憧れのPEN Wがやってきた!
▼今や、幻のカメラといってもいい存在となっている、オリンパス PEN W。ハーフカメラで、マニュアルカメラ。そして最大の特長はレンズです。E.Zuiko 25mm F2.8 3群5枚、ハーフでは珍しい広角レンズを積んでいます。35ミリフルサイズの写真で換算すると35mmレンズとほぼ同じ画角になります。広角になればなるほど、被写界深度が稼げるので、目測のPENシリーズでは、それがとても有利になります。スナップには最適ですね。
このカメラ、生産台数が少なかったので、今では中古カメラ屋さんでもあまり見かけません。某ネットオークションでは、年に数回程度出品されることがありますが、レンズが違うだけのPEN SやPEN S3.5の相場の、倍から5倍ぐらいの値段が付くときがあります。そんなに出すならライカが買えてしまう!という値段です。
このカメラはレンズ以外にも、カメラ好きにはたまらない魅力があります。それはブラックペイントという点です。カメラは黒い方がいい、というのは、ボディの乱反射がレンズから入ってくるという可能性が少なくなるという点でいいとされているのですが、それをなしにしてもカメラ好きには黒いカメラが人気です。それもプラスチック外装の黒よりも金属カメラの黒塗り。クロームメッキの黒よりも塗りの黒が人気なんです。やっぱり僕も、塗りの黒が好きです。これはモノとしての魅力だと思います。
PENシリーズ(コンパクト)の中でも市販された黒いカメラは、このPEN WとPEN EFのみで、EFはプラスチック外装の黒だったので、ペイントはWだけなんです。
さて、この写真のPEN Wは、そのペイントの剥がれもほとんどないという奇跡的な個体です。高かっただろう!って? 残念ながら、これは僕のカメラではありません。僕がカメラでピンチになったときにいつも助けていただいているOさんのカメラです。大切なPEN Wをお借りしているというわけ。それも入手されて、手入れをして、すぐにポォ〜ンと貸してくださったのです。オリジナルの薄型フィルタ付き。痛んでいるけど速写ケースもつけてもらっています。
PEN Wというと、写真家の長野重一さんが使っていて、後に森山大道さんへ渡り、大道さんはそれをニューヨークに横尾忠則さんと行くときに持って行ったと。そのPEN Wのニューヨーク写真で写真集ができています。
僕がPEN Sを自分で黒塗りにしたのも、そんなエピソードが影響しているのです(形から入るタイプですから(笑))。
というわけで、しばらくお借りできるということで、この週末は試し撮りの散歩をしたいなと思っています。
Comments
PEN W拝借おめでとうございます。(めっちゃ変な日本語 笑)
それにしてもホントものすごくきれいなWですね。
今日あたりはこのWとお散歩でしょうね?
わくわくしておられる感じがこちらまで伝わってきます。(^-^)
Posted by: ちょびん | December 18, 2004 08:59 AM
▼ちょびんさん
ほんとに綺麗なPEN Wで、最初箱を開けたときは、手が震えましたよ(注:ちゅうぶではない)。
散歩いきたいなぁ。でも年賀状がまだなんで責められています(^ε^;)。
Posted by: うずらまん | December 18, 2004 10:25 AM
来年でも再来年でも書けます。
お散歩は天気のいい今日しか出来ませんよ!さぁっ!
って、もうワケわからん理屈。(笑)
Posted by: 年賀状は… | December 18, 2004 10:52 AM
屁理屈コネて名前を入れ忘れ、名前の欄にタイトルを入れてるバカちょびん。(^^;
Posted by: ちょびん | December 18, 2004 10:54 AM
うわ~カッコいいですね。ケースも素敵ですが、オリジナルですか?
我が家の”s”は、原因不明のゴーストが凄いんです・・・・・
Posted by: ひでじ | December 20, 2004 01:55 PM
▼ちょびんさん
なんとかちょこちょこ持ち出して撮っています(^ε^)。
▼ひでじさん
いいでしょ〜って僕のじゃなくて借り物なんですが(^ε^;)。
僕の黄色いグッタペルカを貼ったものはゴーストがすごいです。これは後ろ玉のコーティングが大胆に半分以上剥がれているためです(^ε^;)。やっぱりコーティングって大事なんですね。
Posted by: うずらまん | December 21, 2004 03:37 PM