« 今夜のお月さん | Main | ちくわ笛の名人
枚方に来たる! »

うずまきシネマ
『チャーリーとチョコレート工場』

ccf
遅ればせながら[高槻松竹/セントラル]で『チャーリーとチョコレート工場』を観てきました。めっちゃおもろかったです。予告編やテレビスポット、『めざましテレビ』なんかで紹介されて面白そうだなぁと思っていたんですが、なかなかタイミングが合わずにあきらめかけていたんです。でもなんとか最終日に間に合いました。
 今日は平日だったため劇場もヨメと二人で貸し切り状態。これは気分良かったです。パンフレットを買って前から三列目の真ん中に陣取りました。
 原作は子ども向けファンタジーのベストセラーだそうですが、映画全体の仕上がりは子どもには子どもなりに、大人には大人なりに楽しめる作りになっていました。とにかくファンタジーを描くための特撮技術は惜しげもなく投入されています。でもCGばかりでもなくて、特技が浮き足立ってもいなくて、とてもスムーズで良かったです。見た人の中には純粋なファンタジーを期待していってそうじゃなかったとがっかりしたような意見を言う人もいるようですが、僕は面白かったです。なんというか、全体に大阪ノリを貫いているんですね。
 主人公の貧乏人の息子、チャーリーが変に善人だとかすごい夢とか持ってるとか、逆に極端なコンプレックスを持っているとか生まれの事情が特殊だとか…ではなくて、気のいい平凡な少年というのもいいですね。
 そしてこの映画の一番いいところは、本当に観ている方が気分が悪くなるほどの嫌なヤツが出てこないところでしょう。
 この映画で気に入ったのは工場の主のウォンカもそうだけど、ウンパ・ルンパのおっさんと昔チョコレート工場で働いていたジョーおじいちゃん。
 ジョーおじいちゃんはいい味を出していました。チャーリーの家族は両親と両親の両親とチャーリーが同居するというちょっと変わった家。老人たちはけっこう仲良く、貧乏な暮らしもそう苦痛ではないようです。中でもジョーおじいちゃんがチャーリーを一番可愛がってくれる。そしておじいちゃんは昔ウォンカのチョコレート工場で実際に働いていたことがあるというのですが、しかしよく考えるとおじいちゃんが働いていたころのチョコレート工場はもっと工場工場してたと思うんですが、チャーリーたちが招待されたときには、不思議な世界の工場になっていました。
 チャーリーはあきらめていたゴールデン・チケットを手にすることができるんですが、それも家族のために権利をあきらめようとします。でも、四人の老人の一人で、いつも憎まれ口ばかりきくもう一人のおじいちゃんが言う一言でチャーリーはチョコレート工場に行くことを決心します。このへんもさらに泣かせますね。
 ウンパ・ルンパのおっさんは、なんでこのおっさんが?という感じで次々に登場する。みんなこのおっさん。区別つかないこの一族はいったい何者なのだろう。なんでちょっとサイズが小さいのか。でも全員がちょっとデブで同じ顔。でもなんか変に芸達者でおもろいなぁ。
 この映画の中には、音楽や映画のパロディもふんだんに入っています。ビートルズ風、クイーン風、そしてヒッチコックの『サイコ』をパロったり、『2001年宇宙の旅』なんかは、そのままをストーリーの一部に組み込んでしまうという念の入れようです。
 そうそう、この映画の中に出てくるエレベーターは上下だけではなくて左右斜めにも動くことができます。これ昔松本零士の『銀河鉄道999』でも出てきたんですね。怖いんですよ、上下だけじゃなく他のところに行くということは元に戻れなくなるんじゃないかっていう気がして。この映画では、なんか工場を飛び出してどこへでも行ける移動手段になっていましたけどね。
 いろいろな特徴を持った人物が出てきますが、それぞれに応じた運命に翻弄されていきます。少し無責任な雰囲気のウォンカの様子に不安にもなりますが、それでもえぐいことにはなりませんので安心ですね。
 ラストには原作にない展開が待っていますが、この辺のことはこれから観る人のために内緒にしておきましょう。
 大人も子どもも楽しめるファンタジー。リスの活躍も見逃さないでね(^ε^)。

