HAZZマガジン13号発行記念
編集長ロングインタビュー(後編)

★インタビューはできれば前編からお読みください。
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―――というわけで後半は中身について聞きたいと思います。まず、表紙ですが…

うずらまん編集長「細かいことですけど、今回メインのロゴの修正をしてます。このヘビがにょろにょろのロゴは11号の時に、うずらヒヨコがデザインしたものですが、12号で手作業の版下からMacintoshで作る方法に変えたんです。そのときに、僕がまだIllustratorの扱いにそんなに慣れてなかったこともあって、仕上げが雑だったんで、今回ちょっと11号の時のデザインに近くなるように修正しました。

―――何が違うんですか?

うず編「ヘビの顔ですね(笑) 口をとんがらして目をは虫類っぽく」

―――表紙のイラストはHAZZマガの母体の[たのしい秘密結社・HAZZ」のリーダー・井上ケンジさんのものですね。

うず編「そうです。実はこれ今回描き下ろして欲しかったんですが、彼も全国各地を飛び回っているし、大阪にいるときはしらふじゃないだろうし(笑) ということで、過去の号に使われたカットから起こしました。どの号のどれって見つけられた人はmailください(笑) モノクロの線画だったんですが、彩色してポップアート調にアレンジしました。僕やうずらヒヨコが描いてしまうのが手っ取り早いと言えばそうなんですが、今回は特に17年ぶりの復刊なんで、そりゃケンちゃんに登場して欲しいなと思ったわけです。

―――表紙がカラーというのは前もありましたが…

うす編「そうですね、表紙フルカラーは12号だけです」

―――あれ? そうでしたか。11号とか10号は?

うず編「11号は黒赤緑の3色。10号は黒赤の2色です。色数が多いように見せる工夫はしてましたけどね。でも読者はそんなことあんまり気にならないでしょ?」

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―――今回の13号は中身にカラーページが6ページ+裏表紙で合計7ページありますね。

うず編「ここにコストが掛かるのはわかってたんですが、やっぱりね、景気付けに巻頭カラーは欲しいなと思ったんです。カラーは見ただけで楽しいでしょ」

―――たしかにそれはあるでしょうね。今回「点々画報」が1ページに写真1点という贅沢なレイアウトですね。

うず編「今回、中身を企画する段階で決めたことは、2つ。超ローカルな話題を扱ってもどこに住んでる人が読んでも面白いようにと。内輪受けも内輪以外の人にも面白がってもらえるように表現すると。そして、HAZZマガってコラムマガジンなんですね。で、面白いものを発見して紹介するというコーナーが多い。『ニュース三昧』『点々画報』『レンズはまぬけ!?』『耳朶ノ軟ラカサニ練ルコーナー』などなど。それで、少しずつコーナーが被ってる。厳密に分けるのは難しいです、ほんとはね。でもそこをパシッと分けることにしました。それで『点々画報』はこれは写真週刊誌だと。ド〜ンと1枚の写真がメインであって、それに記事が付いてる形。『ニュース三昧』はコラムがあって、写真やイラストは補足。『レンズはまぬけ!?』はおもろい風景。とにかく出かけて採集する細々したもの。『耳朶ノ軟ラカサニ練ルコーナー』は印刷物、映像などの媒体の世界。これで棲み分けができたわけですね。

―――なるほど。今回「点々画報」がカラーなのは、やっぱり写真からの情報量が多くなるのでそれはメリットですね。

うず編「そうでしょ! それが狙いですから(笑)」

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―――「ニュース三昧」のニュースは、どうやって集めるんですか?

うず編「今回書ききれなかったネタもあるぐらいで、この手の話題ならいくらでもあります(笑)」

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―――「北河内潤滑油」は新作じゃなく傑作選ですね。これはネタに困ったんですか?

うず編「いえ、ネタはたくさんあるんですが、HAZZマガのバックナンバーがほとんどもうないので、創刊号から続いてるこの名物コーナーの面白いことろをもう一度皆さんに読んで笑ってもらいたいなと思ったんです」

―――当時は手書きとか、ワープロとかでしたよね?

うず編「そうです。だから今回傑作選だと言っても使い回しで楽ということはなく、全部入力はやり直していますし、間違いを直したり、解説付けたり、けっこう手間はかかってます(笑)」

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―――続いて「耳朶ノ軟ラカサニ練ルコーナー」ですが

うず編「たった1ページですが、おもしろネタが詰まってるでしょ」

―――これは誰かの投稿ですか?

