プラカメ万歳#4/ペンタックス ESPIO 115M(追記Ver.2)
▲「ディスカバー・プラカメ」第4弾は…! とうとう僕もやってしまいました(^ε^;)。この企画のために入手(^ε^;)。PENTAX ESPIO 115Mです。
▲1996年の発売とのことですから、ちょうど僕が初めてWebサイトをオープンしたころですね。TIPA(The BEST COMPACT CAMERA of the Year)の'96-'97" で受賞してます。ボディはグレーのみで発売されていましたが。TIPA受賞記念モデルとしてローズゴールドも発売されたといいます。僕が入手したのはいったいどっちでしょう?(笑)
▲レンズは、38mm/F3.9-115mm/F10.5(3倍ズーム)6群7枚(うち1枚は非球面レンズを使用)。ズームはもちろんパワーズームです。3段の沈胴レンズで、こんなに伸びます。ズームコンパクトって持っていなかったので、驚きました。ピノキオの鼻みたいです。ズームさせるときのモーターの音はウィ〜ンウィ〜ンとうるさいです。野良猫なら逃げるな、こりゃ。
ストロボはオートで、低輝度オート発光のほか、強制発光、発光禁止、目軽減予備発光、 逆光時自動発光などが可能です。発行禁止はスイッチを切ったら忘れてしまうタイプです。電池はリチウムのCR2タイプ。
▲パノラマと普通の切り換えスイッチが付いています。この小さくさりげないスイッチだと、μ[mju:]panoramaみたいに不用意に触ってしまうということはないですね。
▲上面には液晶表示があります。ここに日付もフィルムカウンターもストロボのモードなども表示されます。液晶の左隣はデートの切り換えスイッチ。その下の黒いスイッチは左から途中巻き戻し、ストロボモード切替、予備発光スイッチ、セルフタイマー/リモコン/無限遠兼用スイッチ。そして大きい黒い丸いのはズームレバー。小さい黒い丸いのはシャッターボタン。グレーの右端のは電源スイッチ。
▲背面にはフィルム窓があり、どの種類かわかります。この窓の位置を見てもわかるように
パトローネは右側に入れる式。
▲ファインダーの左には視度調節ダイヤルが付いているのは便利。ファインダの右横にはオートフォーカス作動ランプ。ストロボチャージランプがあります。
▲さて、このESPIO 115M、枚方の某リサイクルショップのジャンク棚に値札もなしに放置されていたものです。見つけた最初の日は動作確認はできないし、どうしようかと思いました。大きな欠陥もあったし。そう、電池蓋が欠損していたのです。見つけたその日は手を出しませんでしたが、翌日もう一度行き、その時、家にあったCR2をこっそり持って行って、とにかく動くかどうか勝手に見てみました(笑)。
結果は…? 動きました。ストロボも発光。で、レジまで持って行って、値札がないことをつげ、値段を聞きました。「電池蓋がなく、動作もわからないので、105円でいいです」とのこと。取り敢えず動きそうなのは確認済みなので即座に購入。これに付いていた長いしっかりしたストラップを105円で買ったと思っても値打ちがあると思えたからです。ちょっと汚れていたんですがそれもウェットティシュとカラ拭きで綺麗に取れました。あと電池蓋はフィルムケースで同じような形を切り抜いて作り、ビニールテープでとめることでなんとか対応しました。
▲とにかくズームコンパクトは初めてなんで、勝手がわからないところがありますが、楽しみたいと思います。まだフィルム1本撮り切ってないので、がんばります(^ε^;)。ちゃんと撮れてたら105円なら儲けものでしょう。
あ、元々はリモコンもあったようですが、電池蓋がないぐらいだからそんなものはありません(笑)。少しくたびれたソフトケースとロングストラップは付いてました。
★追記★
今日、仕事帰りにESPIO 115Mで夜スナップしてて気づいたんですが、電源を入れて数分すると自動的に電源が切れる設定になっているようです。
散歩写真だと、特に夜、ストロボ発光禁止にしてボヤボヤしてて電源が切れると発行禁止モードがいちいち解除されて鬱陶しいやん、と思っていたら、節電で切れた電源を再びスイッチをオンにして作動させた場合、節電に入る前のストロボのモードを覚えていてくれるということがわかりました。
これなら超便利便利。ESPIO 115Mのストロボモード切替スイッチは小さくて押しにくいのでいちいち解除されてたら大変でした。スイッチでオフにした場合はその直前の設定は忘れちゃうんですけどね。
それと夜写真、けっこうスローシャッターになってくれるようです。これは期待大。ま、バルブモードがあるプラカメですから、そのあたりは得意なのかもしれないですね。(09/12/03)
★追記#2★
「節電で切れた電源を再びスイッチをオンにして作動させた場合、節電に入る前のストロボのモードを覚えていてくれる」と書きましたが、ずっと覚えててくれるわけではないようです。数十分後に電源を投入すると、すっかり忘れてピカッてしまいました(笑)。ちょっとの間だけしか覚えててくれないようです。(09/12/04)
■PENTAX ESPIO 115M
PENTAX ZOOM LENS f=38mm-115mm/1:3.9-10.5
