
▲さて、今年からスタートさせるカメラ雑文シリーズがこの「今月のカメラ」です。
月に1台カメラを決めてそれを重点的に使ってみようという企画。まあ、webサイトの方でさんざん紹介しているのも出てくると思いますけど(笑)、またこのBlogでも過去に書いているものもあると思いますけど、それでも新鮮な気持ちで書いてみようと思います。
最初のカメラとして何を取り上げるか迷ったのですが、やっぱり最初は美しいカメラがいいなということで、OLYMPUS Pen FVにしました。
ハーフカメラのオリンパスペンシリーズの中で、ハイアマチュアからプロ用としてリリースされたのがコンパクトではDシリーズ。そして一眼レフのFシリーズ。F、FTに続いて3番目に発売されたのがこのFVです。
Fは最初のハーフ一眼レフで、ハーフのメリットを生かし小型でしかも独自のメカで設計されました。後継機のFTはFのメカを徹底的に見直して、華奢だった構造を基本から設計し直してさらに実用に堪えうる仕上げにしたもの。露出計も搭載しました。このFVは強靭になったメカのFTから露出計を省いたモデルで廉価版という位置づけです。カメラの性能としては初代Fと同等。違うのはセルフタイマーが付いているということぐらいです。
しかし、何が幸いするかわかりません。この廉価版であるFVは露出計を搭載しなかったため今このカメラを楽しむときにメリットがあります。半世紀近くたったカメラはいろいろと不調になります。FTの弱点は露出計。これが壊れてしまった個体がけっこうあります。また露出計へ光を通すため一部をハーフミラーにしているのですが、そのハーフミラーが経年変化でやられてしまっている個体。また、ハーフミラーがやられていなくても、ハーフミラーであるが故にファインダーの中へ届く光の量が少なくなり、ファインダーが暗いという弱点もあったんです。FVはそれらの点は全く心配がありません。
さて、この僕のFV、黒です。Fシリーズで黒が発売されたのは、医療用などの特殊機器用を覗いて一般に販売されたものではFTにしか例がありません。つまりFやFVに黒はないんです。あったら後塗りと思って間違いありません。
FTの黒は人気でかなり高値で取引されています。そのためシルバーのFTを黒く塗ってフェイクを作り売るような輩もいるぐらいです。せっかくのFTが偽物になってしまうわけですね。僕のFVはそもそも黒がないので最初から後塗りと誰にでもわかります(笑)
なんで黒いのかというと、[トミーのリペイント]のトミーさんに依頼してペイントとメカの調整をしてもらったからです。
ブラックペイントしたのは、シルバーのFを持っていたので、今度は黒にして視覚的に区別が付くようにしたかったこと。トミーさんのペイントはとてもあこがれだったのでぜひ1台お願いしたかったこと…などが理由です。FVはフィルムフォトに見切りをつけたwarakadoさんが機材を整理する際に声をかけてもらって譲っていただいたのでした。入手したときもちろんシルバー。とても美しかったので塗ってしまうのはもったいないとは思ったんですが。後日、warakadoさんをペンスケッチ展にお誘いして、また結局warakadoさんはFTを買い直すことになってしまうのですが…(笑)
さてFV。以前はラバーフードを付けていたんですが、ラバーフードはダメですね。使っているうちに破れちゃうんです。で、僕はフードが必要な繊細な作品を撮るようなタイプではないのでフードは使わないことにしました。でもカメラの扱いは乱暴なので、そのフードのワクだけ残しています。プロテクターの役目ですね。レンズ先端より1センチぐらいはフードのワクだけだけど出ていますから、当てても直接レンズにダメージはないでしょう。そしてほんの少しだけ、ないよりましという程度のフードの効果も期待できるかも。
レンズキャップもオリジナルのものではなく、汎用のプラスチックのものを常用してます。すぐなくすから。トミーさんの美しいペイントですが、速写ケースや保護シールなどは貼ってません。だから傷は入ってしまいますが、まあそれもいいかなと思っています。当てないように気をつけていても多少は傷が入りますね。巻き上げレバーの先はやっぱりペイントがはがれてます。
というわけで、今月はFVを「今月の一台」にしようと思います。今日はカメラの話だけ。また撮った写真は別の日にご紹介。そしてまたうだうだとお話しします(笑)
★今、気付きました。写真の落書きに「ラバーフィルター」って書いているけど、んなもんありませんね(笑) ラバーフードの間違いです。見せしめのためこのまま残します。
Recent Comments