うず編「今回は全部僕が見つけたものです(笑)」

―――まさに「うずら眼」ですね(笑) よう見てるなぁ。

うず編「これもほんとはなんぼでもありますよ。みんな気にならないから見過ごしてるだけ。僕の近くだけに変なものが集まってるわけやないです(笑)」

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―――次はマンガですね。ポポ星人シリーズ。描き下ろしですか?

うず編「未発表作品ですが、描き下ろしというわけではないです。作者のひらさわたく先生(笑)は、いや中学時代からの旧友ですけど、ほんまに学校の先生になっとるんで先生と読ばなしゃあないわけです(笑)が、思いついたようになんの前振りも後説明もなくFAXを送りつけてくることがあって、今回のも何年か前に送ってきたものです。

―――どうしろという指示もないんですか。

うず編「ないんです(笑) ポポ星人はけっこうある筋では有名で、各方面にファンがいますね。びっくりするような人が知ってたりしますよ」

―――今回はどうして『ブラック・レイン』なんですか。

うず編「たまたま、ひらさわ先生が、テレビかなんかで見たんでしょうね『ブラック・レイン』を(笑) ほんで描いたと。どうせそんなこっちゃと思います(笑)」

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―――もう一本のマンガ『自由家族』は、編集長の作ですね。

うず編「はい。別のペンネームで載せてもよかったんですが、かつてのHAZZマガだと一人で何人もの名前を使い分けてましたけど(笑)、そういうのももう面倒になって(笑)」

―――これ、モデルの家族がいますよね?

うず編「いや、いません(爆) いない、ということになってます(笑)」

―――さりげなくバックナンバーのお知らせなんかも載ってますが。

うず編「これ、バックナンバーを売りたいということではなくて(笑)、過去どんな号があったのかを簡単に紹介するページを作ろうと思ったんですけど、今回そこにページをさくとノスタルジーいっぱいのなつかしがる号になってしまうので、それはもう『北河内潤滑油』の特集でええやんということで、超簡単に紹介する意味でこっそり載せました。だって〈残部僅少〉って書いてるのは本当に1冊とか2冊しか残ってないんで、欲しいと言われたら困る号もあったりします(笑)」

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―――「うずまきシネマ」も復活ですね。

うず編「これは僕のBlog『うずら眼』に載せたものを加筆修正したものです。この映画大好きなんで載せとこうと思いました」

―――ヒッチコックを取り上げるのは2回目ですね。

うず編「ヒッチコックは映画にメッセージ性を持たせず、純粋にエンタテインメントを作る監督なんで大好きなんです。映画に理屈は要らないです。あってもいいけど、面白いか面白くないかが大問題なんで」

―――「駄菓子招待席」も復活ですね。

うず編「タイトルは昔、夜の5分帯番組で桂米朝がナレーションをしていた『味の招待席』というのがあったんですね。それのパロディになってるんですが、もうその元を知ってる人も少ないでしょうねぇ。米朝師匠も車椅子らしいし…。みな、歳とりますわな」

―――「今月のパンダ」は投稿ものですね。

うず編「ねぇ、みんなパンダ好きでしょ?(笑) 投稿者のこばんさん、今どうしてはるんでしょうね。見てたら連絡ちょう〜だい!(笑)」

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―――編集後記はちょっと置いておいて先に「レンズはまぬけ!?」をいきましょうか。巻末カラーですね。中とじだから巻頭がカラーだったら巻末もカラーにできるんですね。

うず編「そうなんです。『レンズはまぬけ!?』はHAZZマガが休刊してからも、僕の写真とカメラのウェブサイト『ライカでラララ♪』の1コーナーとして続けていました。今回のはそこに載せたものもありますが、未公開のものもあります。キャプションは、ウェブサイトのものは見ずに新たに書起してますので、全然解釈がちがうことになってるかもしれません(笑)」

―――これも投稿2作品以外は…

うず編「はい、僕が撮ったものですね。こういうタイプの写真を見ると『あ、宝島のVOWやん!』という人がいるんですが、VOWが始まる前からこんな写真を撮ってますし、HAZZマガのコーナーも始まってますしね。見て真似したんではないんです。けどどっちがオリジナルかなんて主張するのはばかばかしいし。こういうところを面白がるのはちょっと注意深い人ならだれでもあり得ることだと思いますしね」

