「狙われない街」メトロン星人
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▼一昨日の『ウルトラマンマックス』はメトロン星人でした。メトロンは我が家では今、イカルス星人と並んで大人気の宇宙人です。こないだスーファミの『ウルトラセブン』で散々遊んで「気色悪い宇宙人」として人気が高いのです。というわけで、今日は子どもたちも一緒にマックスを見ました。
ゲストも豪華。ネクサスの松永管理官・堀内正美さんが「P.S.R.I」の研究員役で。この人、僕はNHKの少年ドラマ『七瀬ふたたび』に一人の超能力者役で出ていたのが印象深い。この科学捜査部門の「P.S.R.I」って『怪奇大作戦』の「S.R.I」を意識していますよね(^ε^;)。
そして、刑事役で六平直政さんが。この人は『NIGHT HEAD』で人の心の中に入り込む悪の超能力者「曾根崎」を演じた人でかなり強烈な個性の持ち主。でもベテラン刑事を好演。しかもメトロンと因縁付きで。
元・超能力者ゲストですね二人とも(^ε^;)。
マックスのメトロン星人は、なんとセブンに真っ二つにされたメトロンが地球人に助けられて今まで「北川町」に隠れ住んでいたという設定。隠れ家は某所の怪獣倉庫。あれ入り口外観は実際の円谷プロの怪獣倉庫でした。中はセットでしたけどね。ミクラス他着ぐるみも登場。シーボーズ?だったかまめまめしく戸を閉めてたような。縦に縫い目のあるメトロンがいいなぁ。セブンは1960年代に未来(1980年代)を舞台にしたドラマだったわけですが、それからプラス15〜20年ぐらい経っているのでちゃんと時代的にもつながっているわけですね。セリフの中にも「十数年前にも」って出てくるのでセブンの話が80年代だということがわかるようになっているところもにくい。でも40年潜伏していたとかいうようなことも言ってたような気も…(^ε^;)。
そしてメトロンの人間体を演じるのが寺田農。この人も意外とウルトラシリーズとは縁がある。今回はケムール人っぽい走り方で宇宙人を好演。
そして監督は実相寺昭雄。とにかく、映画の『ウルトラQ』やティガの時の一時期の理屈っぽさが抜けて、なんか痛快なコメディに仕上がっていて面白かったです。カメラワークも実相寺ショットを本人自身がパロっているって感じで楽しかったです。傾いたカメラ、広角レンズ、画面の端や角で芝居…。屋上の白い布がひらひらと干してあるのは、電波ってことで白い布なんでしょうか(^ε^;)。ファーストシーンから、カ〜ン、カ〜ン…って工場街の情景音が鋭く入っているところとかうれしいきめ細かさの演出です。ロケ地も大阪日本橋の軍艦アパートを彷彿とさせるようなアパートだったりと、ノスタルジー満点。そしてハッキリとした社会批判。これはセブンの時よりも明確ですね。
そして夕焼けの工場街。川と鉄橋がいいなぁ。メトロンには夕陽が似合います。
最近のマックスは全体が『ウルトラQ〜dark fantasy』っぽい話も多いし、子ども向けレベルを保ちながらも、かなり意欲的に作っているのがわかります。今後も期待。「眼兎龍茶」って伊藤園かサントリーから出ないかな? ダイドードリンコからでもいいしぃ〜(^ε^;)。
(※一部加筆/かなり加筆)
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Comments
いやいやこれは予想以上に面白かったですねぇ。で、うずらまんさんがばっちりこん書込んでおられるんで、もう言うこともなし(^^;
これから誰かとじゃんけんする時は
「最初はちょき!」
でいきましょう(大笑)
しかし冷静に考えると小さい子供にはマックスが闘いを全くしなかったので消化不良でつまらなかったかもしれません。それがわかった上で放映してしまうところにも感心です。
っていうか、このところのマックスって、40代〜お父さん向け演出が多くないですか?
Posted by: ひらまつ | December 12, 2005 08:08 PM
▼ひらまつさん
本当に期待してなかったんですが、面白かったですね。
マックスはお父さん向けかもしれません。でも、セブンも子ども向けのレベルを保ちながらも、安保や公害をテーマにするなど大人向けのメッセージが込められていました。マックスはそれを忠実に今やろうとしているんでしょう。時代が軽くなった分、重さは内容にも見えますが、でもテンポや映像の技術は上がっているのでエンタテインメントとしては確実にレベルアップしていると言えるんじゃないでしょうか。
Posted by: うずらまん | December 12, 2005 10:23 PM
はじめまして!
私、とこスと申します。
先日は私の運営しておりますブログに、
コメントを送っていただきありがとうございました。
うずらまんさんのブログを拝見させて頂き、
円谷作品奥深さが詳しく紹介されていて、
とても勉強になりました。
私のウルトラ作品を観るきっかけは、
切通理作著「怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち」を読んでからです。
「子供達に夢を与えつつ、
怪獣や宇宙人を比喩に使うことによって社会の暗部を表現し大人たちへの警鐘している。」
そんなウルトラをはじめ円谷作品に衝撃を受けました。
それからすこしずつレンタルで借りて観ています。
まだまだ先が長いですが…
円谷作品は
ブログでちょくちょくいろいろな感想書いていきたいと
思ってます。
知識の薄い文章になってしまっても、どうか暖かい目で見てください。
Posted by: とこス(ぺこぽこ屋) | December 12, 2005 11:32 PM
▼とこスさん
僕も子どものころウルトラマンやセブンを見てたんですが、ある時期全く見なくなってしまったこともありました。でもまたしばらくして見てみると色々なことに気づいて、子ども向けだとバカにしていられないことがわかったんです。
どんどん書いてください。とこスさんの円谷作品の感想、楽しみにしています。
Posted by: うずらまん | December 13, 2005 08:17 AM