれほど精力的に横浜を歩き回り、街のいたるところを見て感じて楽しんでいただき、とても嬉しく感激しています。生まれ育ってずっと住んでいる横浜ですがとても新鮮に思えました。
あらためてうずら眼の凄さを感じました。ペンスケッチ展も楽しみにしています。
本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

Posted by: はる | April 07, 2010 12:16 AM

うずらまんさんのハマルールを読んでいると、行きたくなってきました。しかし、小腹が空いた程度でビッグ豚まんは、、、(笑)

ペンスケ展、行けるかどうか怪しい状況ですが、写真を楽しみにしています。

Posted by: あにゃも | April 07, 2010 07:43 AM

▼はるさん
 何をおっしゃいますか(^ε^) お礼を言うのはコチラの方です。
 はるさんに軽く「おいで」と言ってもらったから今回のヨコハマ行きが実現したんです。ずっとずっと憧れているわりには、仕事で出張する先でもなかったんで一度も行ったことなくて。
 とびきり新しいものと、歴史のあるものと両方を味わえる街。そして画になる街。そりゃドラマのロケが多いわけですね。おしゃれだけどスカしてなくて、とても人なつっこい街。
 たいがい憧れが強いと実際に出掛けてガッカリすることが多いものですが、ヨコハマはさらに好きになりました。まだ、上辺をなぞっただけなんで、定番の観光地ですら制覇していませんから、また遊びに行きたいと思います(^ε^)。


▼あにゃもさん
 ヨーロッパの街を楽しむあにゃもさんならヨコハマはおもしろがれると思うんです。ただちょっと身近すぎて慣れちゃってるところがあったのかな。また訪れてみてくださいね。
 ヨコハマの写真を何点出せるかわかりませんが…。これから、じっくり選びます。出せるのなかったりして(^ε^;)

Posted by: うずらまん | April 07, 2010 12:35 PM

おつかれさまでした。

最後の関内駅前にある大弾幕。
横浜市庁舎のまえですね。
この光景はすぐにわかりました。
ここは変わっていませんでしたから…。

今を去ること22年前、このすぐ近くのYMCA予備校に通っていました。

関内-鎌倉 と言う通学定期券には良くお世話になりました。

あのころは、桜木町駅もまだ工事中で、旧駅舎が残っていました。
東横線も桜木町始発。
野毛方面では、横浜市立図書館が旧館のままあったし、横浜博覧会も開催前でした。

大船-本郷台-港南台-洋光台-新杉田-磯子-根岸-山手-石川町-関内-桜木町-(高島町)-横浜-東神奈川

と来ると4箇所で大きく景色が変わるのに気付きましたでしょうか?

① 大船-本郷台間
② 新杉田-磯子間
③ 根岸-山手間
④ 山手-石川町間

これは、開通年度と地形に関係しています。
先ず、桜木町→磯子へ開通し磯子→大船と開通しました。
磯子までの開通は1964年 大船までの開通は1974年です。
並行する京浜急行や東海道本線とは基本的につくりが違います。
根岸線は全てのトンネルが、シールド工法による複線のトンネルなのです。

あれだけ地形が複雑なところを突っ切っているので、それなりの期間がかったそうです。

これらの技術は、上越新幹線大清水トンネルや、山陽新幹線新関門トンネルをはじめ、青函トンネルなどに応用される要素技術のテストケースの一つであったと聞いています。
意外に奥が深いでしょ。

Posted by: きのした | April 09, 2010 10:19 PM

▼きのしたさん

 わ〜、詳細な情報ありがとうございます。
 桜木町の旧駅舎ってどんなだったんでしょう?
 見てみたいなぁ。ネットを検索してみよ(^ε^)

Posted by: うずらまん | April 11, 2010 12:30 AM

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