―――で、編集後記「13号のアリバイ」ですが、今回はほんとにメンバーの消息が語られていて「アリバイ」になってますね(笑)

うず編「そうですね〜、とにかくほとんど17年間接触がなかったですからね(笑) ケンジとマサトからは年賀状は来てましたけどね。でもケイとカッキンはネットで連絡が取れたので、今はケンジやマサトよりも情報交換がしやすいです(笑) ノリコの行方がわからないんですよね。誰か知りませんか?(笑) 森いざみって名前で活動してるかもしれません。ノリちゃんが、結婚してただの主婦に収まってるとは思えないんですよ。絶対なんかクリエイティブな、アーティスティックな活動をしてると思うんです」

―――この復刊を機会に、みんなの消息が知れたらいいですね。さて、最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。

うず編「HAZZマガは、一言で言えば『気づき』を提供する雑誌です(笑) 見逃してるオモロいもんをこれですよと。人間の人生ってそんなに華々しいもんやないですけど、華々しくないと思うのは思う人の勝手。けどこんなオモロいもんはないと思うのも思う人の勝手。オモロくするかつまらなくするかは、ほんとは自分次第なんです。で、オモロいと思うためにはアンテナをピピッと張っとくといいわけです。そういうのをHAZZマガでは『これオモロいでぇ』と見せていきますので、気に入ったらごひいきにお願いします」

―――以上。ごくろうさまでした。

うず編「こちらこそ。ありがとうございました」

★HAZZマガ編集部のブログがあります。そこには編集業務の様子がちょこちょこアップされています。興味のある方は覗いてみてください。
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HAZZマガジン13号発行記念
編集長ロングインタビュー(前編)

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さてさて、ワタクシ、うずらまんは17年前までミニコミ雑誌を作ってたんです。そしてそのミニコミを17年ぶりに復刊することにしました。いったん休刊した雑誌が復刊するなんてことはほんとうに珍しい。いやほんと。だいたい休刊っていうのは廃刊なんですよ。ミニコミにしても市販の雑誌にしても。いろいろな事情に追いつめられた結果です。

 さ、ネットの世界も面白いけど、やっぱり消えものなんで、紙媒体というのにもこだわってみたい。そりゃ昔のように情熱もエネルギーもないけど、そこはいろいろな知恵と勇気でカバーして。ミニコミというよりももっと小規模な「ジン」というスタイルに近いかもしれませんが、とにかく初版20冊完成。ここからバトンタッチ。

★はい、代わりました。バーチャル・スタッフのピコレットです。
 『HAZZマガジン』13号発行について、うずらまん編集長に逆インタビューという形で語ってもらいます。誌面に書ききれなかった裏事情もわかるよん。では、どうぞ。

―――17年ぶりに『HAZZマガ』を復刊したわけですが、今の気分はどうですか?

うずらまん編集長「スッキリしました(笑) っていうかね、17年間『出すで、HAZZマガ作るで』と言い続けてきて作れなかったわけで、狼少年と一緒。もう誰も見向きもしてくれへんかった(笑)んやから、『な、うそちゃうやろ?』というのと肩の荷が下りたという感じの混合タイプですね」

―――なぜ、17年も作れなかったのか、またなぜ今になって作ろうとおもったのかという点は?

うず編「誌面の都合であんまり詳しくは書けなかったんですが、それでもその一端は13号に書いてます(笑) こんなちっぽけなミニコミなんですが、雑誌作るってものすごいエネルギーが要るんですよ、ほんま。「ミニコミ3号」って言葉があるんですが、3号までは続くけど、その後消えて行くのがほとんど。何が続かないってね、ズバリお金です(笑) 気力やネタよりも先にお金が尽きます。お金が足枷になって他が蝕まれていき自然消滅。ミニコミってみんなそんな運命をたどってますね。

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―――HAZZマガもそうだったんですか?