『チャーリーとチョコレート工場/Charlie and The Chocolate Factory』
(2005年アメリカ/イギリス/115分)
監督:ティム・バートン
製作総指揮:マイケル・シーゲル
原作:ロアルド・ダール
脚本:ジョン・オーガスト
音楽:ダニー・エルフマン
出演:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、デヴィッド・ケリー、ヘレナ・ボナム=カーター、ノア・テイラー 他

|

« 今夜のお月さん | Main | ちくわ笛の名人
枚方に来たる! »

Comments

うずらまんさんおはようございます。
この映画は我が家の次男も見たがっていました。DVDが出たらきっと借りてくるでしょう・・・。

ここ数年映画館が綺麗になって映画を見る機会が増えましたね。映画は昔から面白かったのに映画館が汚すぎた・・・。田舎に住んでいると特にそうです。旭川にもいくつもの映画をかける今風の映画館が出来てから、身の周りで『映画見てきた・・・』と言う話を急にたくさん聞けるようになりました。

人事みたいに言う僕も数年に一回見ていた映画を毎年何本も見るようになりましたから・・・。(またなんか見に行こうかな・・・)

Posted by: Hatena-no-Tyawann | November 19, 2005 at 08:22 AM

▼Hatena-no-Tyawannさん
 今日僕はTSUTAYAでサントラCD買ってきました(^ε^)。DVDが出たらきっと買うでしょう(^ε^;)。それぐらい気に入ったということですね。
 映画館、昨日行ったところは、映画館主が本当に映画好きの人で、前に映画制作までやってしまった人です。パチンコ店、カラオケ店を経営しつつ事業の安定を図って、映画館をやり続けているんです。
 僕の住む枚方市には映画館はなくなってしまいましたが、隣の高槻市には、昨日行った[高槻松竹/セントラル]、その系列店のシネコン型式の(でもそんなに規模は大きくない)[シネマR170]、大手のシネコンも駅前にできました。隣の茨木市にはマイカルのシネコンがあります。
 綺麗でゆったりと座れる映画館、いいですね。まあでも僕は個人的には多少汚くても映画館で観るのが好きなんですけどね。とか言いつつ映画館で観るのが年に何本もないようではエラそうなことは言えませんね(^ε^;)。
 去年の統計では、映画の観客動員数が上向きになったということですから、業界の努力が数字に表れてきたということでしょう(^ε^)。今はDVD売るためのお披露目として映画館公開するという軽いのりで映画館にかかりますもんね。これはいい傾向だと思います。

Posted by: うずらまん | November 19, 2005 at 04:35 PM

うずらまんさん
ハジメマシテ! (サイトずいぶん変わられてビックリしました~~)
私もチャーリーとチョコレート工場、サントラ買いました!!
この中でも、すごく((o(∇ ̄*)o))ドキドキ する曲がたくさんあって、必聴物だと思います!!
まさにティムバートンの世界そのもの!このままナイトメアに使えそうな曲!!って感じで★★

あの傾いたお家もすごく好きでした!
DVD、絶対買います!

Posted by: にゃん | November 22, 2005 at 10:19 AM

▼にゃんさん、こんにちは。はじめまして。
 前に僕のページに来ていただいたことがありましたか(^ε^;)。
 気まぐれなので、なんか時々思いつきで変えてます。
 さて、サントラいいですよ。MDに入れて通勤途中に聴いてます。ウンパ・ルンパの歌もいいし、BGM部分の壮大でエスニックな風味がちょっと入っているのもいい感じです。ぜひ!

Posted by: うずらまん | November 22, 2005 at 01:03 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32361/7187291

Listed below are links to weblogs that reference うずまきシネマ
『チャーリーとチョコレート工場』
:

» チョコレート工場の秘密 [POP STEP!!]
仕事から帰ってきて、ご飯食べて、風呂入って、布団にもぐり爆睡するまでの5分間。... [Read More]

Tracked on November 27, 2005 at 04:51 PM

« 今夜のお月さん | Main | ちくわ笛の名人
枚方に来たる! »