ロバート・キャパ写真展 『CAPA in COLOR』
大丸ミュージアムKOBE
▼実は今、僕はキャパブームが来ています。キャパ関係の本をずっと読んでいるのです。そのあたりのことは徐々に書いていこうと思いますが、来月末からキャパの写真展があることがわかったので紹介します。
キャパの写真と言えばほとんどモノクロしか見たことがありません。唯一僕が見たことがあるのが、『ラストショット」の荒れ地を行く兵士を後ろから撮ったもの。しかしキャパは他にもカラーを撮っていたんですね。というか、キャパ自身のことばでカラーフィルムを持って行ったとかって書かれていたりしたので撮っているのは知っていたんですが、どうしてそれが発表されていなかったのでしょうか。なんとなく『ライフ』とかに載ってそのあとわからなくなってしまったのかなぁと想像していました。
コダクロームで撮られた写真はとても美しいです。時代を感じさせません。つい昨日撮ったもののように色鮮やかです(チラシで見ただけでもそう思いました)。この写真展は、去年の2月ごろ東京で行われていたものだそうです。(さらにそのあと6月にも六本木ヒルズでも行われたとのこと)
それが関西では[大丸ミュージアムKOBE]で開催です。
ロバート・キャパの写真家としての人生は、1932年、デンマークのコペンハーゲンで初めて撮影したレオン・トロツキーの肖像に始まり、1954年、インドシナ(現在のベトナム)でカメラを手にしたまま地雷踏んで亡くなるまでの22年間でした。
60年間未発表だったカラー写真が大量に発見され、今回公開されるものはその写真です。戦争の写真だけでなく、キャパが「パパ」と呼んで慕っていた文豪ヘミングウェイとその家族写真もあり、全部で約130点が展示されるそうです。こりゃ行かなきゃな〜(^ε^)。
■ ロバート・キャパ写真展 『CAPA in COLOR』/大丸ミュージアムKOBE ■
会 場 :大丸ミュージアムKOBE
期 間 :2006年5月31日(水)〜6月12日(月)
時 間 :10:00AM〜7:30PM(8:00PM 閉館)
※最終日は〜4:30PM(5:00PM 閉館)
閉館日 :会期中無休
料 金 :大人800円、大高生600円、中学生以下無料
問合せ :大丸神戸店 078-331-8121(代表)
Comments
コダクロームってのは元来、映画用の高感度フィルムでしたから記録保存用にはうってつけなんですよね。(中学生の頃から愛用)
恐らくキャパだけでなく私がこの世から居なくなってもその画像が消える事は有りません。(キチンと保存してればね)
フジのベルビアも今年一杯で無くなりそうだし、コニカのインプレッサ50(だったっけ??)も既に無し。
中低感度のこってり系ポジフィルムはコダクローム64の独占状態、意地でも使い続ける所存です。(大袈裟)
Posted by: 39'ers | April 04, 2006 10:14 PM
Oh!
キャパ展も来月やるのですか。早速年休を取らなければ。「ちょっとピンボケ」を何度となく読みました。気づくと無くなっていて(貸して?)、買いなおしては読んでました。
時にFUJIも引き気味ですね。今日は仕事で映像装置関係の方と話しをしていて、お互いため息をついていました。
Posted by: warakado | April 04, 2006 10:52 PM
▼39'ersさん
コダクロームって、そうか映画用だったんですね。…ん? でも映画用のフィルムってネガで撮影しますよ。そのネガからポジに返すときに使うのがコダクロームだったのかな?
そんなに保存性がいいんですか。
フジのベルビアも今年一杯でなくなっちゃうんですか…。フジだけは信用していたのになぁ。
とか言いつつ、僕はポジで写真撮ったことがありません。スライド映写機持っているのに(^ε^;)。ダメですね。わはは。
▼warakadoさん
そうなんですよ。やるんですよ〜。ブレッソンの次にキャパなんで、今年は当たり年ですね〜。
僕はキャパ関係の本を5冊目突入です。うち3冊読み終わって今2冊を平行して読んでます(^ε^;)。
キャパは写真もその人自身もとても興味深いですね。
フィルムで写真を、あと何年楽しめるでしょうか。
Posted by: うずらまん | April 04, 2006 11:39 PM
>そのネガからポジに返すときに使うのがコダクロームだったのかな?
だってネガじゃ映写出来ないじゃないですか、映画館で昔はエンドロールにもフィルム銘柄出てましたよ。
最近は全部ハイビジョンで撮ってるらしいですけどね。
Posted by: 39'ers | April 05, 2006 12:12 AM
▼39'ersさん
なるほど(^ε^)。でも、ムービーカメラでネガで撮影するものを、ポジで直接撮影するという方法はどうやって考案されたんでしょうね〜。発想の転換ですよね。
フィルムで撮るというのがゼロではないと思いますが、やっぱりかなり少ないんでしょうね。フィルムで撮ったようなエフェクトを掛けられれば素人では判断がつきませんよね。そのうちフィルムで撮るのがとても贅沢な製作方法になってしまうんでしょうね。
それでもフィルムにこだわらねばならないのか。いろいろと考えちゃいますね。
Posted by: うずらまん | April 05, 2006 07:18 PM