うず編「そうです(笑) HAZZマガは、7号ぐらいで一度印刷屋さんに未払いが起きて迷惑をかけたのでその反省でメンバーでお金をまず出し合い資本金として、持ち出す冊数に応じてその分のお金を置いて行くということにしました。けど1995年に出した12号なんてゲストライターも多かったので170ページもあったんで初めて背表紙が付けられて喜んでたんですが、これの印刷費ってスゴいです。売れる分、売れ残る分含めて、最初に印刷費だけは印刷屋さんに支払わないといけませんから。これで資本金なんかすっ飛んでしまいました(笑) 11号ぐらいまでは広告取りをして広告収入で何割かをまかなうということもやってみたんですが、これがえらく面倒で神経も使うしそんなことしてたら雑誌作りの気力が萎えてしまうので、12号では広告は一切載せませんでした。交換広告以外は。つまりお金のやり取りなしの分だけ。で、このお金という重荷がHAZZマガを押しつぶしてしまったんです。

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―――で、今回復刊できたのはどうしてなんですか? しかもカラーページまでありますが。

うず編「今回は、原点に立ち返ろうと。HAZZマガは最初からオフセット印刷で創刊しましたが、僕がそれ以前に関わっていたミニコミは、コピーで作ってたんですね。オフセット印刷で作るミニコミはたくさん刷れば1冊の単価は下げられます。ただし、たくさん刷らないとそのメリットは出で来ない。たくさん刷るとたくさん売らないといけないし、印刷代として最初に大きなお金が必要になる。この方法では最初お金を集めてもまた尻窄みになってしまうのは目に見えてる。じゃあ、コピーか。コピーはなるほど1冊からでも作れる。たくさん刷ってもコストを下げるということはできないけど、何百円かあったら1冊できます。今日は5冊売ろうとか思ったら5冊分だけのお金があったらいい。けどコピーは印刷に比べてやっぱり1回複写するので品質が落ちます。ズレるし。

―――じゃあ,にっちもさっちもいかないですね(笑) 追いつめられた編集長はどうしたんですか?

うず編「こういうときに僕は変に頭が回るんです(笑) エクソシストも顔負けですよ。しかも時代が味方してくれるんですよ。HAZZマガは創刊当時1〜3号まではフル手書きで作ってました。僕が参加した4号からはそのころやっと普及しだしたワープロを導入。ワープロとコピーの代用写植で誌面を作ってました。そして12号でDTPに。Macintoshで誌面を作るようになりました。でも最終は紙の版下を作っていました。そして13号。フルデジタルです。紙の版下は一切ありません。AdobeのIllustratorというソフトで誌面をデザインします。でね、話はコンビニに飛びます(笑) コンビニって必ずコピー機があるじゃないですか。

―――あ、ありますね。学生がノートをコピーしたり、奥さんがなんかサークルの新聞とかコピーしたりしてますね。

うず編「それが最近は高機能になってて、いろんなものをプリントアウトできる機械になってるんです、そのコピー機が。セブンイレブンのはUSBメモリーやSDカード、CDなんかを読み込めるようになってる。つまりそこでデータからのプリントアウトができるんです。ということは作った誌面のデータをそこからプリントアウトできれば、コピーじゃなくて、ダイレクトで印刷。オンデマンドプリンターとしてコンビニのコピー機が使えるやん!と。調べてみるとカラーもいけるし、もちろんモノクロも。モノクロなんかA3でも10円なんです。ということは今まで通りHAZZマガをA5サイズの冊子にするらなA3の両面20円で8ページが作れるということになるでしょ。1ページ2.5円。これオフセットなんかせんでも安く作れる!

―――だんだん、見えてきましたね!

うす編「値段から逆算すると、1冊300円の印刷費用で、モノクロやったら120ページの冊子を作れるんですね。けど、ここで考えました。せっかくの17年ぶりの復刊やのに、表紙がモノクロ? そらあかんは、そんな景気の悪いのは。じゃあカラーはというと、B5、A4、B4は1枚50円。両面で100円。けど、A3は片面80円。両面で160円。高いやん。いや待てよ。HAZZマガはA5判の冊子。A4で100円掛けて表紙だけカラーにするよりも、160円掛けたら、表紙含めて8ページもカラーにできる。ほんならこれは巻頭、巻末グラビアにできるぞと。それに120ページ分のコンテンツを作るのは結構大変やし、そんなページ数になったら製本はどうする?