1996年5月発売/価格 52,000円(当時)
ASSEMBLED IN PHILIPPINES
★プラカメのWeb写真展「PLA-CAME Gallery」ではWeb写真展の参加者を募集中です。お気軽にご参加ください。もちろん参加費は無料です。
Comments
ご無沙汰しております(いつもこの始まりですね)
ESPIO115(グレー)持っています。自分で購入した「プラカメ」第1号になります。ただし5年前にON-OFFスイッチの接触不良(この機種特有らしいです)で壊れたまま放置しています。
確か96年暮れ頃に新品購入しました。当時はすでにOM-2Nを持っていましたが、カメラ趣味復活前でしたので、OMは実家押入れに眠っており、何かの旅行等で必要に駆られESPIOを購入しました。D-MARTで3万円前後した記憶があります。
選択した理由は、やはりカメラ賞を取ったことを新聞等で見ていたからだと思います。元々PENから続くオリンパス党ですが、AFコンパクト機でこれといった機種がなく、デザインもなんかダサい感じがしていたのでESPIOにしただけです。特にPENTAXには思い入れはないのですが・・・
01年2月の新婚旅行にも持参したくらいですが、OM生産中止の知らせを聞きカメラ趣味を復活させた02年10月まではESPIOがメインでした。使いやすく、写りもコンパクト機としては不満はなかったですね。
Posted by: da_da | December 03, 2009 02:49 AM
こ、これは、、、、
あにゃもがエスピオ90を買ってすぐにでて、こっちの方がカッコイイし望遠が凄い!と、悔しい思いをしたカメラだ~~。
うう~~。今日、両親を迎えに行ったついでに、中古カメラ屋にいってしまいそうです。
Posted by: あにゃも | December 03, 2009 07:28 AM
▼da_daさん
ぉお! ESPIO 115Mをお持ちでしたか(^ε^)。新婚旅行カメラとは。(僕はXA-4だったかな)
あらら、壊れたママなんですか。この機種特有の故障ということは、僕の入手したジャンクはラッキーだったということですね。
僕もPENTAXのカメラは初めてなんですが、デザインがすっきりまとまっているのは気に入ってます。
【追伸】「ESPIO 115」という機種もあるんですね。こちらかな?お持ちだったのは。ちょっとデザインの雰囲気が違いますね。ミッキーマウスみたいな感じ(^ε^)。
▼あにゃもさん
ESPIO 90のデザインの方がカッコイイと思います。それにレンズバリアを開いてスイッチオンでしょ? その方が絶対シャッターチャンスを逃しませんし。
》 両親を迎えに行ったついでに、中古カメラ屋にいってしまいそうです。
わはははは(^o^)。さて、どんなカメラが待っているかな〜。
Posted by: うずらまん | December 03, 2009 09:14 AM
やっぱ皆さん注目のカメラだったんですね!僕もこれの115Gが欲しくて欲しくて散々迷いました(笑) エスピオはMINIは今でも人気ですよね。
Posted by: hiro | December 03, 2009 12:49 PM
▼hiroさん
ほほぅ、ESPIO miniに目を付けられるとは、さすがですね(^ε^;)。ESPIOシリーズで唯一の単焦点でしたよね。僕もちょっと興味がわいているところです。
Posted by: うずらまん | December 03, 2009 02:10 PM
おっとESPIOシリーズ、にわかに人気者になりつつありますね。
いつもの店のジャンクカゴにはESPIO Pが2台もあって、結構質感がいいもんですから思わず連れて帰りそうになりました。危ない危ない。
ESPIO mini、調べてみると良さそうですねぇ...35mm単焦点はもう4台あるのに...。
Posted by: あっきい | December 03, 2009 06:54 PM
▼あっきいさん
ESPIOシリーズって当時ぜんぜん知らなかったんですが、これちょっとヒットかも。ペンシリーズで楽しんでいるようにいろいろなバリエーションがあるESPIOはお楽しみアイテムになるかもしれません。えらいこっちゃ。追記のとこにも書きましたが、案外賢いカメラかも。機能的工夫もあるし、デザインもちゃんとしてるし…。
このESPIO 115Mの「M」って何なんでしょう? ちょっとわからないんですが、そうそう、これれっきとしたプラカメではあるんですが、実は反則技すれすれです。前面カバーがどうも金属っぽいです。マグネシウム合金のMなのかな? 前だけですけどね。
Posted by: うずらまん | December 03, 2009 07:18 PM
うむう,前カバー金属でよければウチのC35EF3も出せるぞお (^^)
私も当時はノーマーク機種でした.なので全くスペック知らないし受賞云々も無知でした.ここで拝見して,フィルムを使うだけでほとんど今のコンパクトデジタルと同等のスペックなんだなあと感心してます.本当にフィルムカメラに本気で取り組んだ最後期の製品ですね.この後はデジ主流でフィルムはニッチになって,あざといやらつまらないやら.