―――そうか、オフセット印刷だったら印刷屋さんに無線綴じを頼めばいいけど、コンビニでのオンデマンドだったら自分でやらないといけないですよね。

うず編「そうなんです。そうすると、一番簡単なのはホッチキス留め。しかも冊子として手間がかからずそこそこ見栄えがするのは中とじです。中とじも市販のタテヨコホッチキスを使うならそんなに枚数は綴じられませんしね。ということで、13号は表紙込みで24ページ、内カラーが表紙込みで8ページ、モノクロ16ページという構成になったんです。これで印刷費が1冊200円。細かいことを言うとホッチキスの針や製本の手間賃なんかもほんとはのせたいところですが(笑) でもまぁ、印刷費用だけ出ればいいと割り切りました。とにかくね、手に取りやすい価格ってやっぱり雑誌なんで500円までだと思うんですよ。それ以上になったらモノとしてもっとちゃんとしないと。気軽さもなくなってくるし。

―――手に取ったとき、薄いと思うんですけど、中身を見るとけっこう…

うず編「濃いでしょ? 中身ではけっして12号に負けてないと思ってます(笑) 12号が中身薄いって言うてるわけやないんですけどね(笑) それぐらい気合い入れて13号作りました、ということなんです」

―――では、編集長ロングインタビュー、次回の後編では、中身について聞きたいと思います。

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気分はニセムービーカメラ!?
KYOCERA SAMURAI Z2

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京セラのSAMURAI Z2。これは1989年9月発売だから、僕が結婚した年じゃないか(笑)。実はSAMURAIシリーズは大好きなカメラでかなり注目していたのだけど、結局手に入れることなく現在に至っていた。

 僕が好きになる要素が実にいっぱいあるカメラだった。まず、一眼レフにしては小型であること。そして縦型という斬新なデザイン。ハーフカメラであること。坂本龍一がCMをしてたこと…などである。SAMURAIシリーズは昭和の末期にキラ星のごとく登場し、ハーフの利点を生かした斬新なスタイルで、ヒットしたカメラだった。でも、なぜか縁がなかった。

 当時、伝説のミニコミ誌『HAZZマガジン』を作っていた僕は、取材用のカメラとしてこれが欲しかったのだ。しかし、気になることが一つだけあった。このことはHAZZマガの1行ニュースにも気になったので書いたことを覚えている。
 当時は、なんせお金がない。カメラを入手しても現像やプリントにお金が掛かる。ただそのころはフィルム写真の全盛期だから安いDPEはあった。異業種の店でも代理店をしていた。ミニラボの特急仕上げはまだ出て来てなかったけど、格安で受け付ける店はたくさんあった。上がってくるのに2、3日は掛かったのだけど。
 そんな中で、そう僕はくずはモールのダイエーの薬局を時々利用していた。そこに出すと確かに安かったのだけど、ハーフは必ず絹目の縁なし仕上げになって上がって来た。他の仕様は選べなかった。僕は縁ありのツルツルが好きだったし、ミニコミ用の印刷原稿とするなら絹目は印刷用の網掛けをした場合、モアレを起こしてしまう可能性があった。となると、取材用としては使いにくいことになる。それで急速に興味を失ってしまったのだ。僕の取材カメラはOLYMPUSのXA-4になった。

 さて、このSAMURAI Z2。レンズはKYOCERA AUTO FOCUS 3X ZOOM 25mm/F4-75mm/F5.6だ。広角側25mmは、ライカ判に換算すると35mmだ。これがF4というのは暗いと思うが、プラカメでフルオートでズームのカメラというと暗けりゃストロボをビカビカ光らせればいいのだ的な考え方で作られていたからだ。広角側は25mmということは、オートハーフやペンWと同じである。望遠側は75mmだから、またライカ判で換算すると105mm。普段使いには必要十分である。

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で、ずっと縁がなかったはずのSAMURAIをなんで今回入手するきになったかというと、MazKenさんが僕の耳元で「ハーフだし、プラカメだし」とささやいたのだ(ネットの上の耳元だけど)。

 さてさて、今度の「ペンスケッチ展8」にこのSAMURAI Z2で撮った写真を出せるかな? 出したいな。まだわからないけど、がんばってみよう。なんだか、ペンやオートハーフとは違った面白さがあるハーフカメラだと思うので、使うのがとても楽しみだ。
 まだまだ書きたいことはあるけど、それはおいおいと、写真を撮りつつ書いていきたいと思うのだ。今日やっと電池を買って来た。2CR5は1個980円だった。フィルムはコダックの400の24枚撮りを入れた。準備万端。明日はなんか天気悪いって言ってるけど…。

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昨日夕方の散歩/LUMIX LX3

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昨日、夕方短時間ですが散歩しました。その時の写真はLUMIX DMC-LX3でほとんど撮ってました。アルバムにまとめましたので、どうぞご覧ください。カラー、モノクロいろいろあります(^ε^)。

→「ご近所の冬 2012」

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自分専用カップヌードルを作って食べてみた

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YANBOさんの案内で2012年1月29日(日)、warakadoさんと3人、池田市の[インスタントラーメン発明記念館]に行って来ました。そう、発作的に自然発生した[大阪Pen倶楽部]のオフ2回目でもあります。ブラパチ目的ですが今日はラーメン体験がメイン(笑)

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阪急の駅前からちょっと歩いたところにその記念館はあります。「早めに来てください」と記念館の人が言っていた理由がわかりました。カップヌードルを作る体験をしたかったら早く行かないとかなり並ばないといけなくなるんです。どんどんお客さんが来てました。団体旅行のコースにも入っているようで、日本人だけでなく、中に入ると僕には耳慣れた広東語も飛び交っていました。

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日清食品の創業者 安藤百福さんの銅像が記念館の表に堂々と立っていました。カップヌードルのカップの上に立っているのがいいなぁ。手にしているのはチキンラーメンの袋。

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親交が会ったという中曽根康弘元首相の文が。さて、入館は無料です。入ってみましょう。

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世界で初めてのインスタントラーメンである日清のチキンラーメンが生まれた小屋のレプリカがありました。安藤社長の自宅の庭先に作られた小屋だったそうです。

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小屋の中の机の上、インスタントラーメン・ウォール、懐かしいカップヌードルの自動販売機。

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「マイカップヌードルファクトリー」でカップヌードル作りの体験をしましょう。専用のカップ(デザインが市販のとは違うんですちゃんと「MY」って書いてある)を300円で買って、手を消毒します。空のカップにふたをしてもらって、ポスカで絵を描きます。左からwarakadoさん、僕、YANBOさんのカップ。

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カップの絵が描けたら、あとはファクトリーの係の人にカップを渡します。そして機械にそれをのせてもらい、こっちでハンドルを回して麺にカップをかぶせ逆転させてカップに麺を入れ、スープも3種類から好きなのを選んで、4種類の具をチョイスして好きな具を入れてもらいます。僕はスープはカップヌードル、具はひよこちゃんかまぼこ、コロチャー(肉)、ネギ、エビにしました。
 出来上がったら、ラベルでシーリングし、さらにラップしてもらいます。売ってるのと同じ仕上げになります。そして持ち帰り専用の袋に入れます。ここに空気を入れると持ち帰りパックの完成です。宇宙で食べられたインスタントラーメンの展示もありました。

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さて、家に帰ってからですが、その「マイカップヌードル」を食べてみました。ラップ放送をむくのはもったいないとは思いますが、永久に置いておけるものでもないし、美味しいうちに食べましょう。お湯を注いで3分待ちます。はい、できました。

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ふはふは、ズルズル。うん、やっぱりおいしいな。楽しくておいしい[インスタントラーメン発明記念館]のカップヌードル作り体験、みなさんもお試しあれ。
 もっと本格的なチキンラーメンを作る体験は予約が必要ですが、麺を粉から練って打つところから体験するので楽しいですよ。そっちはまた今度載せますね。ただ手が粉だらけになったり、作業も忙しいので写真があんましないんだけど…(笑) 楽しいとこに連れて行ってくれたYANBOさんありがとう。

★YANBOさんの「大阪ペン倶楽部 池田にてチキンラーメンを作るの事」も合わせてお読みいただくといっそう楽しめます(^ε^)

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今日のミニ工作/PenSのレンズキャップ

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以前、コニカのフィルムケースのキャップ、ハムスターのフィギュア付きのボトルキャップでOLYMPUS PenSのレンズキャップを作りましたが、今日は新作です。

コカコーラから発売のビタミンウォーター。このペットボトルの口は一般的なペットボトルよりも広口になってます。キャップも大きい。Pen Sにはめてみるともう少しで入りません。