Posted by: lensmania | December 03, 2009 09:40 PM
ESPIOのようなカメラでここまで盛り上がるとは思いませんでした。私のは書いた通りMの付かない単なる115です。改めて見ると、フロントのデザインも115Mとかなり違いますね。115Mの方が断然すっきりとしています。
PENTAXのサイトでも確認しましたが、レンズのスペックも違っていて、115の取説には38~115mmF4.0~8.5 7群9枚とあります。ピント合わせも115は赤外線アクティブオートフォーカス方式、115M、115Gはパッシブ5点AF方式となっています。どちらが高性能なんでしょうか?残っていた115のプライスタグには、ケース付¥62,000となっています。
あと画像を貼るにはどちらから入ればいいのでしょうか。
Posted by: da_da | December 04, 2009 12:48 AM
▼lensmaniaさん
C35EF3は入れてもいいと思います。見た目バッチリプラカメですし(^ε^)。あっきいさんにプラカメの定義を若干整理し直していただきましたのでご確認ください。
今回あらためてプラカメを見てみてるとけっこう知らないカメラも多く、そしてすごそうなカメラやおもしろそうなカメラを全然知らなかったことにビックリしてます(^ε^;)。
▼da_daさん
ESPIOシリーズあなどれませんね(^ε^)。PLA-CAME Galleryへの写真の投稿方法は、blogを利用している関係でちょっと面倒なんですが、ご了承ください。
方法は3つあります。
(1)blogの扱いが可能な方は、blogのアカウントをお伝えして、blog記事をご自身で投稿していただく。
(2)blogのメール投稿機能を利用してblog記事をご自身で投稿していただく。ただし、登録できる発信元メールアドレスに数の制限があります。5つまで。そしてこの方法の場合は「カテゴリ」が設定できませんので、それは運営係が後で設定します。
(3)専用のメールアドレスに画像を添付。撮影情報などを本文に記入していただいて、メールとして送信していただき、運営係がblog記事にしてアップする。人的作業が介在しますので掲載にタイムラグが生じます。
一番気楽なのは(3)ですが、画面ですぐに見られないですね。まず「PLA-CAME Gallery」の参加募集のお知らせにコメント記入して参加表明をお願いします。必要な情報をお送りします。面倒なのは最初だけで、あとは選んだ方法でどんどん投稿していただくだけですので、お気軽にご参加ください。
Posted by: うずらまん | December 04, 2009 05:39 AM
ESPIOシリーズ早くも人気沸騰!ですね、たくさん種類があって各自個性があって、ユーザーが目的によって色々選べるのがいいですね。
このピノキオズーム自身の105WRもそうなんですけどメッチャもっちゃりでビックリです。
フルサイズで高倍率ズームにはきっとピノキオ方式しか無理だったんでしょうね、自動フラッシュに高感度フィルムで弱点を補うみたいな。
そう思うとデジは目的に応じセンサーを選べるので自由度が高いですよね。一眼は無理やけどコンパクトで望遠も楽しみたい!人に対しての答え、ほんま凄いなって思います。
Posted by: kimi | December 04, 2009 04:25 PM
▼kimiさん
このピノキオズームで思うことは、ズームで伸びた状態でもしカメラを落としたら…(^ε^;)、一巻の終わりですね。ぉお、怖ぁ〜。
Posted by: うずらまん | December 06, 2009 07:38 PM
>追記#2「ちょっとの間だけしか覚えててくれない」
なんかファジーな可愛らしい機能ですね(笑) 僕がかつて買ったプラカメはT-proofだけでした。このカメラを2001年に買った時には可哀想に新品が捨値で山積みされていました。その時に店員さんはT-proofより、コニカBIG-MINI、フジTIARA、ペンタESPIO-MINIが良いと進められました。この3台が御三家だったそうです。他に、売れ残りか中古か忘れましたが、キャノンのAUTOBOY-SOLAR(?)だったかな?ちょっと大きい機種があって、これも凄く魅力的でした。時代を先取りしたような太陽電池パネルが取り付けられたカメラで電池が要らないと説明を受けました! 皆さんのプラカメを見ながら、当時を少しづつ楽しく思い出しています。まだ幸いジャンクボックス前は歩いていません(笑)
Posted by: hiro | December 07, 2009 05:01 PM
▼hiroさん
そうなんです。なんだか、ニワトリみたいでしょ、3歩歩いたら忘れる的な(^ε^;)。
T-proofはレンズがカメラの常識から言うと逆の、構えたときの右手側にシフトしているというのが特長の一つですよね。これデザイン的におもしろいな〜と思っています。あと主張しすぎないデザインというのもいいなと。そして何と言ってもCarl Zeiss。
キヤノンの太陽電池付いてたヤツ覚えてます! キカイとしてはおもしろいな〜と思いました。
ジャンクボックス、今までプラカメを無視して金属カメラだけを見てたんで、プラカメがじゃまでじゃまでしょうがなかったんですが(笑)、今では宝の山に見えます(^ε^;)。
Posted by: うずらまん | December 07, 2009 07:07 PM