内側をカッターナイフで削ってやると何とか距離リングにはまりました。
自分でも作ってみようと思う人は自己責任で。刃物を扱いますからケガにはご注意ください。

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「阿房散歩」シリーズスタート!
久々更新!「面白半分」

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先日、36コマ ビュープリント展のときに「『面白半分』はもう更新してないの?」と言われたてしまったので、更新やりましょう!と思いました(笑)

 『面白半分』というのはかなり前からやってる僕のハーフカメラとその写真のWebサイトです。正味5年ぶりぐらいの更新かもしれません。いや、MacのiWebというソフトで簡単にページを作れるのでそれでいくつか作ってアップしたものはありました。でもiWebは簡単でいいんですが、データをローカルに保存しなくて、直接MobileMeのサーバにアップするようになっているので、2012年のMobileMeサービスの終了と同時に使えなくなっちゃうんです。作ったデータはサーバから落としてくることはできるにしても。なんだかなぁ。というわけで、簡単に使えるものはこういうことになるし、アルバムサービスなんかだとこれも簡単だけどサービスが終わるとか容量制限とか広告付くとかいろいろとありますしね。Blogも簡単だけどまとめて過去の写真を見るとか、そういうのには適してないし。

 で、原始的で今時だれもやってないけどHTMLのページを作って更新することにしました。面倒だけど、これが一番応用が利くんですね。

 というわけで、去年撮影の分ですが未公開の散歩写真をアップしました。香里園から寝屋川の散歩写真をご覧ください。

「面白半分」ハーフ写真集「阿房散歩」香里園から寝屋川の巻

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帰って来たPenS 2.8/ピンチヒッター「今月の一台」代打です

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昨日、OLYMPUS PenS 2.8が修理から戻って来ました。年末、久しぶりに使おうかと思ったら、シャッターボタンが押せない、巻き上げられないということになってしまっていたんです。
 今回、修理はmuk エムユーケイカメラサービスさんにお願いしました。

 今月の一台に決めたPenFVも故障であえなくリタイアしてしまって、今月の一台が空席となってしまったので、元気に帰って来たこのPenS 2.8を現役復帰第1弾として「今月の一台」の代打として登板してもらうことにしましょう。

 このカメラを買ったのは大阪の梅田のカメラ屋さんだったと思います。まだそのころPenはEE-3しか持っていなくて、マニュアル操作ができるPenが欲しくなったんです。会社の飲み会で会場が梅田になったときに早めに梅田に行って買いました。
 早速フィルムを詰めて使い始めたんですが、光線漏れがわかりました。モルトが痛んでいたんですね。で、自分で代用品で対応しました。百均で買って来た黒いクッションゴムを細く切って溝に詰めたました。それから不具合なく使っていました。

 すべてがマニュアル操作というのは、ライカM6を使っていた僕には撮影のリズムがよく似ていてとてもなじみました。小さいながらもきちんと動くメカが気持ちいいカメラです。本当にこのカメラはわが家の記録に活躍しました。子どもたちの成長も数々このカメラがとらえました。ライカの次に僕が信頼しているカメラです。

 他にもPenを所有するようになって出番は少し少なくなりました。信頼するカメラなので大事にしすぎたのかもしれません。だからへそを曲げちゃったのかな。シャッターが故障したのは。やっぱりカメラは適度に使わないと調子が狂いますね。今回はmukさんでシャッターだけでなく、ファイダーもクリーニングしてもらい、とても見やすくなりました。

 というわけで、FVの後を受けて、今月のカメラはPenS2.8が担います。

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36コマ1本勝負 ビュープリントで遊ぼう!展
FINAL in 神戸 1/21(土)22(日)の2日限定開催!!

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というわけで、昨年渋谷で大好評のうちに閉幕した「36コマ一本勝負 ビュープリントで遊ぼう展 FINAL」がいよいよ神戸へ巡回してきます。

 もちろん、渋谷展そのままではなく、さらにパワーアップした作品が2日間の限定開催に凝縮します。ぜひぜひ会場へ足を運んでください。詳細は公式blog「HALFがちょうどいい」の36コマ神戸の案内をご覧ください。

 今回は2日間しか開催日がありませんので、ワタクシは会場に2日とも詰めている予定です。ぜひぜひ遊びに来てください。

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シリーズ「今月の一台」/OLYMPUS Pen FV(1)

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さて、今年からスタートさせるカメラ雑文シリーズがこの「今月のカメラ」です。

 月に1台カメラを決めてそれを重点的に使ってみようという企画。まあ、webサイトの方でさんざん紹介しているのも出てくると思いますけど(笑)、またこのBlogでも過去に書いているものもあると思いますけど、それでも新鮮な気持ちで書いてみようと思います。
 最初のカメラとして何を取り上げるか迷ったのですが、やっぱり最初は美しいカメラがいいなということで、OLYMPUS Pen FVにしました。

 ハーフカメラのオリンパスペンシリーズの中で、ハイアマチュアからプロ用としてリリースされたのがコンパクトではDシリーズ。そして一眼レフのFシリーズ。F、FTに続いて3番目に発売されたのがこのFVです。

 Fは最初のハーフ一眼レフで、ハーフのメリットを生かし小型でしかも独自のメカで設計されました。後継機のFTはFのメカを徹底的に見直して、華奢だった構造を基本から設計し直してさらに実用に堪えうる仕上げにしたもの。露出計も搭載しました。このFVは強靭になったメカのFTから露出計を省いたモデルで廉価版という位置づけです。カメラの性能としては初代Fと同等。違うのはセルフタイマーが付いているということぐらいです。

 しかし、何が幸いするかわかりません。この廉価版であるFVは露出計を搭載しなかったため今このカメラを楽しむときにメリットがあります。半世紀近くたったカメラはいろいろと不調になります。FTの弱点は露出計。これが壊れてしまった個体がけっこうあります。また露出計へ光を通すため一部をハーフミラーにしているのですが、そのハーフミラーが経年変化でやられてしまっている個体。また、ハーフミラーがやられていなくても、ハーフミラーであるが故にファインダーの中へ届く光の量が少なくなり、ファインダーが暗いという弱点もあったんです。FVはそれらの点は全く心配がありません。

 さて、この僕のFV、黒です。Fシリーズで黒が発売されたのは、医療用などの特殊機器用を覗いて一般に販売されたものではFTにしか例がありません。つまりFやFVに黒はないんです。あったら後塗りと思って間違いありません。
 FTの黒は人気でかなり高値で取引されています。そのためシルバーのFTを黒く塗ってフェイクを作り売るような輩もいるぐらいです。せっかくのFTが偽物になってしまうわけですね。僕のFVはそもそも黒がないので最初から後塗りと誰にでもわかります(笑)
 なんで黒いのかというと、[トミーのリペイント]のトミーさんに依頼してペイントとメカの調整をしてもらったからです。
 ブラックペイントしたのは、シルバーのFを持っていたので、今度は黒にして視覚的に区別が付くようにしたかったこと。トミーさんのペイントはとてもあこがれだったのでぜひ1台お願いしたかったこと…などが理由です。FVはフィルムフォトに見切りをつけたwarakadoさんが機材を整理する際に声をかけてもらって譲っていただいたのでした。入手したときもちろんシルバー。とても美しかったので塗ってしまうのはもったいないとは思ったんですが。後日、warakadoさんをペンスケッチ展にお誘いして、また結局warakadoさんはFTを買い直すことになってしまうのですが…(笑)

 さてFV。以前はラバーフードを付けていたんですが、ラバーフードはダメですね。使っているうちに破れちゃうんです。で、僕はフードが必要な繊細な作品を撮るようなタイプではないのでフードは使わないことにしました。でもカメラの扱いは乱暴なので、そのフードのワクだけ残しています。プロテクターの役目ですね。レンズ先端より1センチぐらいはフードのワクだけだけど出ていますから、当てても直接レンズにダメージはないでしょう。そしてほんの少しだけ、ないよりましという程度のフードの効果も期待できるかも。

 レンズキャップもオリジナルのものではなく、汎用のプラスチックのものを常用してます。すぐなくすから。トミーさんの美しいペイントですが、速写ケースや保護シールなどは貼ってません。だから傷は入ってしまいますが、まあそれもいいかなと思っています。当てないように気をつけていても多少は傷が入りますね。巻き上げレバーの先はやっぱりペイントがはがれてます。

 というわけで、今月はFVを「今月の一台」にしようと思います。今日はカメラの話だけ。また撮った写真は別の日にご紹介。そしてまたうだうだとお話しします(笑)

★今、気付きました。写真の落書きに「ラバーフィルター」って書いているけど、んなもんありませんね(笑) ラバーフードの間違いです。見せしめのためこのまま残します。

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